金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

大河ドラマ『青天を衝け』#16

2021-05-30 20:38:39 | 大河ドラマ「青天を衝け」
なんやこの、ときどき差しはさまれる
「土方歳三with新撰組」のPVは……

人材集めのために出立する栄一&喜作を見送りにきたり、
慶喜とのキャッキャウフフのいちゃいちゃタイムがあったり、
着々と死亡フラグを立てながら、タイトル通りに平四郎退場。
身もふたもなく言うと「史実だから」なんだけど、
まさに「どうして……どうして……」だよ……😭 

水戸藩士の一部が尊王攘夷のために蜂起した余波で
千代ちゃんの実家では兄ちゃんが連行されて
牢に入れられ、平九郎もひどい目に。
「尊王攘夷思想の教祖みたいだった斉昭の息子である
慶喜の変心→平岡のせい!!」
となって平四郎は殺されちゃうし。
「尊王攘夷」は、多くの者が熱狂して
人々の運命を狂わせる呪いのようなものだった、
というのをこれでもか! というくらい描いている回だった。

【その他いろいろ】

・また家康が出てこなかった!
 平四郎と慶喜が家康の話してたから、
 そこで出てくると期待してしまったじゃないか。

・「賊扱いしやがって! 許せねえ!」
 そう言いながら金はしっかりもらっていく水戸藩士。

・徳川慶篤、お兄ちゃんと比べられて
 めちゃストレスためてそう……

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150:斎藤千輪『ビストロ三軒亭の謎めく晩餐』

2021-05-26 17:10:22 | 21 本の感想
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

三軒茶屋にある小さなビストロ。
来る人の望みを叶える魔法のような店。
料理は本格派、サービスは規格外。
どんな事情の客も大歓迎。
――ここ『ビストロ三軒亭』には、
お決まりのメニューが存在しない。
好みや希望をギャルソンに伝えると、
名探偵ポアロ好きな若きオーナーシェフ・伊勢優也が、
その人だけのオリジナルコースを作ってくれる、
オーダーメイドのレストランなのだ。
ひと月ほど前までセミプロの舞台役者だった神坂隆一は、
姉の紹介でこの店のギャルソンとして働くことに。
個性豊かな先輩ギャルソンたちに気後れしつつも、
初めて挑んだ接客。
だが、担当した女性客が、いろいろな謎を秘めた
奇妙な人物であることを、隆一はまだ知らずにいた……。
美味しい料理と謎に満ちた、癒しのグルメミステリー。

*************************************

Kindle unlimitedにて。

虐待や病気なんかの重い設定を軽く扱うのが、
自分は好きじゃないんだな……と
これを読んでわかった。
ギャルソンたちにキャラ付けしているけれども
実際にキャラが立っている感もなく、
重い設定の扱いに対するマイナスの印象を
覆すには至らなかった。
自分は店員にはビジネスライクに接してほしいので、
その点も「素敵~!」と思えない原因だったのかも。

ただ、「おいしいものが食べたい!」という気分にはなる。

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大河ドラマ『青天を衝け』#15

2021-05-23 21:03:49 | 大河ドラマ「青天を衝け」
平四郎からの命を受け、薩摩サイドに潜り込んだ栄一
(平四郎に篤太夫と名前を変えられる)。
一橋の者って隠してないし、本名だし、
これ、全然隠密ではないのでは……??

主人公補正というか、お約束みたいなもので、
西郷に「おもしれー奴」認定されるんだけど、
この展開にあまり腹が立たないのは、
これまでしっかり栄一のキャラクターを
描いてきたからなのかな。
「おもしれー」とは思わないが、
自分の頭でしっかり考えることができ、
過ちも反省して次に活かせるものね。
(ちゃんとお金の使い方を学んでいた)
それにしても、前回から描かれてきた一橋家、
めちゃホワイト企業だな!?

西郷からの忠告は、
「うわー露骨に円四郎志望のフラグ立ててきた!」
って感じだったんだけど、次回予告であっさりネタバレ。
平岡夫妻だけ「お江戸のコメディ」だったから、
なんかショック~!!

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149:路生よる『地獄くらやみ花もなき』

2021-05-23 20:25:06 | 21 本の感想
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

罪人が化け物に見える青年・遠野青児は、
わけあって借金をかかえ
ネットカフェを泊まり歩く放浪生活を送っていた。
そんな中、迷い込んだ洋館で、
白牡丹の着物をまとった美少年・
西條皓(さいじょうしろし)に出会う。
皓はある使命を受け、鬼の代わりに
罪人を地獄に届ける「地獄代行業」を営んでいるという。
そんな皓は、持ち前の観察眼から青児の窮状を見抜き、
住みこみの助手として屋敷で働くよう誘う。
なし崩しで助手として働くことになった青児は、
旧家の令嬢からの一家に災いをもたらしている
「鵺」を対峙してほしいという依頼を受け、
皓とともに旧家・獅堂家に乗り込むが、
そこには血縁に絡む怨念が渦巻く事情が・・・。
旧家での連続殺人、
ライバル探偵・凜堂棘との推理合戦、
数々の困難に巻き込まれながら、
青児は少しずつ自らの役割を自覚し、
どこか寂しそうな皓も、青児との関わりの中、
少しずつ笑顔を取り戻していく。
罪人を地獄に届ける謎の少年と
世に絶望したニートの事件簿!

*************************************

Kindle unlimitedにて。

キャラクターは好きになれないし、
「主人公、なんでそんなこと知ってるの!?」
「初対面でそんなことしゃべるか!?」
という不自然さも感じたのだけど、
リーダビリティは高く、先が気になる。

罪を犯した人物がその報いを受ける話なので
不思議と後味は悪くない。

好みからは外れているけれど、面白かった。

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137~148:最近読んだ漫画

2021-05-23 20:21:57 | 21 本の感想
 メノタ『果ての星通信1 ~3』
★★★☆☆3.5

すごいなあ。私の中からは絶対に出てこない世界だ。
残酷と優しさをあわせ持った、お伽噺のように
ロマンチックなSF。


★★★☆☆

そこまで嫌なら料理しなくていいじゃん!?!?!?
……って思ったけど、ヒロインは収入が少ないから
好きな仕事を続けようと思ったら結婚が必要で、
彼女にとっての料理は、希望どおりの就職をするために
必須の資格みたいなもんなんだな……。



Not for meだった。
個人的な苦手要素が多すぎた……。



 椙下聖海 『マグメル深海水族館 1・2』
★★★☆☆

なるほど~。水族館ものは昔からあったけど、
深海生物専門の水族館という舞台設定で
差異を作ってる。



 河本ほむら・尚村透『賭ケグルイ 1巻~3巻』
★★★★☆

ゲームのルールやイカサマは全然頭に入ってこないのだが、
それでもドキドキハラハラさせられる。
女の子同士がくっついて仲よくしてるの、
カワイイ。


★★★☆☆

演技もの+男同士の関係の物語になるのかな?
『潜熱』と同様、ムードがあるなあ。
しかし、この関係が破綻の方向に向かう気がして
すでに苦しい……。


★★★★★

1巻からしっかり面白い!
何かを好きだという気持ち、いいねえ。
女の子たちがみんな柔らかそうで可愛い。


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映画:『きっと、うまくいく』

2021-05-22 21:21:58 | 映画の感想
2021年の映画⑩『きっと、うまくいく
★★★☆☆

【シネマトゥデイのあらすじ】

行方不明だったランチョー(アーミル・カーン)が
街に戻ってくると聞き、ファルハーン(マドハヴァン)と
ラージュー(シャルマン・ジョシ)は母校に向かう。
10年前、三人は名門大学の学生だった。
真っすぐなランチョーは異議があれば学長にすら物申し、
好きなことに打ち込んでいた。
しかし、ランチョーと学長の娘・ピア(カリーナー・カプール)が
接近したことから、3人は卒業目前で退学を言い渡されてしまう。

********************************

Amazonプライムにて。
インド映画のお約束・ミュージカルパートがあるから
仕方ないんだけど、3時間近くある。
「痛快なふるまい」として描いているつもりなのだろう
主人公の行動を、
「これ、自分と考えの違う相手を
 ひどい目にあわせてるだけじゃないか?」
としか思えなかったのもあって、90分たったところで
いったんギブ。

後半も、いまいち乗り切れず。
学長の行動もどうかと思うところはあるけど、
主人公トリオも調子に乗って悪いことしたあとで
罰を与えられたら被害者面って。
どうしても主人公サイドに立てないせいで、
楽しめずに残念……。

「いい大学」「いい職業」に就くために
学ぶ意欲もなく、好きでもない道を
進む・進ませることへの批判は一貫したテーマで、
そこはよかったんだけど。
インドとの価値観・倫理観の違いもあるのかな。




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127-136:最近読んだ漫画

2021-05-21 15:22:43 | 21 本の感想
★★★★☆3.5

本編知らないけど、おもしろかった。


★★★☆☆

これだけ情報量ぎっしりでも人気出るのか……



あずみきし『死役所 1巻 (バンチコミックス)~3巻』
★★★★☆

やるせない話、胸糞悪い話に嫌な気分になるんだけど、
たまに美しい希望が垣間見える話もあって
3巻まで読んでしまった。
3巻の芸人コンビの話に涙。


宮下暁『東独にいた(1) (ヤングマガジンコミックス)
★★★★☆

おもしろい! 先が非常に気になる。
1巻の時点では絵はそんなにうまい感じがしないのだけど、
これからどんどんレベルアップしていきそう。


★★★☆☆

絵はとってもきれいで
一コマ一コマのデザイン性も高いのだけど、
漫画としてみると不自然なポーズが多くて
それが気になってしまった。
情報開示の仕方が、原作既読を前提にしたものっぽい。
(序盤、置いてきぼりにされた)

 

 高口里純 『グランマの憂鬱 : 1~3』
 ★★★☆☆3.5

「花のあすか組!」は読んだことがないのだけど
有名だというのは知っている。
グランマの啖呵とか対処については
そこまでスカッともせず痛快でもないのだけど、
ベテランらしい安定感でどの回もきっちりおもしろい。
主人公周りの血縁関係が把握しづらい……と思ったら
別シリーズのスピンオフなのか。

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126:田渕句美子『新古今集 後鳥羽院と定家の時代』

2021-05-21 14:49:47 | 21 本の感想
★★★★★

【Amazonの内容紹介】

歌に目覚めた後鳥羽上皇の元には
藤原俊成、定家、良経など、
新たな手法で歌を詠む廷臣たちが揃い、
式子内親王、俊成女など、女性歌人も顔を並べた。
宮廷をあげて歌に明け暮れる
稀有な時代の幕明けを描く。

*************************************
 
歌人たちにスポットをあてつつ、
文学史上の古今集時代、を描いている。
同じテーマを扱った本は何冊か読んだけれど、
その中でも読み物として面白く、
初めて知ることもあって楽しめた。

「古事談の作者・源顕兼もこの時代の人で、
しかも歌人としては後鳥羽院のお眼鏡にかなわず
疎外された方の人だったんだ!」
とか、
「建礼門院右京大夫が、笑いものにするために
時代遅れの歌風の人として呼ばれてるって
ショック~!」
とか、歌人としては疎外されたものの、
和歌以外の作品で才能を発揮した人々についても
知ることができる点が、
他の本では見かけなかった特色。

この時代の歌人たちにさらに興味がわいた。

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125:こまつあやこ『ハジメテヒラク』

2021-05-21 14:47:02 | 21 本の感想
こまつあやこ『ハジメテヒラク
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

『おはようございます。実況はわたし、
 出席番号三十三番、綿野あみがお送りいたします。』
ひそかな趣味は脳内実況!
そんなわたしがなぜか生け花部に……。
2019年度中学入試最多出題作
『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』
で講談社児童文学新人賞受賞のこまつあやこ氏、
待望の2作目。
ユーモラスで爽やかな青春小説!

「あ、いえ、そうじゃなくて、生け花ってふつう……」
女の子がやるものじゃないんですか?
その言葉が喉(のど)から出かかってわたしははっとした。
【実況ってふつう男性がやるもんだろ】
むかし、おとうさんが早月ちゃんに向けた言葉が蘇る。
ダメだ。同じようなことはいいたくない。──本文より。 

*************************************

先輩から借りたもの。

「生け花」と「実況」の掛け合わせだけでも
かなり情報量が多いし、
深堀りしないままに要素を詰め込みすぎでは?と
思うんだけど、
軽妙な語り口で最後までストレスなく読了。
展開もYAの定石といった意外性のなさも、
不思議とマイナスにならない不思議な好感度の高さ。

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122-124:最近読んだ漫画&本

2021-05-17 20:16:04 | 21 本の感想
いずれもkindle unlimitedにて。

★★★★☆

本の趣旨とは違うかもしれないけれど、
好きなものがたくさんあるって、いいなあ。
ほんわかした可愛い作風。


★★★☆☆

著者が片づけのアドバイスをしてあげる側だからなのか 
クール。

 


一部しか読んでいないので★はなし。

ちゃんと資料にあたってるな、と感じる記事もあれば、 
いい加減すぎるものもあり。 
真言立川流のやつ、実際は文観は無関係じゃん……。 
藤原能茂と藤原範茂を混同してるし。
佐藤忠信に記事を割いてくれてたけど、 別に怖い話ではないね。

 
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