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★★★☆☆
【シネマトゥデイの内容紹介】
1682年フランス。
国王のルイ14世(アラン・リックマン)は、
国の栄華を象徴するヴェルサイユ宮殿の増改築を計画する。
国王の庭園建築家アンドレ・ル・ノートル(マティアス・スーナールツ)は、
庭園の建設をサビーヌ(ケイト・ウィンスレット)という
無名の女性庭師との共同で任されることに。
自由な発想で仕事に臨む彼女と伝統と秩序を大切にしてきたアンドレは、
事あるごとに衝突してしまう。
その後、徐々に彼女の唯一無二であるセンスを認め、彼女の魅力に惹(ひ)かれていく。
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映画館で見た。
同じ日に見た『ヒトラー暗殺、13分の誤算』と同様、
これも「そのエピソード、必要??」と言いたくなるつくり。
だけど、映像が美しい分、こっちの方が満足度は高め。
ヒロインのケイト・ウィンスレットが中年体型でいまいち垢抜けず、
「女だけど頑張って仕事してます!」という庶民っぽさがあってよかった。
だけどやっぱりもとがきれいな人なので、
話が恋愛モードに入ったときに滑稽にならないんだよね。
個人的な好みを勝手に言わせてもらえば、
恋愛とか、それにまつわるヒロインのつらい過去は、いらなかった。
ほのかな恋心や、それが原因で起こる妨害はあってもよかったけど、
「庭造り」だったり「仕事」だったりを
メインに据えた話であってほしかった。
いつの間にか恋愛ものにシフトしてしまい、
「あれ、いつの間に恋心が??」という唐突感があったし、
過去は描かれるけど、庭師になった経緯にはまったく触れられず、
庭師設定じゃなくてもまったく支障はなかった。
ハッピーエンドっぽく終わったけど、
平民のヒロインと国王お抱えの造園家がうまくいく気がしないし。
「薔薇」や「太陽」を用いた比喩などは、歴史的な知識がないとわけがわからないかも。