金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

40:高樹のぶ子 『マイマイ新子』

2012-03-31 15:42:09 | 12 本の感想
高樹のぶ子『マイマイ新子 (新潮文庫)』(宝島社)
★★★☆☆

昭和30年の山口を舞台にした著者の自伝的小説。
さっきAmazonを見ていて初めて知ったのだけど、
これ、アニメ映画にもなってたのね。

子どもの目を通して見た「もはや戦後ではない」時代の
農村の世界。
著者と同年代の人が読んだら、ノスタルジーを感じるのかな。
大きな事件ではないけれど、子どもにとっては気持ちの揺れ動く
日常の出来事の数々を、すくい取って描いている。
起伏のある物語ではないので、退屈に感じる人もいるかも。

帯には日本版『赤毛のアン』とあったけど、
『赤毛のアン』ではないな。
昔読んだ氷室冴子の『いもうと物語』に近い印象を抱いた。


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39:やましたひでこ 『ようこそ断捨離へ』

2012-03-31 10:58:22 | 12 本の感想
やましたひでこ『ようこそ断捨離へ モノ・コト・ヒト、そして心の片づけ術』(宝島社)
★★☆☆☆

BOOKOFFで大量買いした本の中の一冊。
一昨年くらいからネットでもファッション誌でも「断捨離」は
頻出ワードだったので、テレビを見ないわたしもさすがに知ってたけど、
本家本元の著作は読んだことがなかったのだった。
100円だったから買って読んでみたが……

内容の前に、文章がすごくいやだ。

ブログの書籍化らしいのだけど、本にするなら
もうちょっとなんとかならないのだろうか……。
文体の好き嫌いの問題ではなく、
文章が書くのが上手な人じゃないんだろうなと思う。
文章のまずさのほうが気になってしまって、
内容の良し悪しもよくわからないほどだった。
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38:益田ミリ 『最初の、ひとくち』

2012-03-31 10:55:39 | 12 本の感想
益田ミリ『最初の、ひとくち』(世界文化社)
★★★☆☆

気がつけば、食べ物関係の本が続いている。
これはエッセイ。
子どもの頃を中心として、あるお菓子や飲み物、食べ物を
最初に口にしたときの思い出をつづったもの。
著者とわたしは10歳違いなので、わたしがものごころついたころには
それはすでに一般的に普及していた……という商品も多く、
新登場のインパクトというものがわたしの記憶にはないのだけど、
口にした時期は子ども時代なので、やっぱりなつかしい。
不二家の「エクレール」、その存在すらすっかり忘れていたけど、
確かにそんなお菓子があったなあ。
キャラメルみたいなので、中にクリームが入ってるの。

エンゼルパイのお話が微笑ましくて好き。
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37:たかぎなおこ 『愛しのローカルごはん旅 もう一杯!』

2012-03-31 10:55:20 | 12 本の感想
たかぎなおこ『愛しのローカルごはん旅 もう一杯!』(メディアファクトリー)
★★★★☆

これの続編。今回もおもしろい。
旅行先では動き回っているために、逆にそんなに食べられなくて
終わってしまうのが常。
ちょっとやそっとの「おいしい」じゃ感動できなくなっているうえに、
偏食にますます磨きがかかっているので、実際に食べに行っても
「ぎゃー! おいしい!!」ということはないと
経験からわかっているのだけど、こういうのも本で読む分には
夢がふくらんでいいね
おいしそうだと思ったのはこれ。

・神奈川県「サンマーメン」「シラコロホルモン」
・長野県「駒ヶ根ソースカツ丼」「山賊焼き」「くるみおはぎ」
・茨城県「みつだんご」
・福島県「クリームボックス」「福島餃子」
・宮崎県「飫肥天」「チキン南蛮」「冷や汁」
・鹿児島県「白くま」
・高知県「中菓子」

編集のかとうさん、おもしろいな。
コメント (2)
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36:たかはしみき 『まいにちトースト』

2012-03-31 00:50:31 | 12 本の感想
たかはしみき『まいにちトースト (Rucola Books)』(技術評論社)
★★★★☆

再読。
サンドイッチとマフィンは大好きだけど、
ハムとかチーズとか野菜との取り合わせが好きなのであって、
どうやら自分はパン自体はそんなに好きじゃないみたい……
と気づいたのが2年くらい前。
それ以来、家でトーストを食べたのは
頂きもののパンがやってきたときだけ。
だから、ここに紹介されているトーストを実際に作ることは
ないに違いない……と思うんだけど、
こういう本は夢がふくらむよね。
クリームチーズ&ブルーベリージャム、とか、
モツァレラチーズ&生ハム、とか、
アイスクリーム&はちみつ、とか、
字面だけで、ぎゃーおいしそう!!と悶える。
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35:金児昭 『「すぐやる人」になれば仕事はぜんぶうまくいく』

2012-03-31 00:35:50 | 12 本の感想
金児昭『「すぐやる人」になれば仕事はぜんぶうまくいく』(あさ出版)
★★★☆☆

BOOKOFFで大量買いした本の中の一冊。

うん、わかってる、すぐやればいいんだって!!

仕事の原稿4本を、一か月ずっとずるずる引きずって終わらせられない
わたしにカツを入れてくれ!
と思って買ったのだけど、あまり効果はなかったな。
「よーし、やるぞ☆」とモチベーションの上がる即効性の類のものではなくて、
じっくり考え方を変えるという感じかな。

以下3点は、わかっているけど忘れがちだから気をつけなきゃね、と思ったこと。

「自分が望んでいることを、相手がすぐにやってくれることはとても嬉しいことだ」(p.15)
「いつか必ず会う必要がある場合には、予定表で空いている一番早い時間に
 会ってしまって、そのことを処理してしまうべきなのだ」(p.44)
「忙しいときこそ、リズムを崩さず、目の前にあることを
 順番にこなすということが大切になってくるのだ」(p.89)
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34:佐藤伝 『明日がくる 夜の習慣』

2012-03-31 00:25:50 | 12 本の感想
佐藤伝『いい明日がくる 夜の習慣』(中経出版)
★★☆☆☆

BOOKOFFで大量買いした本の中の一冊。
一冊100円だと思うと、よく吟味して買わなくなるから
ホントよくないと思った!
早起き本だと思ったのだが、本当に当たり前のことしか書いてなくて、
(当たり前というか、「夜の過ごし方」みたいな本によく書いてあること?)
引っかかるところもなく、読み終わっても何も残らず……といった感じ。

さっきAmazonを見て、評価の高さにびっくりした。
初版は2006年なので、当時としてはこの内容も新しかったのかなあ。
初心に帰ってみたいという人にはいいかも。
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33:はづき虹映『7曜日の法則』

2012-03-31 00:08:05 | 12 本の感想
はづき虹映『7曜日の法則』(廣済堂出版)
★★★☆☆

BOOKOFFで大量買いした本の中の一冊。
江戸時代まで日本には曜日の感覚がなく、
日本人には「仕事」と「休み」を分けて考える習慣がなかったのに、
「曜日」を導入してから各曜日に対する先入観が出来上がり、
そのイメージに支配されてしまった……という現状から、
曜日を1~7の数字に置き換えて読み解き、
曜日の波から解放されよう、というのがこの本の趣旨。

冒頭の部分を読み進めて気づいたのだが、
スピリチュアルな世界であった……。
別に嫌悪してるわけじゃないんだけど、興味がないというのか、
説得力が感じられないので、なんかそういう要素が出てくると
気持ちが萎えちゃうんだよね。
そんなわけで「○曜日おススメの『じゅもん』」には
挫けそうになったけど、スピリチュアル要素は割と薄めだったし、
習慣を作って生活リズムを整えるのはいいと思った。
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32:清水ちなみ 『ワタシの生活マル微向上作戦』

2012-03-28 09:08:47 | 12 本の感想
清水ちなみ『ワタシの生活マル微向上作戦』(中央公論新社)
★★★☆☆

BOOKOFFで大量買いした本の中の一冊。
「OL委員会」ってあったな、懐かしいな~と思って。
雑誌の読者投稿コーナーが好きな人は楽しめる。
初版が2000年なので、松田聖子のビビビ婚とか2000年問題とか、
時事ネタもたくさん。
完全なヒマつぶし本。ところどころ笑える。
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映画:『アリス・イン・ワンダーランド』

2012-03-27 08:38:38 | 映画の感想
映画『アリス・イン・ワンダーランド』(ティム・バートン監督)
★★☆☆☆

公開中に見に行こうかと思いつつ、チャンスを逃していたんだけど……
これは見に行かなくて正解だったな。
言ってみれば新解釈のアリスであって、
「『不思議の国のアリス』をどう味付けしたか」
を楽しむものなので、アリスファンじゃないとキツイかも。
単体で見たときに、ストーリーが全然おもしろくない
アリスがなぜ赤の女王を倒さなければならないのか、
全然わからなかったんだけど……
あの人、そんなに悪いことしてたか??

白の女王役のアン・ハサウェイはやっぱり可愛い。
美しく愛される妹と、頭でっかちで愛されない姉の間の軋轢が
ほのめかされるところは好きだったし、
アリスの衣装も可愛かったけど、
とにかく話がおもしろくないので
最後まで見通すのが苦痛だったわ~。
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