金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

2024 読書と映画のまとめ

2024-12-31 15:32:56 | 1年のまとめ
このまとめを書くために記事を遡ってみたら、
2024年、仕事関係の資料以外の本を読んでいなさすぎて
びっくりした!
物理的にはたいして忙しくはなかったのだけども、
長期間携わっていた仕事のせいで、
ずっと気持ちに余裕がなかったのだった。
 
でも、今年は、
 
・いっぱい旅行した
・初めて観劇をした
・初めての種類のイベントに複数回参加
 
となかなか充実した1年で、大満足。
 
新しいジャンルの仕事も舞い込んできて、
来年がとっても楽しみ!
 
ということで、1年をふり返って、
今年も読書と映像作品のベストをまとめてみた。
 
********
【小説】
 
①瀬尾まいこ『私たちの世代は』
②辻村深月『この夏の星を見る』
③戸森しるこ『ぼくらは星を見つけた』
④山本周五郎『樅ノ木は残った』
 
気持ちに余裕がなくなると、長編の小説を読まなくなる
(短編は区切りをつけやすいから、心がければ読める)。
何を読んだのかも覚えていなかったくらい。
高評価だったのは上記の ①~③。
『樅ノ木は残った』は、好みかどうかという評価基準を超えた
作品なのだけど、印象的だったので入れた。
 
【小説以外】
 
①Emi『今日から変わる わたしの24時間』
②岡本真帆『水上バス浅草行き』
 
今年は、新しく現代歌人の短歌集を読み始めた。
韻文には、たぶん日本人の平均よりは触れていると思うけど、
それは仕事柄であって、積極的に読もうとしてこなかったのだった。
新規開拓のつもりで、手に取りはじめた。
 
【漫画】
 
①乃木坂太郎 『夏目アラタの結婚』
②荒井ママレ『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』
③山岸凉子『日出処の天子』
 
いちばん読んだのは、実写ドラマを契機に再読した『ゴールデンカムイ』だけど、
これは再読なので除外。
新規で読んだ中では『天幕のジャードゥーガル』と
『後ハッピーマニア』も面白かった。
これらはストーリーがまだ序盤だろうから、来年度以降に持ち越し。
 
【映画】
 
①『チャチャ』
②『夏目アラタの結婚』
③『ラストマイル』
 
今年見た映画は11本。
見た直後の評価で言ったら、
『窓ぎわのトットちゃん』
『ルックバック』
が高いんだけど、こういうふうに後で振り返ったときに
選出するのは、違う映画だから面白い。
「よくできている」より「好み」の映画の方を選んでる。
全体の出来が良くなくても、ものすごく好きなところがある映画は印象的。
『チャチャ』は2回見に行き、パンフレットも買った。
 
【ドラマ】
 
①『95』
②『ゴールデンカムイ』
③『光る君へ』
 
数回しか見ていないものもあったけど、
ドラマはわりと見ていた。
2024年度のベストは、断然『95』。
これはかなり好き嫌い分かれそうだし、
「いきがった高校生が暴れてただけじゃん」
という感想には「確かにね」としか言いようがない。
私も、キャストが違ったら、選ばなかった可能性があるし、
そもそも見ていなかった。
でも二度と戻らない季節、自由なようで自由でない、
高校生ならではの葛藤が眩しいのよ〜!
『光る君へ』は文句をつけたいところがいくつもありつつ、
なんだかんだ楽しく最後まで見ていた。
 
*****************************************
 
2025年は、生活の中に読書や映画・ドラマ鑑賞を
自然に組み込んでいけるようなリズムを作りたい。
「娯楽なんだから、無理に読んだり見たりしなくていいじゃん」
という気持ちもあるのだけども、私の場合、
これらは仕事も兼ねているので「読まなきゃ/見なきゃ」の呪縛から
逃れることはできないのだった……
最近は、一日の時間割に組み込んでいて、
しかも夜になると手つかずになりがちだから、
明るいうちに消化している。
これを義務じゃなく習慣にできたらいいな。
 
ご訪問くださっているみなさま、今年もありがとうございました。
よいお年を!
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2023年 映画と読書のまとめ

2023-12-31 17:46:11 | 1年のまとめ
【小説】
 
好み度★5
朱野帰子『対岸の家事
谷津矢車『廉太郎ノオト
 
好み度★4のうち印象に残っているもの
永井紗耶子『木挽町のあだ討ち
砥上裕將『線は、僕を描く
知念実希人『仮面病棟
井上ひさし『東慶寺花だより
柚木麻子『早稲女、女、男
柚木麻子『らんたん
 
【追悼・永井路子先生】
 
たぶん、私が人生で初めて「作者読み」したの、永井先生だったと思う。
「鎌倉殿」効果でいっぱい復刊してくれて、本当によかった。
そして、著作はすでに図書館にも置かれなくなっているので、
電子書籍の時代になったのもありがたい。
 
【小説以外】
 
植村直巳『青春を山に賭けて
三土たつお街角図鑑
 
【漫画】
 
 
漫画、あまり読まなかったな~。
冊数自体はわりと読んだと思うけど、おもしろかったシリーズもので
読み終わったのが上記のこれだけ。
 
安藤ゆき『町田くんの世界 』
荒井ママレ『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』
 
の2作は面白かったし好きだけど、
まだ最初の1~2冊しか読んでいないので保留に。
漫画、電子書籍の積ん読がすごい量になっているので
来年は少しずつでも消化したい。
 
【映像作品】
 
映画『犬部!
映画『色男ホ・セク
 
今年見た映画は14本。
『インディペンデンス・デイ』は初見じゃなかったので除外すると、
好み度★5をつけた映画は一つもなかった。
好みじゃないけれど印象的だったのは、上記の4作。
『犬部!』は好み度としては★3.5だったのだけども、
インパクトがあった。
 
そして、今年の大河ドラマを3ヶ月で脱落してしまった代わりに、
ドラマはわりと見ていた。
仕事の資料として何人かの俳優さんの出演作を見ていたためだけど、
完走できたのは以下の4作のみ。
 
ドラマ『夜行観覧車
ドラマ『SPEC
 
大河ドラマ以外にテレビを見てこなかった人間の
所感だけども……
大河ドラマも「明らかに尺の配分がおかしい」とか
「整合性が取れない」とかあるけど、そこは天下のNHKで、
まだ良い方なのだということがわかった。
テレビドラマって、映画とちがって、
完成していない作りかけの段階でリリースしちゃうから、
「放送し続けていい出来じゃないだろ」という代物でも
最後まで遂行しなきゃいけないのね……。
頑張っている俳優さんとかスタッフさんたちが
気の毒になるものもある……。
 
あと、「単純接触効果」の影響は思っていたより大きく、
いろんな媒体でその人に触れて情報が蓄積していくと、
解像度が上がって魅力がわかるようになることもある。
俳優のYYくん、苦手な顔だな~と思ってたけど、
わりと好きになっちゃったもん。
 
*****************************************
 
2024年の大河ドラマは、藤原道長×紫式部になりそうなのが
やや不安ではあるのだけども、かなり楽しみ!
「風と雲と虹と」「炎立つ」も平安時代中期だけど、
地方が主な舞台で武士が主人公だったから、
「平安貴族もの」はおそらく初のはず。
 
ご訪問くださっているみなさま、今年もありがとうございました。
よいお年を!
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2022年 映画と読書のまとめ

2022-12-31 17:23:19 | 1年のまとめ
今年はもう、なんといっても大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が素晴らしく、
わたしの「最高に面白かった!!」もそれに尽きる!
長野・東京・千葉・埼玉・神奈川・静岡と
いろんなところへ行けたのもよかった。
 
本は319冊と、冊数だけはそこそこ。
一昨年あたりから、しばらく離れていた歴史ものの小説を
わりと読むようになって、やっぱり「好き!」と思うんだけども、
仕事柄、現代もののエンタメももっと摂取しないとな~と反省。
 
以下、2022に読んだ&見たものの中で、
印象的だったもの。
 
*****************************************
 
【一般小説】
 
高橋克彦『時宗』1~4
朝比奈あすか『翼の翼
朝比奈あすか『ななみの海』
 
初めて読む作家さんが多かった。
実は「すごく好き!」というものは、少ない。
好きとはちがうんだけど、印象的だったな~という作品が多い。
昔は「好き!」だけで選べたけれど、
最近は、「好きじゃないけど、この仕掛けはすごい」とか、
「筆力に圧倒される」という評価基準の
ウエイトが重くなってきている気がする。
読み終わった直後は★5をつけたのに、
その後、続編を読まないままになっているものもある。
逆に、ほしおさなえさんの作品は★5をつけていないのに、
3シリーズ+単巻読んでいて、たぶんかなり好きなんだろうな……。
 
【ストーリー漫画】
 
歴史もの3つはどれも「好き!!」なんだけど、
あとの2つは、好きとはちょっとちがう。
人を選ばず自身をもっておすすめできるもの、という感じ。
 
以下は大好きだけど、まだ完結しておらず、
この先どう転ぶかわからないので外したもの。
 
 
 
【コミックエッセイ】
 
 
【映像作品】
 
映画『RRR
ドラマ『アンナチュラル』
ドラマ『MIU404』
アニメ『平家物語』
 
昨年32本見た映画を、今年は8本しか見ていない。
しかも、映画で「好き」「おもしろい」と思ったものは
『RRR』だけだった。
代わりに、アマプラでドラマとアニメをいくつか見た。
上記のものが面白かった、
 
*****************************************
 
2023年は
「ネットで時間を無駄にするくらいなら、本を読むor映画を見る」
が目標。
本当に、時間を浪費してるから……。
 
ご訪問くださっているみなさま、今年もありがとうございました。
よいお年を!
 
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2021年 映画と読書のまとめ

2021-12-31 15:29:01 | 1年のまとめ
昨年に引き続き、2021年も仕事の一つをほとんど放棄し、
代わりにエンタメの消化にいそしんでいた。
12月に転機となる出来事があったので、
2022年度は放棄していた仕事に復帰しつつ、
エンタメの摂取もほどほどにして行きたいところ。

以下、2021に読んだ&見たものの中で、
印象的だったもの。

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【一般小説】


『わたし、定時で~』、ドラマは見ていなかったけど、
ドラマにしても映える話だろうな~と思う。
武蔵坊弁慶1・2』は、とてもおもしろかったけど、
思い出補正が多分にある……という自覚があるため、
リストには入れず。

【漫画】

②『かげきしょうじょ!! シーズンゼロ』

『へうげもの』は文句なしの一番。
今年、漫画はたくさん読んだのもあって、
好きなものにもたくさん出会えた。


この三つは、「好き! おもしろい!」よりも、
「この題材でよくも……!」という感嘆が大きい。

【随筆】


随筆、あんまり読まなかったな。
どちらも面白い。

【鎌倉幕府関係】ジャンルごちゃまぜ

新書『頼朝の武士団
小説『修羅の都
小説『寂光院残照

大河ドラマ効果で、関連本がたくさん出ているので
来年は読む物がたくさんありそう!

【その他】新書とか学術書とか 


『新古今~』以外はAmazon Unlimitedにて。
読み放題じゃなかったら読まなかったものもあるが、
いずれも読んでいてわくわく。

【映画】


今年はアマプラのウォッチリストを消化したものあり、
1年で32本見た。今までで一番多かったかも。
好み度★4~5を付けた中だと
見た直後の評価と、振り返ってみたときの評価が
一致しないの、おもしろい。
見た直後は★5でなかったのに、
時間が経っても鮮やかに印象に残っているものはある。

*****************************************

2022年は仕事の資料読みばかりになりそうだけども、
最低でも1ヶ月に本1冊、映画2本は仕事に関係なく摂取して、
電子書籍とウォッチリストの消化をすすめたい。

大河ドラマ、楽しみだな~!
関連本もたくさん出そうだし、関連スポットも観光地として
親切設計になっていくんじゃないだろうか。

楽しみいっぱいの2022年。
ご訪問くださっているみなさまも、よいお年を!

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2020 映画と読書のまとめ

2020-12-31 18:10:45 | 1年のまとめ
2020年は、いくつか兼ねている仕事のうちの一つを
ほとんど放棄していたおかげで、
趣味に走った一年となりました。
放棄していることに焦りはあるけれど、
自分のキャパをこれだけ食われていたのだな、と
認識することに。

来年は心機一転、その仕事もがんばる予定。 
みなさま、よいお年を!

*****************************************

【一般小説】

①永井路子 『炎環』 
②塚本邦雄 『藤原定家―火宅玲瓏
③塚本邦雄 『菊帝悲歌―後鳥羽院
④吉田一 『藤原定家―美の構造
⑥澤田瞳子『秋萩の散る
⑦佐藤雫 『言の葉は、残りて

珍しく趣味に走った一年。
原点回帰で歴史&古典に浸っていたので、
好み度の高かった本もその関係ばかりに。

【古典】
池田亀鑑 『平安朝の生活と文学

「古典」と「歴史」の線引きが難しい。
『御堂関白記』は「歴史」じゃないか? とも思うのだけど、
「日本の古典」と銘打たれているからこっちへ、
電子書籍のセールをしていた影響で、
ビギナーズ・クラシックスのシリーズを結構読んだ。
「御堂関白記」はこれまで関連書籍を読んでこなかったため
特におもしろく感じた。

【歴史】
繁田信一 『かぐや姫の結婚
⑥松薗斉 『王朝日記論

『明月記』もジャンルに迷ったけれど、こっちへ。
『幕末下級武士の絵日記』、興味の薄いジャンルだったけど
ほんわかした絵柄になごむし、当時の風俗や武士の生活が
伺えておもしろかった。

【その他】
③石徹白未亜『節ネット、はじめました。
④サンキュータツオ『ヘンな論文

今年は仕事関係の本をほとんど読まなかった。
そのため言語関係の本がない。

【漫画】
①遠藤達哉『SPY×FAMILY 1~3』
②杉田圭 『超訳百人一首 うた恋い。』1~4巻 
③石川ローズ 『あをによし、それもよし 3 』 
⑥D・キッサン『千歳ヲチコチ: 4~8
⑦えすとえむ 『いいね!光源氏くん1~4
⑧伊藤ゆみ 『お寺のおくさん1~4

漫画は積読解消で結構読んだけれど、
数のわりにあまり記憶に残ってないな……。
③と④は応援したい! という心持ちで。

【映画】

④『来る

『来る』は決して出来はよくないのだけど、
一点突破のおもしろさがあった。

今年は映画館の会員になったため、
わりと映画館によく見に行っていた。
それでも、コロナウイルスの影響で
行けない期間があり、見たのは17本。
映画も積読というか、アマプラの視聴リストに
入ったままのやつがたくさんあるので、
来年は消化したい……。

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2019年 読書と映画のまとめ

2019-12-31 15:32:50 | 1年のまとめ
物理的には特に忙しいわけではなかったのだけども、
追い立てられているような気分の続いた2019年。

本もたいして読めなかったし、
映画なんて見た本数が激減していたのだけども、
大河ドラマ「いだてん」は毎週楽しみだったし、
あちこち行けた。

ちょっと、今の状況に飽きてきたな……という気分なので、
来年は新しい仕事を開拓したいな。

そして開設以来、ずっと自分のためだけに
書いてきたこのブログも、
そろそろ少しは人の役に立つものにしたい。
と言っても、店の公式サイトへのリンクを貼るとか、
その程度のことだけど。

ご訪問くださった方々、ありがとうございました。
ここ1年、訪問者数がかなり増えていたのですが、
やっぱり「いだてん」感想を見に来てくれた方が
多かったのかしら。
「麒麟がくる」も視聴予定です。

みなさま、よいお年を!

*****************************************

【一般小説】

実は今年、
「いくら出したら続きが読めますか? 
 1冊あたり3万円くらいなら出します!」
というレベルの、いまだかつてなく好きな小説に
出会ってしまった。
諸事情でここには書けないので、
ブログに記録したものからピックアップ。

② 森谷明子 『千年の黙 異本源氏物語
③ ほしおさなえ『活版印刷三日月堂』シリーズ

『転生! 太宰治』はかなり人を選びそうだけど、
①~④は多くの人が「良い」と思える
小説なのではないかな。

万人受けしないし、絶賛はできないけれど、
定家が好きだから、以下も推す。

・瀬川貴次 『百鬼一歌』シリーズ
・篠綾子『藤原定家謎合秘帖』シリーズ

どちらも「ここは気に入らない。でも好き!」という
愛憎半ばする複雑な気持ちを抱く本……。

【その他】

①八百板洋子『ソフィアの白いばら
③若菜晃子 『地元菓子
④清川妙『乙女の古典

こちらは豊作。
①は随筆、②⑥⑦は新書。
歴史系の新書がなぜだか売れてるので
どんどん新しいところにスポットライトをあてて
展開していってほしい。

【映画】

映画は今年、9本しか見ていない。
Amazonプライムも全然役立ててないな。

「めちゃくちゃおもしろかった! よかった!」
という映画はなし。
しいて挙げるなら、非現実的で雑な設定に
突っ込みが追い付かず、
けれどもキャラ立ちと勢いがすごかった

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2018年 読書と映画のまとめ

2018-12-29 19:36:54 | 1年のまとめ
飛躍の年で、よい波に乗った感のある2018年。

波の大きさに気付かずに
注力すべきところでしなかったのかもしれない……
という気がしないでもないけれど、
きっとまた波は来るだろう、と思うことに。

年内は、読めてもあと1冊だろうから、
先にまとめておきます。
 
みなさま、よいお年を!

*****************************************

【一般小説】

①まはら三桃『疾風の女子マネ!』
②渡辺淳子『東京近江寮食堂』
③瀬川貴次 『百鬼一歌 月下の死美女』

今年もインプットのための本ばかり読んでいて、
読んだ小説はほんとうに数えるほど。

【古典】

①堀田善衛『定家明月記私抄』
     『定家明月記私抄 続篇』
②花村えい子『マンガ古典文学 源氏物語』上・中・下
③愛川純子『セクシィ仏教』

勧めに応えてくれる人はだれ一人として思い浮かばないけど、
『明月記』おもしろいよ。定家いいよ、定家。

【言語】

①エラ・フランシス・サンダース『翻訳できない世界のことば』
②加藤重広『日本人も悩む日本語 ことばの誤用はなぜ生まれるのか?』

仕事に関係あるのでここに記載していないレビューもあるんだけど
日本語関係の本を今年は結構読んだ。

【生活】

①キャスリーン・フリン『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』
②園藤ふみ『男前収納でキレイになる片づけのコツ』
③岡田芳朗・松井吉明 『年中行事読本:日本の四季を愉しむ歳時ごよみ』

①はおすすめ。
料理を学ぶことで人生そのものを立て直していく姿が描かれていて
料理に対するモチベーションもあがる。

【その他】

①野村進『千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン』
②黒柳徹子 『トットちゃんとトットちゃんたち』
③瀧山幸伸『一度は行ってみたい街並発見』
④島田裕巳 『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』 (幻
⑤大野正人『失敗図鑑』

人に広くおすすめできるのは①・②・⑤かな。
個人的には面白かったけど、
他の人はそう思わないだろうな~って本もあるよね。

【映画】

『ダンガル きっと、つよくなる』
『バーフバリ 王の凱旋』
『カメラを止めるな!』
『グレイテスト・ショーマン』
『シェイプ・オブ・ウォーター』
『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』

今年も昨年を下回って14本。
『バーフバリ』『カメラを止めるな!』など、
話題になった映画は、やっぱり一般受けするだけあって
おもしろいものが多いなあという印象。
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2017年 読書と映画のまとめ

2017-12-31 12:23:07 | 1年のまとめ
会社を立ち上げてから、実に10年ぶりの大晦日休み!!
こんなに気がかりもなくのんびりと過ごせる日は
本当に久しぶり……

今年は大河ドラマにはずっと楽しませてもらったし、
プライベートでもうれしいこと・楽しいことが多かった。
馬籠や唐津・佐世保といった、興味はあるけど
ずっと行けなかったところにも行けたし、
初めてのことにたくさんチャレンジもした。
ただ、そういういろんなことをどこかに書いておかないと
どんどん忘れてしまうので、来年はちゃんと記録しよう。

読書については
「役に立たない読書、自分の楽しみのためだけの読書がしたい」
とずっと思い続けていたけど、さすがにもうあきらめがついた。
今の仕事(数年前から始めた仕事)に携わっている間は、
こちらに全力投球しよう。
少なくとも、今の自分にとっては人生の最優先項目なわけだし。

*****************************************

【一般小説】

①中島京子『小さいおうち』
②河合隼雄 『泣き虫ハァちゃん』
③瀬尾まいこ 『あと少し、もう少し』
④原田マハ 『総理の夫 First Gentleman』
⑤藤崎翔 『神様の裏の顔』

今年も読んだ小説は少なかった。
仕事に直接関係ない内容だったとしても、どうしてもインプットのための本に偏ってしまう。
①・②は文句なしに大好き。
いろんな人が絶賛していた恩田陸の『蜜蜂と遠雷』は個人的にはあまり……。
恩田作品は、もっとオタク臭のする本のほうが好きなんだよ。

【随筆】

① 姜尚中 『ニッポン・サバイバル―不確かな時代を生き抜く10のヒント』
② 田中登『失われた書を求めて―私の古筆収集物語』

果たして随筆にカウントしていいんだろうか……と思うが、
論説系があふれているので、こちらにカテゴライズ。

【新書・論説系】

① 今野真二 『学校では教えてくれない ゆかいな日本語』
② 根本寛 『筆跡事件ファイル―筆跡鑑定人が事件の謎をとく』
③ 今野真二『図説 日本語の歴史』
④ 小泉和子 『昭和の結婚』
⑤ 山口謠司『大人の漢字教室』

本の出来とか質ではなく、そのときの自分のニーズの合っていたかどうかの評価。
そのため、この分野は人におすすめするものじゃないけれど、
①・②はたぶん他の人が読んでも面白いと思う。

【映画】

『ラ・ラ・ランド』
『ドリーム』
『婚約者の友人』
『彼女がその名を知らない鳥たち』

映画は今年も15本しか見ていない。
今年から、レディースデーの木曜日に映画館に見に行ける状況になったんだけど、
結局、家で過去の作品を見ることが多かったし、
「おもしろかった!」と思えるものも少なかった。
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2016年度版 年末のひとり遊び

2017-01-04 15:24:05 | 1年のまとめ
あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします

会社を作ってから、年末年始がえらく忙しくなってしまいました。
大晦日、待ち合わせ時間までのひまつぶしに始めた
この「ひとり遊び」も、年が明けてからようやく存在を思い出すことに。

「2016年はもっと無駄な読書をしていきたい!」

と一年前に書いたのに、2016年は前年以上に無駄な読書をしませんでした。
仕事関係の本ばかり読んでいて、
それらの記録はここに残していないものだから、
読書の記録自体があまりない……。

*****************************************

【一般小説】

①田辺聖子『むかし・あけぼの〈上〉・〈下〉』
②谷崎潤一郎『細雪』
③天野純希『サムライ・ダイアリー 鸚鵡籠中記異聞』
④越谷オサム『いとみち』
⑤宮木あや子『校閲ガール!』

読んだ小説自体が少ないのだけども……
一番は、迷いなく『むかし・あけぼの』で決まり。
ほかにも、桑原水菜『遺跡発掘師は笑わない まだれいなの十字架』
高田郁『八朔の雪―みをつくし料理帖』
おもしろいと思っていた模様。

【随筆】

随筆自体、あまり読んでいないのでピックアップはなし。

【新書・論説系】

①阿古真理『小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代』
②山口謠司『日本語を作った男 上田万年とその時代』
③冷泉為人 編『京都冷泉家の八百年 和歌の心を今に伝える』

仕事関係で読んだ新書をのぞくと、こんなところかな……。
どうしても、そのときの自分のニーズと一致した本を
高評価してしまうのだが、これらはニーズと関係なく
面白く読めた。

【映画】

『シン・ゴジラ』
『スポットライト 世紀のスクープ』
『この世界の片隅に』
『帰って来たヒトラー』
『ズートピア』

今年は映画も14本しか見ていない。
好み度★5をつけたのは『シン・ゴジラ』と
『スポットライト 世紀のスクープ』の二つ。
エンタメに徹した映画と、社会派ドラマ。
どちらも面白かったけど、ゴジラの方は2回見に行っているので
こちらを一番に。

*****************************************

2017年は、仕事量を減らす予定なので、
生活リズムを整え、仕事以外の読書に割く時間を確保したい!
特に読みたいのは、しばらく離れていた歴史の本。
言語に関する本はもっと量を増やしたいし、
小説もなじみのなかった作家さんを開拓したい。


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2015年度版 年末のひとり遊び

2016-01-02 23:17:18 | 1年のまとめ
ひえっ! 気が付いたら年が明けていてびっくり!!

ご訪問くださっているみなさま、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします

一年のまとめもすっかり忘れていたので、
年始にあわてて実施することに。
2015年は忙しくなるはずが、目論見が外れて
新しい案件の仕事を始めるのが半年遅れたため、
本を読む時間はたっぷり。
仕事の資料本が多かったので、ここには記録していないけれども、
映画もよく見たし、
準備期間と割り切ればもう少しいろいろ読めた気もするけど、
おおむね満足かな。

*****************************************

【一般小説】

①王城夕紀『天盆』
②魚住直子『園芸少年』
③鯨統一郎『邪馬台国はどこですか』
④誉田哲也・姫川玲子シリーズ
⑤マルグリット・ユルスナール『東方綺譚』

これは迷いなく決まった。
姫川玲子シリーズは一冊一冊の好み度はそんなに高くないんだけど、
シリーズとして面白いのでやっぱり読んじゃうんだよね。

【随筆】

今年も随筆はあまり読んでいなかった。
ここにあげるほど印象の強かったものはなかったな。

【新書・論説系】

①橋口侯之介『和本入門』
②クリストファー・ロイド『137億年の物語』
③森谷尅久『地名で読む京の町〈上〉』
④TBSラジオ『科学の宝箱』

論説系は、そのときのニーズに一致しているかどうかで評価が変わるんだけど、
①・②は文句なしに面白かった。

【映画】

今年見た映画は24本。
ちょっとマイナーな作品ばかりを上映する映画館に出会って、
今年はそこに通っていた。
映像の美しさとか音響に騙されて、映像作品はいつも評価が甘めになってしまうんだけど、
意外なことに★5をつけたのは一つだけだった。

①『ベイマックス
②『ビューティフルマインド
③『ローマに消えた男
④『ヴィンセントが教えてくれたこと
⑤『黄金のアデーレ 名画の帰還

②・③以外は、テンプレのベタだと思うけど、
やっぱりそういうのの方がわかりやすくていいんだよね……とつくづく思った。
個人的には②・③みたいなストーリーの方が好きなんだけど。

*****************************************

このブログを始めた二十代半ばのころは、
ただ知識を得ることが楽しくて、何の役にも立たなさそうな
マニアックな本や図鑑を読んでいたのだけれども、
それが今になって仕事で役立っている。
最近はもう、知識関係の本はとにかく「必要に迫られて」なのだけど、
2016年はもっと無駄な読書をしていきたい!



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