金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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映画:『インセプション』

2014-05-23 17:18:14 | 映画の感想
映画『インセプション』(クリストファー・ノーラン監督)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】
ドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)は、
人が一番無防備になる状態―夢に入っている時に潜在意識の奥底まで潜り込み、
他人のアイデアを盗み出すという、危険極まりない犯罪分野において
最高の技術を持つスペシャリストである。
コブが備えもつ類稀な才能はこの業界でトップレベルであり、
裏切りに満ちた企業スパイの世界において引っ張りだこの存在となっていた。
だがその才能ゆえ、彼は最愛のものを失い、国際指名手配犯となってしまう。
そんな彼に絶好のチャンスが訪れる。
彼が最後の仕事と決めたミッションを果たすことさえできれば、
かつての幸せな人生を取り戻せるかもしれないのだ。
だがその任務はほぼ不可能に近い「インセプション」と呼ばれるものだった。
今回は彼が得意とするアイデアを盗み取るミッションではなく、
コブとその部下のスペシャリストたちで構成されたチームは強盗とは
真逆の行為―つまり 「インセプション」 とはアイデアを“盗み出す”のではなく
他人の潜在意識に入り込み、ある考えを“植えつける”という最高難度、
究極のミッションを意味する。(略)

**********************************

中盤、ちょっと冗長に感じられるところがあって、
眠くなってしまった(実際、一時停止して寝てしまった)。
もう少しコンパクトにしてもよかったんじゃないかという気もした。
そして、おもしろい要素がたくさんあるのに
見終わった後に感動や爽快感がないのは
ミッションの目的がセコい小細工だからなのかなあ……
主人公の犯罪歴をすべて消せるだけの力があるなら、
渡辺謙はこんなセコい依頼をしなくても
別の方法でなんとかできたんじゃない?

とまあ、ケチをつけるところはあるんだけど、
全体としてみればおもしろかった。
夢の中の夢、さらにその中の夢……と階層構造になった夢の世界で
各階層のタイミングを合わせてチームで挑むミッション、
というのはおもしろかったし、
主人公の妻への愛、子どもたちへの愛に胸を打たれる場面も。
そして渡辺謙はやはりかっこいい。


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琵琶湖行き(その2)

2014-05-07 08:57:10 | おでかけの記


近江高島駅から新旭駅まで移動して、駅から徒歩15分ほど。
針江区へ。
ここは、琵琶湖に行こうかということになってから、
偶然見つけたある旅行ブログで初めて知った場所。
湧水を取り入れている人々の暮らしぶりがテレビで取り上げられて
有名になったところなんだって。
それで観光地ではない普通の住宅街なのに
人がたくさん来るようになってしまったので、
申込制の見学ツアーを実施するようになったとのこと。
地元のボランティアの方が、街を案内してくれるそう。
雨が降っていたけど、わたしたち以外にも4人参加していた。

街のいたるところに水路があって、せせらぎの音が素敵。
家の中や外に、湧水を利用した川端(かばた)と呼ばれるものがあって、
それぞれの家で違うそのかばたをいくつか見せてもらえる。

竹のコップをもらって、それで「聞き水」をさせてもらえるのだけど、
本当に水脈によって味が違うのだった。
ガイドのおばちゃんもチャーミングでおもしろく、
たくさん歩いて疲れたけれど楽しかった!
ガツガツ観光したいわけじゃないという人には、
ここはおすすめ。
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琵琶湖行き(その1)

2014-05-06 19:21:14 | おでかけの記
祖母が亡くなってイベントをキャンセルしたり、普通に仕事があったりで
ちっともそれらしいこともなく過ぎたゴールデンウィーク。
唯一のお出かけは、友だちと行った琵琶湖。

雨が降ってたのでどうかなと思ったけれど、
見学ツアーの予約をしていたので決行。
まずは新幹線と在来線で長浜へ。
長浜から琵琶湖横断フェリーに乗って、竹生島へ到着。

ひょっとしたら子どもの頃に連れてこられたかもしれないけど、
覚えていないので、来たのはたぶん初めて。
水深100メートルのところに、タワーのようにそびえたっている
陸地のてっぺんがこの竹生島だとのこと。
お寺と神社があります。
フェリーの到着から出発までは40分あったのだけど、
「かわらけ投げ」とかしてたら結構ギリギリだった。

ちなみに「かわらけ投げ」とは、龍神拝所というところから
琵琶湖に向かう鳥居に、願いごとを書いた二枚の小さいお皿を投げて
鳥居を通ったら願いがかなうという占い?みたいなもの。
2枚とも通らなかった……
他の人もとんでもない方向に飛んでたので、
これはわたしが特別ノーコンなわけではなく
かわらけの形状がそうさせるのだと思う(たぶん)。

フェリーで今津港にわたって、湖西へ。
メインは「針江区」というところの見学なのだけど、
14:00の予約で、今津への到着は12:00ごろという微妙な時間。
近江高島でごはんを食べようということになったのだけど、
電車が来るまで30分待たねばならないので、
「もう大人だしな!」と奮発してタクシーに乗る。
しかし、思いがけず距離があり、
二人とも「大人だしな」と言いながらタクシーのメーターが気になって仕方ない。
結局今津駅から「高島びれっじ」まで4000円強。
まあ、時間を買ったと思えば許容範囲ね……と思いつつ、
「高島びれっじ」へ。

ここ、ガイドブックを見たときは、
結構大きくてにぎわっているところなのかと思ったんだけど……
すごく小規模です!
普通の住宅街の一角に、ぽつんと観光用の建物がいくつかあるって感じ。
雨が降ってて寒かったし、人も少なくて
余計にわびしく思えたのかもしれないけど、
ガイドブックから喚起されたイメージとのあまりの違いに
「ガイドブック作る人ってすごいね……」
と言い合う。
騙された~!! というよりは、魅力的に見せ、人を行きたくさせる
演出のテクニックに感嘆。
写真でみると雰囲気はいいんだよね。

視界に入る街並み全体が統一されてたらもっとよかったんだけど、
一部だけがこれだからなんかハリボテ感があるんだよね……。

同じようにガイドブックを見て来たのであろう人が結構いて、
数軒ある飲食店はどこもかしこも満員。
持ち帰りオンリーに見えたケーキショップがイートインをやっていたので
ご当地果物「アドベリー」のロールケーキとフルーツ酢のサイダーで
空腹をまぎらわせる。
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