King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

カブトムシ

2022年08月18日 11時47分50秒 | 珈琲
夏夏カブトムシの歌が頭のなかで繰り返すなか、また朝から雨の木曜日です。危険な暑さもこうなると涼しくては織物もほしい涼しさです。まだ夏休み期間の人もいると思いますが、こういう涼しい感じと夜の秋の虫の音を聞くと夏の終わりを意識します。大人になった今でも終わらない夏休みの宿題に苦しんだ思いがよみがえったりします。これと同じことと感じるのが当店に来店するお客様が皆おっしゃることとして酸味が苦手というのがあります。珈琲は好きだけど酸味が苦手というのは最初昔の喫茶店に通った世代の人々が飲んでいたチェーン店の豆の味で感じていたものだと思いましたが、あまりに多くの人が同様に酸味が酸味がというのでそうではないのかもしれません。ただ、本当の珈琲の魅力とかおいしさに触れていない人たちなのはまちがいありません。開店当初は試飲を通してそういった認識に対処してきましたが、ここ三年試飲は予約の方のみとほとんど行っておらず、味の説明をするのも毎回の繰り返しで疲れはてていたところ常連さんのふとかけられた言葉にはっとさせられたりしました。中にはまったく釜の変更をお伝えしてない人から味の変化について豆の味が変わったと指摘を受けたり、わかっている人はわかるんだという体験をします。まあ、毎回豆の説明やら味の説明やら焼き方は言葉を尽くしてやっていかなくてはいけないなあとかんじるのでした。酸味が嫌い、苦手と訴える人たちに煎れ方や豆の劣化による酸味とスペシャルティの豆の魅力でもある酸味との違いを知ってもらう努力が必要だとおもうのでした。それはこの夏に打ち勝ちチームカブトムシの歌で歌われる、乗りきろう暑い夏に通じることにかさなるのでした。
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