暖冬とはいえ毎夜氷点下に下がり、北側の珈琲部屋はいつもはなるべく暖房をつけることなく
珈琲豆の熟成のため冷蔵庫のような寒さを保たれています。
この寒さこそ珈琲豆の醍醐味を存分に引き出し、冬の恩恵を感じることのできる現象なのです。
とはいえ一般の人にはこのようなことはなかなか理解されず、冬は嫌なものとずっと敬遠される存在で
二っパチと表現される二月と八月はとかく景気の悪い象徴のように扱われてきました。
とかく正月の反動やそもそも他の月より二日少ないというハンディがあり、冬という不活性の月と
いうことでそのイメージが定着していますが、中華民が大量移動し、日本の各観光地にはこの時期
春節という言葉が根付き、また違った趣も持つ人たちも増えていると思います。そこに来て今年は
新型コロナウィルスの影響でまた違った年となっています。
そしてそんな世の中の動きとはまるで関係なく、私は引越し後の整理と帳簿付けや決算に追われ
その合間にいかにスキーと温泉を堪能するかという苦心をつづけるのでした。
一方ポケモンではこの春節にちなんでイベントが行われていて普段出ないポケモンが大量発生して
いたりします。
なかでもコイキングという地味なキャラが今は大量に発生し、そもそも進化させるのに400個の飴が
いるという過酷な成長ノルマの難しいキャラがなんとその進化した姿のポケモンすら野生で出てしまうという
大放出ぶりでした。
もう三年も経ちこのコイキングの成長型のギャラドスというキャラももう珍しいものではないからなので
しょうが、このコイキングを集めるというのは普通のニュースでこれにこだわり集めている人が取り上げられ
て私の記憶にあり、自分もいつか進化させられるだろうかと始めたときに思ってストックに入れていましたが、
にわかにこの春節に至る所に鯉が跳ねている光景と野生でギャラドスが出ていて捕まえられるのは唖然と
してしまいました。
あと春節も一日で終わりという今、私もギャラドスに進化させられストックの充実を感じているのですが、
その反面レイド戦では玉五つのレベルでの成果が上がらず不満が募る結果となっています。
上里ウニクスで星五つのレイドを成功し、秩父では西武秩父駅や秩父鉄道秩父駅と人の多そうなところを
狙ったものの参加者はなく敗退とまったく成果がありません。
周りのジムのポケモンの入れ替わり模様を見るとプレーヤーの数はそこそこあるようですが、つい昨年辺り
には見受けられたレイドをする人の群れというのはもはや見られないようです。
さて、移転してから既にひと月が経ち、もはや自分の家としての違和感もなくなり、それではなにが
変化しているかと問うてみれば、ここのところの眠りの質を振り返ってみるといいのではと思いました。
そもそも枕が変わると眠れないという体質で特に枕なども高さやその材質にこだわったことがありました。
しかし、毎夜の10Kのランニングで布団に入れば朝まで目覚めないというのが普通となっていました。
ただ冬の間というのは寝るまでについ余計に水分をとってしまったりすると夜中に何度もトイレに起きたり、
そのトイレも寒さの中布団を出るのが苦痛で余計眠りの質というものに気を遣う日々なのでした。
ところがかつては部屋の中でもコップの水が朝凍ったりする熊木の寒い家から今の家に引っ越し、多少は
普通の人の家事情に近くなり、より眠りの質も向上するかと思われましたが、夜目が覚める頻度は今の方が
多く、熊木ではやはり朝まで一度も目が覚めることなく寝つけていたと思えます。
これはいろいろと諸々の条件が重なり今後の課題ともなりますが、これは今やっている片付けとか整理の
作業や環境整備に伴いまた変化していくものと思われます。
一つだけ気が付いたことを書いておくと昨年暮れに引っ越し作業で物を運びだしがらんとなった自分の部屋の
ど真ん中に布団を敷き寝たところいつもは家具や本棚のせいで床柱の横の部屋の隅で寝ていたのと違い妙に
どっしりと落ち着いた雰囲気の中寝入ることができ、これはまるでピラミッドパワーと同じで部屋の中心に
自分がいる自覚と家の中心の本来自分がいるべきところにしっかり収まった実感も感じいつもより深い眠りに
けたようでした。
ところが、そんな経験をして次の日にはまた部屋の隅の廊下側に寝床を移動したところ、これはこれでいざとなったら
この位置でないともしなんかあったら自分は家とともに死んでしまうだろうという思をしてこの位置なら何かあっても
すぐに目覚め逃げだすことも可能だと安心して寝たのでした。なんとも自分勝手な解釈と論法ですが、要は自分が
納得できればよいことで深く寝入って火事でも地震でも気付かずそのまま家とともに亡くなるのがいいのか
はたまた何かあるかもしれないのでそれを察知すべく備えるのがいいのか。
古来から日本人は残心という考え方をして会心の一撃を放ち相手をやり込めたときも必ず反撃や返し技がある
とそれを心にとめることという教えは人生を重ね色々なことを乗り越え経験した身には重要に響きます。
つまり、赤ちゃんのように何かの保護され大事にされる身であれば堂々と家の一番中心のところに寝かしつけ
ピラミッドパワーを感じつつ宇宙やその深淵の中に寝付くのもいいことでしょう。しかし大人の責任あるものと
しては残心という観念は忘れてはならないことなのです。
そうしてみると今の寝付きと目覚めの頻度などもまあ仕方ないのかなあと思ったり、今後の課題を感じたりと
ひと月ほどの変化の中に考えるのでした。
しかし、そんな時にもその変化の基本ベースにあるのは変わらない珈琲のいつもある味であることは
間違いありません。心のブレや感情の変化もそんないつも癒してくれる珈琲があればそんな気持ちの変化を
語るもととなるのです。
当店を訪れる人の概ねの意見として前より見つけやすくなった、通いやすくなったという人が多く、
安心しています。ただ、まだ移転後訪れていない人もいてわかりやすい目印を示しておきます。
国道299号線を秩父から小鹿野方面に向かうわかされの交差点の手前に
道路左側にこのポールがあります。これを目印に左折して次の十字路を
右折すれば直ぐに当店です。秩父の人ならこの説明でOKですが、わかされと
いうのは秩父での通称ですので信号機に付いている名前は相生です。
他市や他県からくる方はこの相生の信号から秩父方面に国道を走るでしょうから
このポールは右側に見え、左側には歯医者の看板があります。
郵便局まで来たら行きすぎです。