King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

エスプレッソレディ

2024年10月25日 13時28分02秒 | 珈琲
昨日は夜走り出そうとしたときに注文の電話が入りいつもより遅く走り出しました。
そんなこともありあまり走りに集中できなくて影森の駅まで走りあとは戻るというコースでスロージョギングでペースアップもないままただ、だらだらと長く走って終わるという不完全燃焼のままのランでした。
走っているとき考えたのはものの値段です。新しくできたラーメン屋さんは大体1200円からでそれにさらにご飯やチャーハンをセットできたり替え玉があったりとより高額の客単価に誘導もされています。ところが昔ながらの食堂などラーメンやカツ丼が600円と昔の値段のままの店もあります。
新規店や商売が初めての店は3ヶ月も持たなかったりものものしく始めた店ほど早くなくなります。テナントでよく代替わりする店は何が入っても長続きせず薄汚れた古い店はなかなかつぶれません。それも客が入っているのを見るのが珍しいような店もいつまでも残っていたりします。かと思えば最近新しいテナントになったと明かりがつくも看板はなく営業中のサインもない何屋さんかわからない店も増えています。昔夜泣きラーメンの軽トラがアパートに回ってきていたときがあり、一日50杯くらい出るのか聞いたらそんなに出ませんとのことでした。計算してみると100杯でても自分の人件費を稼ぎ出すのはきついのではと思われます。屋台のラーメン屋さんなど現在はやっている人はなくコロナ以降タクシーさえ夜間営業の台数はまばらです。駅には最終電車が着く頃まで乗り場にタクシーが客待ちしていたものでしたがそれも今やなくなり夜の経済は細る一方のようです。コロナ以降をまた以前のような町にという策や取り組みも聞きません。
毎日走っていますが、数日走らないコースでは変化があり刺激を受けます。建物がなくなっていたり放置されていた自動車が撤去されていたり様々な変化があります。
今日焼いたエスプレッソレディはなまなかな豆ではありません。
フレンチの手前のギリギリのところまで焼くのが味を引き出すところなのですが、そう簡単にそこに合わせられません。
一方できたときにはフルシティで焼きたてでも湿った艶を帯びており豆を知る人でもこれを古い豆の特徴とみたりします。
ガラス瓶や茶筒缶などで保管していると豆の瓶や缶に接しているところがテカってくるのと同じにみているのです。
実はギリギリのところまで焼いた豆というのは焼きたてでも油が表面に出ておりつやつやしています。焼き方によっては油を出さないような表面をさらっと乾いた状態にも焼けます。
しかし、ジュワっと甘味が出る珈琲にするには芯から焼けていないとならないのです。
一度このギリギリのところを経験してしまえばそこに行かなければならないと過ぎてもダメだし手前でもダメとなります。
時には失敗もし、到達し得ないのも出してしまいます。
そうするとそれは売れないので他の豆と混ぜてうちで飲むしかありません。
簡単に焼ける豆もあるし非常にベストに近ずけるのが難しいのもあるといった豆それぞれの味を知るのは楽しい作業でもあります。
コメント
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