King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

牛乳廃棄

2021年12月16日 12時25分11秒 | 珈琲
世界的コンテナ不足とニュースでいわれ日常的な品も不足がということでした。取り分けコーヒーと牧草が不足していてそれらの価格が上がると報じられました。そんなニュースのあと今度はその牛乳が年末にはだぶつき生乳が廃棄されるというのです。牧草が在庫不足で牛の餌が不足し生乳も減産といわれたものが今度は廃棄されるとはどう言うことでしょうか。乳製品はとかく不足がちで輸入品に国産は太刀打ちできず酪農家は廃業してしまうという状況が続いていたのに余って廃棄とはどうなっているのかとここのところ考えています。野菜でもスーパーに並ぶ品は形が良く洗わなくてもすぐ食べられるきれいなものばかりです。規格外の食品の多くはただ廃棄されているのです。コーヒーの多くは単純作業を経て多くの時間と距離を経て我々のもとに届きます。そして当店ではさらに生豆は選別し捨てられて焼き上げられるのです。誰もがやらないようなこととか特別何かが加わったり手間がくわたえられることよりしっかりとそのときの状況と自然を感じてそれに合わせて手を加える手を掛けることが重要なのです。だから不自然に揃いすぎている野菜や海産物は時に自然の状況にあわせ加工するという知恵も思考も奪いがちです。人と自然、宇宙の循環を意識して物事を見ないといけないことは多いのです。自然の猛威を目にする機会の多いこの頃は揃いすぎている野菜やきれいすぎる品に怪しみをもって接していいのではないでしょうか。とはいえ便利さやお手軽さを無視したり放棄しろと言うことではありません。常に自然と宇宙の循環を意識する。もしくはそれらに思いを寄せてみるそんな時間が珈琲タイムではないでしょうか
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