King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

新豆今年入った豆

2022年08月29日 13時12分18秒 | 珈琲
朝晩はめっきり涼しくなりました。毎月値上がりが続く豆に今までと同じ味を維持するのに苦慮するこの頃です。さらにほしい豆やあの味の豆がほしいとなったときに今は非常に選択肢が狭く、また高い豆しかない中、諦めと落胆ばかりが募りました。安くて良い豆とかとかく棚ずれ品や売れ残り処分品などを格安で仕入れることになり勝ちですが、私がどういう品を味中心で仕入れるというのを理解して優先して回してくれる人もだんだん増えてそんな特別価格の豆が集まるようになって来ましたが不満としては今はやりの豆とか今年入ったニュークロップというものに手が回らないことです。そんな中、そうでなくても高くて品薄のアフリカ豆の私の好きなケニアのお話があり、一度は見送ったのですが、残り3袋になりまた私に回ってきたのですぐ手を上げました。その決め手はカレントでなく入りたてのニュークロップです。というところです。ケニアは定番でレッドマウンテンをずっといれていましたが、もう数年新しい豆は入ってなくて持っている人は知ってはいるもののもうそろそろ賞味期限が切れるかなという感じもしていました。今回のケニアはスペシャルティでは有名なニエリ地区のもので中でも今回のものは高地産で期待できる事と味の特徴としてシトラスの香りがずっと気にかかっていたのです。これらの情報から味は大体想像つき、ただ値段は安いとはいえ当店の他の値段からしたら高いもので最後のオファーまで手が出ませんでした。そんな満を持して手にして焼いた豆は今は滅多にお目にかかれなくなった中米高地のスペシャルティと同じでフルーティーでグッと濃いものです。午後の特別なお客様にお出ししたいそんな珈琲で、いつもの特別なケーキと合わせたいようなそんな特別な一杯の珈琲です。レッドマウンテンを超える値段にならないよう今回は特別価格にて提供となります。
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