映画『ステップフォード・ワイフ [DVD]
』（フランク・オズ監督）★★★☆☆
【Amazonの内容紹介】
アカデミー賞女優ニコール・キッドマン、グラミー賞歌手フェイス・ヒル、
ベット・ミドラーら夢の豪華キャストが魅せる
華やかで美しいスタイリッシュ・スリラー!
職を失った美しい妻を気遣い、夫は新たな土地で再起を図ろうと
家族でステップフォードという美しい街へと引っ越してきた。
そこで婦人たちの集会に顔を出したジョアンナは、
異様な居心地の悪さを感じるが…。
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確か、雑誌で紹介されていた映画。
上流階級の妻たちが互いに格付けしあう女の闘いを描いたもの……
と勝手に思い込んでいたのだが、コメディ風味のバカSFだった
。ステップフォードの妻たちは、皆、金髪で美しく装い、
夫に対して従順で、家事にいそしむ。
バリバリにキャリアウーマンだったジョアンナは、
妻たちの集会にいても違和感を感じるばかり。
その妻たちがかつては大企業のCEOをはじめとする
地位のある女性たちだったことをネットで知ったジョアンナ。
同じように違和感を抱いていたはずの女性作家のボビーまでもが
突然「金髪・フリフリドレスの良妻」に変身してしまい、
危機感を募らせたジョアンナは、夫たちの集会場へ乗り込むが……
とサスペンス風味に話が進行すると思ったら、突然荒唐無稽な展開に。
リモコンでサラが動きを止めるところは、隠れていない伏線だったし、
ボビーの大変身も現実離れしていたし（特典に入ってた未収録シーンはいかにもコメディ）、
ラストにつながる雰囲気は前半からあったのだけど、
どうにも唐突感が否めず、そのせいでチープな印象になってしまった。
おもしろかったけど、人にはすすめられないといったところ。
しかし、やっぱりアメリカの男性は金髪が好きだし、
妻には自分以上に活躍してほしくないのね……。
ニコール・キッドマンは金髪のイメージが強かったせいか、
途中までブルネットのジョアンナが彼女だとしばらくの間気付かず、
いつ出てくるのだろうと思っていた。
