King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ブラジルプラナウト農園

2024年10月09日 12時18分10秒 | 珈琲
久々にエスプレッソレディを焼きました。
深煎りなのに軽やかでワインのようなフルーティーさがあります。
これはなんにでも合う味です。
この豆は樹上完熟にこだわり完熟した実だけを手摘みしたものです。
ブラジルらしからぬモカマタリのようなワイン系で全く意外な味かもしれません。
しかし、このワイン系の味の珈琲を知る珈琲通を自称する人も意外と少なく、言葉ですんなりこの素晴らしさが伝わる人は少ないという珈琲の世界も誠簡単にはいかない世界です。
世の中、このワイン系よりもっとフルーツジュースのような珈琲を評価する方向でそんな中開発された嫌気発酵の豆も最近は理解が進み多く出回るようになりました。
それなのに市場では思ったほど売れず投げ値で売られるようになってきました。
そんな中でもインドネシアのトラジャなどは高値安定で高級品として取引されています。
さて、そのトラジャは味としてはなんと表現するのでしょうか。
パカマラやブルボンほどの旨みや濃くとか風味とかに特長があるわけでもなく、味音痴の人には味がなくお湯に近いといわれかねないほど特長がないといえます。
それなのに高値安定なのはなぜと思えてきます。
やはり消費者の中には酸味が嫌いというトラウマのような心理があるのです。高級品でも酸味を売りにしないトラジャは業者にも消費者にも取り扱い易い豆なのかもしれません。
コメント
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