金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

映画:『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』

2019-03-31 20:53:48 | 映画の感想
2019年の映画②:『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(三池崇史 監督)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

豊かな自然に囲まれ、国勢調査の結果から
2年連続“住んでみたい町ランキング"上位に認定された杜王町。
しかし、3年連続は無理かもしれない。
なぜなら、そこでは現在進行形で変死事件が続発しているのだから…。
この町に住む仗助はリーゼント頭で街を闊歩する高校2年生。
父親こそいないが、町の平和を守ってきた警察官の祖父、良平や
美人の母、朋子とともに満ち足りた生活を送っていた。
普段は温厚な彼だが、ヘアスタイルをバカにされることだけは我慢ならない。
絡んでくる連中を叩きのめす彼の武器は、
≪スタンド≫という特殊能力だった。
(以下略)
*****************************

友人宅にて。
いろんな作品でパロディの元ネタになっているのは
知っていたのだけど、ちゃんと通して読んだことがなかった
ジョジョシリーズ。

友だちの解説つきだったので、置いてきぼりを食うことなく
ついていけた。

主演の山崎賢人は、フェイスラインがぽちゃっとしているので
ヤンキーの髪型でいきがってても「ぼくちゃん」感が拭い去れず、
やや滑稽。
そして、原作が漫画なので、
こういうことをいうのは野暮だとわかってるんだけど、
「この子たち、毎朝一生懸命、この髪型をセットしてるんだろうな~」
「美容室で、カラーの部分指定してるんだろうな~」
「こんなに暴れてるのに、ちゃんと高校通ってるんだなあ」
とか思うとカワイイ。

今回たいして出番がなかったけど、
ヤンデレの雰囲気漂わせた女子高生、
わたしはきっと好きになっちゃうわ。

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大河ドラマ『いだてん』#13

2019-03-31 20:33:41 | 大河ドラマ「いだてん」
史実なのでラザロの死は事前に知っていたのだけど、
切ないね……。
選手たちが花を供えているのにほろり。
生きていても負ければ責められるわけで
国の威信を背負って戦うのは
本当に大変なことだ。

嘉納先生が日本でもオリンピックを!といったら、
クーベルタンの返事は「(日本は)遠すぎる」。
お金もなくて大変な思いをしてやってきたんだもん、
ヨーロッパ中心の発想にかちんとくるわよね。
背負い投げしたくもなるわ。

【その他いろいろ】

・結果がわかってから届く「がんばります!」という手紙の
 切なさよ。

・いつのまにか美川と小梅の仲が
 進展していておどろいたよ!!
 なんだお前らいつの間に。

・大森死す。かろうじてナレ死ではなかった……。
 「安仁子の故郷」というところが救い。
 安仁子の出番もこれで終わりなのかな。

・いまだに落語を入れてくる意義がわからない。
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大河ドラマ『いだてん』#12

2019-03-24 20:12:41 | 大河ドラマ「いだてん」
だから、真夏にマラソンなんて殺人行為なんだって、
東京オリンピックよォ!!

* * * 

病弱だったお父さんのエピソードが、
大森へのやさしさにつながるのか~。

でも、競技前に監督背負って運び、
疲労しちゃだめだよね……。
(そして大森よ、おんぶされながら、顔の近くで
 咳き込まないでくれ~!とひやひや)
おまけにスタジアムに出て足袋を直してる間に
スタートに出遅れてしまうという緊張感のなさ。

本人は何が起こったかわからないうちに倒れて
運ばれ、ベッドで寝ており、
部外者に「意気地なしが!」叱責されてしまう。
わけがわからないなりに
一生懸命説明してるのが見ててつらい……。

この叱責した部外者のおじさんみたいな人、
世の中にいっぱいいるよね。


【その他いろいろ】

・大森を案じて泣いてとめる安仁子、
 部外者のおじさんをきつく止める安仁子に
 胸を打たれちまった。

・四三を必死にさがす弥彦にキュン。
 目覚めた四三をフォローする友情よ。

・二週間かかっても四三に鯛(生もの)を届けたいと
 無茶言うスヤさんのけなげさ。

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映画:『THE 有頂天ホテル』

2019-03-24 00:38:02 | 映画の感想
2019年の映画①:『THE 有頂天ホテル』(三谷幸喜 監督)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

都内の高級ホテル“ホテルアバンティ”。
新年のカウントダウンパーティーまであと2時間あまり。
その成否はホテルの威信に関わり、
これを無事終えることが副支配人の新堂平吉に課せられた責務。
ところが、そんな新堂をあざ笑うかのように、
思いも掛けないトラブルが次々と発生する。
刻一刻と新年のカウントダウンが迫る中、
従業員と“訳あり”宿泊者たちを襲う数々のハプニング。
はたして彼らは無事に新年を迎えることができるのか?(

*****************************

三谷幸喜らしいドタバタ劇。

個人的にはそれほど好みの作風ではなかったけれど、
楽しかった。

もう少しハイテンポだと、いろんな設定の無理を
勢いで消してしまえるのかも。
個人的には、松たか子演じる客室係と
佐藤浩市演じる政治家のからみを
もうちょっと見たかった。

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大河ドラマ『いだてん』#11

2019-03-17 21:10:30 | 大河ドラマ「いだてん」
嘉納先生、悪くないんだけどさ、
当事者じゃない彼のお気楽っぷりには
ちょっとイラッときちゃうよね。
弥彦もキレるわ。
しかし軽々と弥彦を投げた先生、
衰えませんな……。

大森が初めて監督らしいことを!!
しかし「もっと早く言ってくれたら」という
弥彦のセリフはごもっとも。

今回のタイトル「百年の孤独」は、
本編の内容に重ねてあれこれ解釈できる
文学的なタイトルだったなあ。


【その他いろいろ】

・今日は弥彦のセクシーショットが多くなかったか?
 今日の股間隠しはストレート。

・安仁子の服、いつも可愛い。

・「もうダメ」という弥彦からのハガキに
 おろおろする兄ちゃんと、
 三島母の愛にキュン。
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大河ドラマ『いだてん』#10

2019-03-10 20:46:45 | 大河ドラマ「いだてん」
今まででいちばんつらい回だった……

負け知らずで
「挫折を味わってみたい」
とか調子こいてた弥彦が、
西洋人との圧倒的な体格や身体能力の差に
打ちのめされて、いじけて泣いて
飛び降りようとまでしちゃうんだから。
見ていていたたまれないよ。

大森は案の定、体調不良で寝込み、
監督どころじゃないし
(「だから、もー!!」って頭にきてしまった)、
ともに練習する仲間もいなくて孤独。
記録を持ってるというのもあるだろうけど
金栗のほうが異文化コミュニケーションしたり
開き直って堂々としてるのであった。

夏至祭で君が代を歌ってるのが
ほんとせつない。
オリンピックが始まる前から
「勝てない」というのを選手本人たちは
わかってしまってるんだよね。

【その他いろいろ】

・今日も健在、NHKの股間隠し芸

・役に立たないカメラマン安仁子、
 そして妻に甘い大森

・BLシーンはサービスなのか?

・永井&可児、大森に対して罪滅ぼし

・嘉納「(借金)10万の男」
 弥彦「12秒の男」

・嘉納先生、弥彦にはおみやげないの?
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55-59:里中満智子 『女帝の手記』1~5

2019-03-05 20:45:58 | 19 本の感想
里中満智子『女帝の手記 1~5』(講談社)
★★★☆☆3.5

先輩から借りた漫画。
孝謙・称徳天皇をヒロインに据えた歴史もの。

道教がめちゃ純粋な「いい人」なのが新鮮!
「〇〇天皇」という現在まで続く呼称が
この時期から新たに採用されるようになったこととか、
「藤原広嗣ってめちゃいい血筋だったんじゃん!」とか、
初めて知ったことがたくさんあった。

しかし、孝謙・称徳天皇に対するマイナスイメージは
くつがえらず……。
母の言いなりにならざるをえず、
だれとも結婚できない立場に据えられて
孤独だった……というのはわかるんだけども、
仲麻呂に見切りをつけるところまで
ひたすらバカな女なんである。
仲麻呂を追いやるときには統率力を発揮するんだけど、
結局、思うままにならない男への意趣返しだし、
仲麻呂にしろ道教にしろ、男を愛すると、
急に破格の地位と権力を与えるので、
そりゃあ周囲の反発を食らうよね……としか思えず。

そして聖武天皇、本当にはた迷惑な人だな。


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大河ドラマ『いだてん』#9

2019-03-03 20:48:42 | 大河ドラマ「いだてん」
ストックホルムに向けて、ひたすら移動する45分。

大森と安仁子のいちゃいちゃにイライラしたり、
弥彦との親密度を深めたり。
「女子のケツばかり追っかけて!!」
と弥彦に向かってズバズバ言う四三が新鮮。
家柄や生活レベルもあって
弥彦に気おくれしてたのにね。


大森の余命が少ないことを嘉納から聞いて、
「自分が恥ずかしい!」
と叫ぶ永井先生、可愛かったよ。
ミスタークラブなんか、
夫妻との握手だけ拒否したりして
めちゃ大人げなかったもんね。


気持ちはわかるが、
病身の大森が監督として同行するのは
正直迷惑だよな~……。
「選手にも迷惑をかけない」
と安仁子は言っていたけど、
肺結核って空気感染するし、
そうでなくても体調悪い人間が同行すると
気を遣うもの。


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54:多田文明 『悪徳商法 わざと引っかかってみました』

2019-03-02 20:13:40 | 19 本の感想
多田文明『悪徳商法 わざと引っかかってみました』(彩図社)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

日本はいま“怪しい商法”に満ちている。
相場よりも格安で商品が手に入ると称し、
入札手数料などをかすめとる「ペニーオークション詐欺」、
インターネットのコミュニティーサイトを通じて
ターゲットに接近し、色恋を匂わせ、高額商品を購入させる
「デート商法」、
ありもしないパチンコ攻略法や
インチキビジネス情報を販売する「情報商材商法」…。
それらのうまい話、怪しい話に
あえて乗ってみたらどうなるのか。
『ついていったら、こうなった』でお馴染みの
キャッチセールス評論家が、体を張った潜入取材を敢行。
次々と押し寄せる怪しい誘いにわざと引っかかり、
悪徳業者の手口を丸裸にする!

***************************************

おもしろかった。
2010年に
『ついていったら、だまされる』
を読んだときにはそこまでの印象がなかったのだけど、
今回の本はユーモラスで楽しい。
手口はもちろんのこと、そのおかしさを見つけるポイントも
わかって役に立つ。

「芸能人の〇〇さんが、あなたに相談したいそうです」
「未亡人があなたに1億円受け取ってほしいと言っている」
みたいなメールを見て、
「ひっかかる人いるの??」
と思ってたけど、いるから
こういうメールってなくならないんだろうな。
そして「自分はひっかからない」と思っている
わたしのような人間は、そのおごりゆえに
別の形でひっかけられるにちがいない。
気を付けよう。

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