ビカードとエクスパンスを見終えて、それが今までのように楽しくないことは書きました。それでも王室弁護士silkやさらにボッシュの新シーズンが始まりまた気分はいくらかほぐされることとなりました。シルクはBBCの法廷ドラマで今まで見てきた米や日本の法廷ドラマものとの違いや米ドラマのように人気が出るとだらだらとシーズンを重ねて最後の方はグダグダになってしまうのとは違い最初から3シーズンと決められて、出てくる新人弁護士もシーズン毎に変わり連続性もありません。S1ではゲームの人が出ており、S2は刑事モースの人でした。S1では二人の主力弁護士がシルクに同時申請してどちらがなるかという状況で結局マーサコステロが勝ち取るのです。S2では同僚もシルクになりシルクが二人になると筋立ては最初から企画されて三シーズン制で完結は予定されてたことかなと思いました。しかし、刑事モースなどはだらだら8シーズンも続けたのだからやはりネタ切れ的なことかなとも思います。というのは最初はマーサコステロの活躍で連続してみたりしましたが、S3から段々鼻につくようになり酒やタバコを吸うシーンが多く、古くさく規則や伝統に縛られた英のそのままな感じも受けました。未だに法衣と鬘を被り同じ法律事務所が検察側と被告側を弁護する双方代理というのが違和感を募らせました。事件そのものの映像は限られ事件の真実は法廷でのやりとりから明らかにされるスタイルで正義とか判決の勝ち負けよりその真実にマーサの活躍でたどり着くところが見所となっています。でも英社会の硬直性を知ることになり、これだからEUも離脱したんだと考えたりしました。ボッシュの方は安定した面白さかありあっという間に見てしまいました。そして世の中では町役場から誤送金を受けた若い男が金を引き出し逮捕されるという事件が世の中を騒がしました。知床の観光船沈没とかキャンプ場の行方不明女児の骨発見とか世界とのギャップを感じます。それはもっと多くの困難や危機から目を離すためにされてるようにも感じます。それは世界が今だ武力による侵略が起こっていることや国際社会は解決より火に油を注ぐかのような武器供与と中立を捨て対極化する様子に日本も流されるように荷担して平和のために務めたとは言えない状況です。コロナ禍で生活困難者へ緊急給付とか災害の給付のように、予算を組んで国の債務はあまりに膨れ上がり誰も債務の巨大化に触れもせず放置したままで何時それが今の繁栄と平和を覆すか知れたものではないのです。世界も借金も知らんぷりでどうするんでしょう。まあ個人でどうこうできることではありません。少しでも珈琲の癒しのなかにと今日も珈琲豆を焼くのでした。さてその珈琲の世界も私の知る常識ももはや通じないことも出てきたのかという感じもちらほらしてきてビックリすることもあるのですがおおむねそんなことも知らないのという現実に結実し、ただ無知な人が増えているだけなのかもしれません。というのは手作りのような珈琲を淹れる喫茶店とはもはや伝説となってしまいコーヒーマシンでボタンを押すと出来上がりの店が増え昔なからのマスターがハンドドリップするスタイルは絶滅危惧種なのかもしれません。最近お客様と話をしていてもネルで淹れた珈琲の特徴を説明してもネルってなんですかと言われることが多いのです。
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