King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

深まる季節深まる期待

2015年10月24日 14時35分21秒 | 珈琲
スペシャルティコーヒーがどんどん値上がりし、
さらに選べる豆の種類も少なくなって選択の幅が
狭まる中、よりによりをかけ選んだバカマラと
イルガチェフはどちらも好評です。

特にエルサルバドルのバカマラはやっと本家の
エルサルバドルのバカマラが入荷したことと、
農園も複数の中から選べるようになり、これも
かつての倍に値段は成り果てているのですが、
それでもこの深まる秋にとてもマッチして何杯でも
重ねて飲んで秋の午後を過ごしてしまう味です。

後目立った動きはブルボン種ですが、他の国の豆
や中米産となると今売りに出ているのはほとんどが
ブルボン種なのです。

これは希少種を除くとほとんどがイエローブルボンで
値段で選べばブラジルのものが安くて選択に迷いも
なく決まりですが、なぜか何倍もする他の国のものも
普通に売られているので不思議に感じます。

その最たるものが、離島系です。

ガラパゴスとかマダカスカルとか、なぜ、そのような
高いものを買わなくてはならないのかと思うのですが、
世の中、人の知らないものを手にして喜ぶ人も高くて
希少なものを尊ぶ人もいるのです。

ところで味だけをよりどころにしていても昨今では
その希少で独特な酸という名のもとにかつての値段では
買えなくなってしまったバカマラなどいい迷惑です。

そんなわけで、日陰干し秋摘みなどの今の旬の名のもとの
ブラジルブルボンには目を向けずに今後もバカマラと
イルガチェフの選りすぐりをしばらく追求していきます。

同じバカマラでもニカラグアとエルサルバドルでは
味わいが違いそれを比べて飲むのも楽しいものでしたが、
ニカラグアのバカマラはピーベリーが入るだけとなり
ナチュラルの大粒物はなんと前回の倍になっています。

うっかりこれはいいなどとブログに書くと途端に上がる
のではと勘繰ってしまいます。

当店でダテーラならブルーとかイエローなどより断然
サンライズが安くてうまいと書いたら途端にそれは入荷
待ちの状態になり、かつての値段では手に入りません。

ですから味と値段についてはこんなネット上で話題に
してはいけないと気が付くのでした。

商社の言うままのカッピングコメントを並べてその数を揃え
今の流行のように装うのが正しい豆屋なのでしょう。

まあそんな豆のあれこれを試飲で確かめに是非来店して
みてください。

三時までにご来店ください。それ以降は引き渡しのみ
電話で相談の上対応しております。
コメント
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