King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

やはり今年も訪れたタングラム

2020年02月12日 23時58分31秒 | スキー

昨年、福島のスキー場巡りをした後なぜか斑尾に行きたいと思ったのでした。

タングラムは毎年訪れていてベースにホテルがあり、温泉とリゾート感のあるホテルと

何度も訪れる条件はそろっているところです。

それに昨年は一番雪の多い時に訪れて、それまでは三月のホテルが安くなる時に

行っていた感覚とまた違うものがあり、今回訪れたのも最小の投資で最高のリゾート感

とスキーを楽しむという目論見のもとタングラムに宿泊したのです。

今年はどこも雪がなく、それでもここのところの寒波で例年並みの積雪量になったという

事で楽しみにして出かけました。心配された天候も良い天気で雨の予報が出ていましたが、

駐車場から見る黒姫山の山容など実にくっきりとみられて久しぶりの感じです。

とはいえこの山は何度も見ており、ゲレンデでもいろいろなトレーニングや出会いがあった

ところです。田中陽希の三百名山でこの山の景色もみていますし、相変わらずの山容という

印象です。ですが、昨年は滞在中ほぼずっと吹雪状でこの景色は見ていないのです。

インターから降りてずっと道路にも雪はなく、途中みた斑尾の斜面も上までよく見えました。

そして、当然のごとく昨年したように第二リフトで一番上まで登り、その眺望を楽しみました。

田中陽希が日本海が見えるといった通り、斑尾山山頂から日本海がはっきり見えます。

写真だとどれが空でどれが海だか良くわかりませんが、実際に目には景色はパノラマで見えて

いて、解像度では海辺の海浜設備と思われる港のコンビナートのようなタンクやらクレーンやら

の設備もはっきりとみて取れました。昨年はたっぷりの雪と新雪でツリーランの新しい魅力も

感じられ、一泊ではもったいないと今回二泊にして出かけたのです。しかし、前回の草津と同様

真冬なのに汗が滴るような気温の高さで雪質は寒波襲来で降ったものがたっぷりあるものの、その後

降った風はなく、もっちりとした雪質でした。

下の方はどんどんと溶け、やはり三月のような春スキーの様相でツリーランに入ってもブッシュが

出ていたり、土が出ていたりで昨年のような楽しさがありません。

パウダーウェーブやどこまでも続く非圧雪コースも今回は楽しくなくもっちりとして板に張り付く雪に

一番下までいかずに圧雪コースに戻ってしまいました。

人が今までで一番少ない感じでマックアースの撤退、新型コロナウィルスなど様々の影響なのか景気の

実態が現れているのかこんなに空いているというのも珍しいと感じました。それでも第二クワッドと

いうリフトは相変わらずリフト待ちがあるという集中ぶりです。この斑尾というのは微妙な配置で

繰り返し一つのコースを滑りこむというスタイルもとりづらいものとなっています。ベースのスキー

センターハウスみたいのはなく、日帰りの大きな駐車場からインフォメーションやリフト券売り場まで

距離があったり周辺のホテルから送迎で乗り付けるところがあるわけでもなく、何か非常に分断されている

雰囲気があります。一方隣接のタングラムはベースのホテルは一軒だけで駐車場もすぐ目の前で車付けも

容易です。ただそのせいかお昼などの食事はどこも高くて一番安いメニューでも1200円程度で毎年メニューに

変化があるものの年々食べずらくなっている感じです。今年は雪の幼稚園がフードトラック出店と休憩所に

なっていて西洋系外人がよく食べていました。500円からハンバーガーやホットドックといったものがありました。

とまあ色々勘案して宿泊はタングラムなのですが、毎日報道される新型コロナウィルスの日本国内の感染も

拡大をつづけホテルの食事会場などホテル従業員など全員マスクと手袋着用で物々しい感じです。昨年感じた

中華民と日本人の住み分け的な感じもなく、スキー場の中のホテルなのにスーツの団体がいたり、いつもより

リゾート感がない感じもします。さらにこの暑さで雪質の悪化と各ゲレンデのコース閉鎖などであまり楽しく

ないのでした。特に昨年のような新雪があるわけでないのでツリーランは厳しいコースでそれなのに何度か

昨年の楽しさをまたとクリスタルボウルなど行ってしまい、汗をただ流すだけという感じになってしまいました。

それに加えてタングラム斑尾はポケモンgo環境は悪く、ソフトのつながりが非常に悪く、しょっちゅうフリーズと

サインアウトに会い、さらにジムやポケストップも非常に少ないのです。出てくるポケモンも草津のように独特と

う感じもなく、お土産になるような出会いもないのです。

昨年復活したレイクビューラインは今年もクローズで細い尾根コースを行くことになります。昨年はこれが山盛りで

ならばと右の林に入ったのですが、進入禁止山林と解放山林の区切りがよくわからないところで今年は見通しがよく

ずっと林内はコース閉鎖となっていました。昨年のツリーランの面白さを新たに知ったところにこれは残念なのですが

斑尾の方は昨年楽しかったクリスタルボウルやニンジャ、パウダーウェーブなど楽しめました。ただ、雪質が

踏んでいない雪ももうぐさぐさで板は全く走らず、ひどいところは雪中行軍のようになってしまいます。それでも

コースじゃないところを滑っているという非日常感や冒険体験みたいなわくわく感があり、さして楽しくもないのに

入ってしまうのでした。

ホテルに帰るとかつては食事会場に現れるのは日本人が圧倒的に多く、外のゲレンデより人が多いと感じる食事

会場でしたが、今年はいつもの半分ほどしか人がいない寂しい状況でそれでも中華民のグループなどがいたり

子供を何人もつれた家族がいたり、それなりに賑やかでした。団体旅行のグループがいない分、料理があっというまに

なくなったり取り散らかされたりということもなく、ゆったりと食事ができました。部屋もいつものゲレンデ側で

二階でエレベーター移動もなく快適でした。この概ね快適で満足に感じた最大の原因は客が少ないということなのが

ちょっと気がかりという点です。平日で団体客もいないリゾートホテルはかつてなら気持ちが落ち着かなくなるような申し訳ないという気分が漂いましたが、最近はもう毎度のことなのでホテルの営業的にはお気の毒とは思えますが、

お客の立場としてその閑散ぶりを十分楽しんだのでした。

第二リフトを上ると今年も昨年復活したレイクビューコースへ向かいますが、今年も野尻湖テラスの

上でコース閉鎖となっています。これはゲレンデ受付マップなどではレイクビューコースはなく

尾根がつながっているだけの表記になっていてコース名は記されていません。もともと昨年ここを

訪れたのは斑尾山山頂から見える野尻湖を見たいという気持ちから発しています。それは今回

キングスラロームの上から簡単に果たされますが、その湖を見たからと言ってなぜか満足しない

自分がいるのでした。それは私が思う湖全体を見渡す景色でなく、レイクビューコースが閉鎖されている

からくるものと思っていました。第五クワッドから登ってみても野尻湖全体を見渡すことはできず、

昨年できた野尻湖テラスまで登らないとだめなのかと今度のお茶の時に寄ろうと思うのですが、

リフトを降りて板を外し、さらに階段を上るというのが面倒で今回もなかなか果たせないのでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする