万城目学『鴨川ホルモー』(角川文庫)
★★★☆☆
京大生の阿部は、葵祭のエキストラのアルバイトの帰りに
「京大青竜会」という名のサークルに勧誘される。
何を目的に活動しているのかわからない
あやしいサークルではあったが、
おごりを期待して参加した新歓コンパで阿部は、
美しい「鼻」を持つ早良京子に一目ぼれをして
サークルから抜け出せなくなり、
謎の競技「ホルモー」に参加することになる。
*********************************************
万城目学のデビュー作。
この人って、ボイルドエッグズ出身だったのか。知らなんだ。
「ホルモー」にまつわる部分は味付け程度の印象で、
中心となるのはサークル内の恋愛や軋轢といった
大学生活。
おもしろかったことはおもしろかったのだけど、
数人をのぞき登場人物の描写が薄っぺらで、
文章も読みづらく、後半は流し読み。
デビュー作対決では圧倒的に
森見登美彦のほうが読ませるなあという印象だけれど、
こなれてきたらずいぶんおもしろくなるんじゃないかしら、
と既刊の作品に期待。
★★★☆☆
京大生の阿部は、葵祭のエキストラのアルバイトの帰りに
「京大青竜会」という名のサークルに勧誘される。
何を目的に活動しているのかわからない
あやしいサークルではあったが、
おごりを期待して参加した新歓コンパで阿部は、
美しい「鼻」を持つ早良京子に一目ぼれをして
サークルから抜け出せなくなり、
謎の競技「ホルモー」に参加することになる。
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万城目学のデビュー作。
この人って、ボイルドエッグズ出身だったのか。知らなんだ。
「ホルモー」にまつわる部分は味付け程度の印象で、
中心となるのはサークル内の恋愛や軋轢といった
大学生活。
おもしろかったことはおもしろかったのだけど、
数人をのぞき登場人物の描写が薄っぺらで、
文章も読みづらく、後半は流し読み。
デビュー作対決では圧倒的に
森見登美彦のほうが読ませるなあという印象だけれど、
こなれてきたらずいぶんおもしろくなるんじゃないかしら、
と既刊の作品に期待。