金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

ドラマ:『カルテット』第1~10話

2022-12-31 17:04:23 | 2022年に見たドラマ・アニメ
なんだか不思議なドラマだったなあ。
 
松たか子を中心に、登場人物たちの「何かありそう」を
ちりばめた1話のつかみはばっちりで、
序盤はかなりわくわくした。
 
話数が進んでいくごとに「なーんだ」という拍子抜けが増えて、
「夢を追うこと」「恋愛」「謎」の3つの要素が
あまりリンクしないままにとっちらかったまま終了。
特に、有朱は何だったんだ……。
恋愛要素を除いて、
「奏者としてどう生きるか」
あるいは
「謎」
のどちらかに絞ったほうがおもしろくなっただろうに……。
と思うんだけども、キャラクターやその関係性は好きで、
この四人をもっと見ていたい、という思わせる魅力があり、
嫌いになれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメ:『銀河英雄伝説 外伝 わが征くは星の大海』

2022-04-30 22:11:11 | 2022年に見たドラマ・アニメ
方々でおすすめされるが、なかなか読んだり見たり
できなかったシリーズ。
ネットで調べたところ、
「いろいろあるが、とりあえずこれから見ろ!」
とのことだったので、アマプラで視聴。

登場人物の名前だけは聞いたことはあるが、
「とりあえず戦争してて、戦略の天才同士がライバルしてる」
くらいの知識しかなかった。
ラインハルトとキルヒアイス以外、顔と名前が結びつかず、
途中までは、だれがだれやらさっぱり。
序盤は、
「ラインハルト」
「ラインハルトを罠にはめようとするおっさん」
「ヤン」
の3グループのどれとどれが戦ってるのかさえ
わからず、「???」だったけど、
半分くらい見てようやくわかってきた。

両軍とも、戦争の続く時代にもかかわらず
上官が無能すぎんか??
もし上官が有能だったら、実力を発揮するチャンスもなく
主人公たちも成り上がっていけないんだろうが……

今回はひとまずライバル同士の邂逅・手合わせで終了。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドラマ:『MIU404』第1~11話

2022-04-29 21:08:42 | 2022年に見たドラマ・アニメ
これも、もうすぐアマプラ配信が終了だとのことで
急いで見る。

ビジュアルが苦手な俳優さんがいるので
見る気がなかったのだけども、
『アンナチュラル』とリンクしてるというので視聴。
第2話から涙・涙。
親子関係って、呪いのようね……

刑事バディものに求められる要素は
きっちりしっかり詰まってるけれど、
出し尽くした感はなく、
続編やスピンオフでまだまだ展開できそうな感じ。

麻生久美子が美しい。
そしてエリートお坊ちゃんキャラは
ついついひいきにしてしまう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドラマ:『アンナチュラル』第1~12話

2022-04-22 21:30:17 | 2022年に見たドラマ・アニメ
もうすぐアマプラ配信が終了だとのことで
急いで見る。

おもしろかった~!!
窪田くん、繊細そうなお坊ちゃん役が似合うね。

北村有起哉演じる宍戸が、
弁護するところが一切ないクズ。
ムカついてムカついてしょうがなかったが、
最後にちょっぴり溜飲が下がったね。

初期に登場した嫌な検事・吹越満が味方になるなんて
熱すぎる展開じゃん!と思ったら、
やっぱり嫌な奴だった……。
完全な味方にならないところに安心したよ!

ドラマの定番として、
終盤はヒロインの過去が関わってくるかと思いきや、
一切なかった。
これは続編のため……?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメ「平家物語」第8~11話

2022-04-12 00:42:19 | 2022年に見たドラマ・アニメ
〈各話のトピック〉
【第8話】平家都落ち、義仲入京
【第9話】後鳥羽帝即位、清経入水、一ノ谷
【第10話】維盛入水、屋島、壇ノ浦
【第11話】壇ノ浦、大原御幸

えーん、つらいよ~!!!
小学生のときから、源平合戦に関する創作物や解説書に
触れてきたけれど、
平家滅亡がこんなに悲しかったこと、ないわ……
大好きだった大河ドラマ「平清盛」ですら、
平家滅亡は「しょうがないね」って思って見てたもん。

よくよく考えたら、今までに触れてきたものは、
都落ち以降の、逃亡生活のつらさ、わびしさ、
どんどん精神的に追い詰められていく様子を
ここまでしっかり描いてなかったんだな。
都落ち以降は、急に一ノ谷・屋島・壇ノ浦にスキップしちゃって。
このアニメでは、清経や維盛が耐えられなくなったのにも
説得力があった。
敦盛の最期にも初めて泣いちゃった。

大原御幸はさー、いつも思うけど、
「お前、どの面下げて……!」
としか言いようがないエピソードだよ。
院には良心の呵責とか、ないのね……

【その他いろいろ】

・義経だけ作画違わない??
 すんごい美形設定。

・義仲は従来通りの野生児。
 仲間たちが山賊の集団のようだよ。

・弱気で消極的な頼朝、政子の尻にしかれまくってる。

・静が出てきたのは意外だった。
 本編では直接描かれなかったけど、
 この後の義経の運命を視聴者に思い出させるためかな。

・宗盛、最後までいいとこなかった!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメ「平家物語」第5~7話

2022-04-02 00:16:49 | 2022年に見たドラマ・アニメ
〈各話のトピック〉
【第5話】以仁王の挙兵
【第6話】福原遷都、頼朝・文覚登場、富士川の合戦
【第7話】高倉院崩御、南都焼き討ち

源平合戦に興味を持つきっかけが義経だったせいか、
ずっと平家に興味が薄くて、
重盛以外にはたいして思い入れがなかったんだけど、
このアニメ見て、維盛がすごくかわいそうになってきちゃった……。

すでに戦の必要がなくなってから成長して
美少年としてちやほやされてきたのに、
突然武士として活躍しろって言われても困るよね。
小松家は、父の代から一門の中で孤立していたうえ、
清盛とのつながりが強い父・重盛が亡くなっているわけで、
そんな状況で小松家を背負って
向いてない戦に出なきゃいけないのが気の毒すぎる。
「重盛にできたんだからできる!」じゃないよ清盛!!
(平家物語がそういうものだから仕方ないが、
 この話の中では、ほぼすべてが清盛のせい!)
富士川で敗走したあと、「戦わなければならない」と
自分に言い聞かせてるのが気の毒で気の毒で。

端正なおじさんとして登場した重衡も、
そのつもりもなかったのに
焼き討ちキャラにされちゃってかわいそう。
「憧れのいとこだった」と言われても
高倉院に愛されていないと思ったまま死に別れ、
彼の愛が届かないままでいる徳子もかわいそう。
気の毒な人ばかりだよ……。
亡くなった院が徳子に寄り添っているのに
本人にはそれがわからないの、切ないね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメ「平家物語」第1~4話

2022-03-19 22:05:57 | 2022年に見たドラマ・アニメ
見よう見ようと思いつつ先延ばしにしていたアニメ。
ワクチン3回目の副反応でだるだるだった時間に
ついに視聴。

揚羽蝶から物語が始まるあたりの、
「わかってるね~」感。
平家の紋は揚羽蝶なんである。

ヒロイン・びわと重盛がそれぞれに、
「先が見える」「死者が見える」という不思議な目を持っている
というファンタジー要素はあれど、
基本的に平家物語に準じたつくり。
(「平治物語」等からもエピソードを拾っている)
第4話までのトピックは以下の通り。

【第1話】「平家にあらずんば~」、殿下乗合事件
【第2話】祇王と仏御前
【第3話】西光vs延暦寺、鹿ヶ谷、小督、重盛の諫言
【第4話】俊寛置き去り、重盛の死


清盛が後白河法皇を生前から「後白河法皇」と呼んでいることとか、
滋子が清盛と他人みたいなスタンスでいるところとか、
宗盛を次男と言っているところとか、
高倉帝が「清盛どの」「重盛どの」と呼んでるところとか、
気になることは多々あれど、
まあ、呼称についてはちゃんとやろうとすると
視聴者に優しくない作りになってしまうからな……
「院」とか官位で呼ばせると、
前提知識のない人にはわからないだろうし、
若い帝が清盛や重盛を呼び捨てにするのに
違和感を抱く人もいると思われる。

個人的には、右京大夫が出てきたのがうれしかった~。
名前は出ていなかったけど、
「歳上で、歌がうまくて絵もうまい」
と恋敵である隆信のことを資盛が語る場面もあった。
この作品の資盛はわりと残念な子。

びわの目によって、最終的に悲劇で終わることが示されていて、
独特のムード。
たまには不幸じゃない重盛が見たいよ……。
父に「おもしろくない」と言われて、
「最後まで面白くないものじゃったの、私は」
と死の間際までそれを気にしているところもかわいそう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「日本人のおなまえ  『鎌倉殿の13人』SP」

2022-01-29 13:23:46 | 2022年に見たドラマ・アニメ
NHKオンデマンドにて。
記録だけ。

「姓」と「名字」の違い、
源平の歴史、
御家人たちが名字を名乗っていた理由、
頼朝にちなんだ地名や名字等々。

『鎌倉殿』で名字のあとにも「の」を入れているのは、
ちゃんと理由があるとのこと。

それにしても山本耕史、光で飛ばしているとはいえ、
お肌つやっつやだな~!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「英雄たちの選択 北条義時・チーム鎌倉の逆襲」

2022-01-17 19:38:51 | 2022年に見たドラマ・アニメ
NHKオンデマンドにて。
BSプレミアムで放送されていた番組。

特に新しい知見はなし。
「北条義時って何者?」というところから知りたい人には
いいんじゃないだろうか。
頼家・実朝の死については、
「何者かに暗殺された」「暗殺」で終わっていた。
『愚管抄』で頼家を殺害したのが北条の手のものになっているのには
触れず。

三浦胤義も藤原秀康も出てこなかった。
泰時は承久の乱のときに「息子を総大将にした」程度の扱いで
名前が出てきたくらい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「鎌倉殿サミット2022」

2022-01-12 19:10:59 | 2022年に見たドラマ・アニメ
NHKオンデマンドにて。
BSプレミアムで放送されていた番組。

鎌倉幕府の成立年、頼朝の死の謎、
君主としての頼家と実朝の評価、政子の立場……etc
についての研究者たちの意見。
統一した見解は示されず、
それぞれに違う意見を聞けるのが楽しい。
ドラマや小説としては、
いずれかの説を採用するか独自の見解を示すして
話を作ることになるだろうけれど、
研究としてはこうだよな~。
さまざまな説があって、
多くの同意を得て力を持った説が定説になるのだろうけれど、
それは「歴然とした事実」ではない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする