King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

keycoffeeで結局したこと

2020年01月18日 11時23分33秒 | 珈琲

今朝がたの雨は予報通り雪に変わりました。

何かやり残したことや片付けることが多い現在ではこういう天気の時は

まずは身の回りからとできることをやるのみですが、最近変わったこととか

身の回りの情報を検索していくとこの冬の雪不足でまだ満足にオープン

できないスキー場が全国で三分の二もあるということでした。

 

そこで思い出した飯綱高原スキー場は売却が発表され今後どうなるのかと

ずっと気になっていましたが、ネットで見るとwikiではもう営業をおえたと

なっていて今シーズンの営業はないかのような記述になっており、さらに

検索してやっと20シーズンで終了になるということがわかりました。

しかし、現在雪不足で一本のコースしか開いていないという状況です。

 

毎年閉鎖になるスキー場はあるわけで、いくら有名選手のオリンピックレガシー

でさえその存続はままならないという現実になんともしがたいものをいつまでも

考えてしまうのでした。

 

昨日のお昼は懐かしい昔よく利用した喫茶店でランチをしました。

すると食事の後のコーヒーでその味ともろもろの店でのこととか当時のことを

ボロボロと思い出したのでした。当時は駅の反対側にあり、その上の不動産屋に

仕事で出入りしていてその都度何かとこの店により、車は店の前に路駐して警察が

タイヤにチョークでマークすると店員が知らせにきて、すると裏のガソリンスタンドに

持って行って給油して洗車してもらうように頼みその間また店に戻るという当時の

スタイルを思い出したのです。

 

当時は喫茶店も毎日訪れる場所でそのコーヒーはぜひ飲みたいとかで来店したのでは

なく、ただ、決まりごとのようにコーヒーを飲み仕事して、まったりしたりおいしいコーヒーに

酔いしれるというようなこともなくいつも同じ真っ黒で苦いコーヒーを飲むのが決まり事で

何も疑問も持たずに飲んで仕事していたことや当時ガソリンもずいぶん安く毎週のように

給油していてそんな必ず訪れる場所のひとつで町の機能と一緒のようでした。

 

ネットの普及と様々環境が変わりいまでは町の風景変わってもこのkeycoffeeの味ですべて

思い出してしまうというのも不思議な感じでした。かつてランチのおいしい店がありましたが、

それもなく人がよいとか聞くとでかけてみますが、安くてボリュームもあり味がいいというかつては

あった店はなく、観光客が集まる店ばかりになってしまいわざわざ出かけたい店もないのでした。

 

このような色々な思いとか町の機能とかは実は自分の家にもいえることで、住まうとはつまり

自己表現なのだというのを最近は強く感じます。かつて若いころは帰って飯を食べて寝るところ

ということで家そのものに対して思い入れもなくどこでもよかったのですが、今引越しをして

色々なものと家とセットになり今までの歩んできた人生全ての記憶とセットになっていることを

感じ、膨大なそれらの品々を整理してまた収納場所に突っ込むという作業をしていて感じるのでした。

 

かつてはただ黒く苦いだけのコーヒーでも何の不満もなくそれにこだわることもよりうまい味を

求めるでもなく、毎日の日々とおなじにそれはあることであり、街の機能の一部と感じそれが

今飲むとまた当時の様子をスーとよみがえらせるという効果も何か本の一部を読み返すかの

ことのようです。

 

しかし、当時はよくてもこの苦い味と後を引くざらっとした感じを消したくて帰るとすぐに

自分のうちの珈琲を飲んだのでした。

 

何十年変わらない味もすごいことですが、その後現れたスペシャルティのコーヒー屋とか

サードウェーブなどという動きにも消えずに町の喫茶店の味というのが残っているのも

すごいことです。

 

しかし、現実には毎年珈琲の味はその出来の良さとかで変わり、昨年のブラジルの豊作と

いうのは実は一部の人しか実感として感じていないことのようですが、相場のくずれと

農家に与えた打撃は大きいのに現在それらの影響を感じたり町で聞こえるコーヒーの味

については伝わっていないのでした。

 

 


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