早坂啓吾『サバエとヤッたら終わる〈1〉~〈3〉』
エロ&ラブコメ。
下ネタが結構ストレートなのにもかかわらず、
あまり不快を感じさせないのは、
作者さんのバランス感覚がいいのだろうな。
サバエ、主人公のこと好きじゃん……と思うと
そのキャラ作りがいじらしいのであった。
東村アキコ『雪花の虎〈1〉~〈3〉』
連載時から、読みもしないで
「今ごろ上杉謙信女性説かよ……」
と思って斜めに見てて、すみませんでした。
まだ3巻までしか読んでいないけれど、
おふさげを入れつつも、
真面目に歴史物をやろうとしているのがわかるし、
おもしろかった。
『推しが武道館いってくれたら死ぬ〈1〉~〈3〉 』
1・2巻は再読。
3巻も可愛かった。
コメディだから深刻にはならないんだけど、
「そこまで推しのために生活を犠牲にせんでも……」
という感想は持ってしまうので、
主人公(ファン)とアイドルがともに女性だというのが
よいバランスだと思った。
異性になると、もっと生臭い方向にいっちゃうからね……。
大西巷一『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ 〈9〉~〈12〉』
8巻からちょっと間を開けただけで、
さっぱり話がわからなくなってる……。
「あ、ジャンヌ・ダルクの時代だったのか!」
と驚くくらいに、世界史の知識がない状態で読んでいたけど、
ちょっとだけ当時の世相がわかってきた。
宗教自体が悪だとは思わないけれど、
政治や利権が絡んでいるから余計に引っ込みがつかなくなって
陰惨な殺しあいになってしまうんだよね……。
相変わらずヒロインに容赦ない展開だったけれど、
ハッピーエンドと言えるムードで終わってホッ。