恩田陸『ネクロポリス 下』(朝日新聞社)
★★★★☆
【Amazonの内容紹介】
英国と日本の文化が融合した世界「V.ファー」の「アナザーヒル」では、
死者と交流する「ヒガン」と呼ばれる行事が毎年行われている。
「V.ファー」で連続殺人事件が発生した年、
聖地である「アナザーヒル」でも事件が起きる。
犯人探しが進むなか、不思議な風習に彩られた「アナザーヒル」が変質し始める――。
著者初の上下巻作品となった大作ファンタジーが待望の文庫化。
解説は漫画家・萩尾望都氏。
****************************************
9年ぶりに再読。
読んだのはハードカバー版。
あれ?? と思った。
前回読んだときには結末にがっかりした記憶があるんだけど、
再読した今回は、上巻の面白さが損なわれないまま楽しく読了。
自分が歳をとって、それなりに知識と経験を積んで、
理解が追い付くようになった……というか、
イメージの材料が蓄えられたのかもしれない。
終盤はファンタジー要素が強くなるので、
自分でイメージできないとさっぱりわけがわからないんだよね。
ミステリー的には反則なんだけど、
「アナザーヒル」の特性を踏まえた展開だったので
個人的には不満はなし。
面白かった。
★★★★☆
【Amazonの内容紹介】
英国と日本の文化が融合した世界「V.ファー」の「アナザーヒル」では、
死者と交流する「ヒガン」と呼ばれる行事が毎年行われている。
「V.ファー」で連続殺人事件が発生した年、
聖地である「アナザーヒル」でも事件が起きる。
犯人探しが進むなか、不思議な風習に彩られた「アナザーヒル」が変質し始める――。
著者初の上下巻作品となった大作ファンタジーが待望の文庫化。
解説は漫画家・萩尾望都氏。
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9年ぶりに再読。
読んだのはハードカバー版。
あれ?? と思った。
前回読んだときには結末にがっかりした記憶があるんだけど、
再読した今回は、上巻の面白さが損なわれないまま楽しく読了。
自分が歳をとって、それなりに知識と経験を積んで、
理解が追い付くようになった……というか、
イメージの材料が蓄えられたのかもしれない。
終盤はファンタジー要素が強くなるので、
自分でイメージできないとさっぱりわけがわからないんだよね。
ミステリー的には反則なんだけど、
「アナザーヒル」の特性を踏まえた展開だったので
個人的には不満はなし。
面白かった。