金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

174:大畠順子 『離島ひとり旅』

2019-10-31 23:17:19 | 19 本の感想
大畠順子『離島ひとり旅』(辰巳出版)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

日本の島を歩き回る女子が厳選!
“非日常”を味わう離島30。
まだ知らない日本に会いに行く。
初・中・上級編に分けて紹介。
離島デビューにおススメの島からマニアックな秘島まで…

*********************************************

離島に行こうと決めて読んだわけじゃないので、
実用性があるかどうかは判断できないのだけど、
行ってみたくはなるねえ。
島って、屋久島くらいしか行ったことないんだけど、
物理的に離れていると、いやがおうにも日常と切り離される。
島の旅はそれがいいんだろうか。

こういう本を読んだときに
「こんなに何日も休みを取れない」
というのは嘘で、
「できないことはないのだけど、
それを実行するにあたって起こるいろいろな面倒を
引き受けるほどの覚悟・意欲はない」
というのが本当のところなのだと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おでかけの記26:ヒルトン名古屋 @伏見

2019-10-31 11:24:46 | おでかけの記
ヒルトン名古屋のスイーツビュッフェへ。
今回のテーマは「スイーツ・イン・ブラック」。
ずいぶん前からやっていたのだけど、
ハロウィンのスイーツも加わる時期を狙って
10月に行くことに。













色合いが暗くて、全然おいしそうに見えないのが面白い。

テーマに合わせたのか、
ゴシック系のファッションでやってきている女の子たちもいて
素敵だった。

ハロウィンコーナー。


目玉をモチーフにしたもの。


目玉と棺桶、ちぎれた指。



ヒルトンのスイーツビュッフェは2回目。
前回(→)の反省を活かし、
おいしく食べられるところまでで留める……
と思っていたけど、一皿でもちょっときつい。
やっぱり芋系は重いのだった。
個人的には、黒っぽいシュークリームが
おいしかった。
クリームの塩キャラメルっぽい味が好き。


わたしは食べていないけど、
いっしょに行った友達にとっては
甘味地獄の中の救いだったらしいサラダ。

ビュッフェの極意は、おそらく
「もとを取ろうとしないこと」。
ビジュアルや雰囲気だけを楽しもうと思えば
いいんだろうけど、それがなかなか難しい。

帰りは歩いて県図書館まで行き、
申し訳程度にカロリーを消費して
罪悪感を軽減させるのであった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おでかけの記25:中村図書館 @中村公園

2019-10-31 09:33:41 | おでかけの記
名古屋市内の図書館にあちこち行っているのだけど、
公式サイトに「中村公園駅から800m」と書いてあるのを見て
遠いと思ってスルーしていた。
しかし、最近、中村公園の中だとわかり、
お正月に行ったとき遠くなかった! と気がついて、
行ってみることに。

中村公園駅周辺は、門前町のせいか、
お店がたくさんあってにぎやか。
駅を出て、先日行った豆助珈琲とは反対側へ。
大鳥居をくぐって歩いたら、すぐに到着。



公園の端にある、文化プラザの1階が図書館。


こじんまりしているけれど、知らない本もたくさんあったし、
雨のせいか人も少なくて、閲覧席も空いていた。

集中力が切れて2時間くらいで帰ったのだけど、
ついでに駅周辺で買い物もできるし、昼食もとれるし、
地下鉄で往復する間に本も読める。
環境としては県図書館よりもいいかも?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

173:ほしおさなえ 『活版印刷三日月堂 星たちの栞』

2019-10-30 19:03:50 | 19 本の感想
ほしおさなえ『([ほ]4-1)活版印刷三日月堂』(ポプラ文庫)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

古びた印刷所「三日月堂」が営むのは、昔ながらの活版印刷。
活字を拾い、依頼に応じて一枚一枚手作業で言葉を印刷する。
そんな三日月堂には色んな悩みを抱えたお客が訪れ、
活字と言葉の温かみによって心を解きほぐされていくが、
店主の弓子も何かを抱えているようで―。

*********************************************

以前から興味を持ちつつ、読まないままになっていた本。
活版印刷所に依頼する客たちの視点で描かれる連作短編集。
一冊を通しての主人公は、店主の月子さんになるのだけども、
彼女がクローズアップされることはなく、
客たちの視点で少しずつ彼女の人となりや事情がわかってくるという作り。
暗くはないがどこかひんやりした空気が漂っているのは、
最初から最後まで、誰かの死の気配が漂っているからだろうか。
俳句や宮沢賢治など文学をモチーフにしているので、
本好きな人はきっと好きになれるだろうし、
ものづくりの楽しさも伝わってくる。
すてきな物語だった。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

172:わたなべぽん 『もっと、やめてみた。』

2019-10-29 18:49:38 | 19 本の感想
わたなべぽん『もっと、やめてみた。
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

ボディーソープ、深夜の居酒屋、友達が少ないのを恥じること、
「イベントブルー」に陥ること、自分を人見知りだと思うこと、
などなど、やめてみたら、新しく始められることが増えた。
シリーズ最新作!自分が変わり、人生が愛おしくなっていく生まれ直しの物語。

*********************************************
 
コミックエッセイ。
詳細は書かないけど、「イベントブルー」がわかりすぎる……。
行ったら行ったで、それなりに楽しいとわかっているんだけどね。

過去の母とのエピソードには、胸が苦しくなる。
本当に、子育てって誰でも上手にできることではないよね。
ここまででないにしても、自分も他の子の家と比較して、
「手をかけてもらっていないな」
と理解しながら育ったので(それでよかったと思うことも多々ある)、
ちょっと身につまされてしまった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おでかけの記24:豆助珈琲 @中村公園

2019-10-29 18:17:27 | おでかけの記
東山線・中村公園駅からしばらく歩いたところにあるカフェ。
雨の日の13:00ごろ来店。

いろいろ食べたかったので、
サンドイッチをふたりでシェアすることにして、
サンドイッチ+飲み物+デザートのセットに
デザート&飲み物を追加で頼んだのだけど、正解だった。



いちばん具材の種類の多いものを選んだためか、
結構なボリューム。



ピクルスで留めてあるのが可愛い。



ラテアートはハート。

雨の平日だったせいか、ランチタイムにもかかわらず
人は少なめ。
他に1~2組しかいなかった。

窮屈な作りではないので、ゆったりできそう。
サンドイッチがひとりで食べるには多すぎるので、
ひとりで行くことがあったらおやつ目的で行こう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

171:香坂鹿の子 『細川ガラシア』

2019-10-28 10:50:07 | 19 本の感想
香坂鹿の子『細川ガラシア
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

明智光秀の娘である玉は、織田信長の媒酌により、
与一郎忠興に嫁いだ。
しかし、父の謀反によって自身の身の上が危うくなり、
愛する夫や子から引き離され
人も住まぬ片田舎に幽閉されることとなる。
過酷な境遇の中、キリシタンの教えを学び、
人間としての真の生き方を模索する玉は洗礼を受け、
細川ガラシアとなった。
明日も知れぬ戦国時代に彼女は何を学び、何を悟るのか――。

*********************************************
 
読み放題にて。

絵柄は古いのだけども、良かった。

現実の男女の関係は、失望したり、うんざりしたりしながらも
やっぱり好きだと思ったり見直したりもして
続いていくものだと思うので、その点ではリアルなのだけれども、
忠興の行動が「いいとこなし」すぎる。
「不器用だから」「愛しているから」が免罪符にならないレベル。
玉は、それが自分の役割だから・生きるための手段だから
そうしてるだけでたいして愛してないよね……という感じ。
途中で「やっぱり殿が好き!!」みたいにはならないし、
多少見直す程度。
夫に対して憎悪を燃やすほどの関心も持っていない。
この忠興の一方的な執着、愛の不均衡を貫いた描き方がよかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

170:さちみりほ 『花宵奇談』

2019-10-28 10:47:48 | 19 本の感想
さちみりほ 『花宵奇談
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

宮仕えの座を手に入れた新米女房の玉響。
希代の陰陽師・安倍泰親と係わりを持つことになってしまって…!?

*********************************************
 
読み放題にて。

オカルトコメディ。
ところどころ読みづらいところもあるのだけど
おもしろかった。
中流貴族の出で宮仕えをすることになったヒロインの
たくましさに好感が持てる。
稀代の陰陽師というわりに泰親にたいした見せ場はなく、
大部分をヒロインが物理で解決している気も。
1冊で終わってしまっているのが淋しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大河ドラマ『いだてん』#40

2019-10-27 20:40:20 | 大河ドラマ「いだてん」
東京オリンピックは時期尚早だと反対する
「横分けのマダムキラー」・平沢。
(外務省からNHK解説委員にジョブチェンジ)
彼を口説き落とすためだけの
経緯紹介で40分使いおった……。

マッカーサーに直談判して
白人専用プールを使わせてもらったり、
実家の土地を切り売りさせて選挙に出て
あえなく落選したり。
あいかわらずオリンピックバカのまーちゃんなのだが、
そのはちゃめちゃな、わけのわからない情熱が
人を動かすのであった。

東京知事にかつぎあげられそうになり、
奥さんや息子が、
「うちの夫(父)を巻き込まないで!」
とまーちゃん宅に乗り込んでくるほどだった
東氏だって、
「晩節を汚してもやりたいんだよォォォ!!」
と叫び出すし、平沢だって結局乗せられてしまう。

大きなことを成し遂げるのは、
バカげた、非常識なエネルギーなのかもね。
冷静な、常識的な判断力があったら躊躇するところを、
踏みとどまれないような。


【その他いろいろ】

・「いい気になりやがって、横分けマダムキラーが!」
 もはやこれくらいじゃ暴言と認識できなくなってきた……

・菊枝さん嫁にほしい。

・菊枝がサザエさんヘアになってた。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

166-169:最近読んだ本(メモ)

2019-10-20 19:29:44 | 19 本の感想
はやさかあい『マリー・ヴェッツェラ』
読み放題にて。
まったく知らない人物・事件だったので興味深かったけど、
73ページしかないので、ダイジェストみたいにさくさく進行。
登場人物の行動の動機も感情もいまいちわからず、
まったく心が動かなかった。


あずみ椋『神の槍』
読み放題にて。
9世紀末のノルウェーを舞台にした表題作と、
サラ・ベルナールと青年の恋を描いた「薔薇の柩」、
ホラーテイストで耽美の香りも漂う「聖アントワーヌの呪縛」
の3編を収録。
独特のムードがあった。



二階堂正宏『山月記』
読み放題にて。

?????????????

舞台を日本に置き換えた理由も、
ラストの意味もさっぱりわからない。




相生リサコ『西郷どんと明治偉人さん』
読み放題にて。
明治維新に関わる人物たちを紹介する漫画。
親しみを持てるという点ではいいのかも。
西郷隆盛はやっぱり好きになれない。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする