金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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映画:『マイノリティ・レポート』

2013-06-29 09:01:39 | 映画の感想
映画『マイノリティ・リポート 特別編 [DVD]』(スティーブン・スピルバーグ監督)
★★★☆☆3.5

プリコグと呼ばれる三人の予知能力者たちを使った
殺人予知システムに従い、殺人前に犯罪を防ぐ犯罪予防局。
その働きによって、2054年のワシントンD.C.の殺人事件は
0件になった。
犯罪予防局でチーフを務めるジョン・アンダートンは、
6年前、自分が目を離したすきに息子を誘拐され、
それ以来、仕事にのめり込みながら覚せい剤を手放せなくなっていた。
ある日、新しく殺人事件が予知される。
プリコグたちの見たイメージには、リオ・クロウという見も知らぬ男を
殺すジョンの姿が映っていた。
捕まる前に逃げ出すジョンだが……

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ああ、こうして主人公の過去が事件とつながっていくのね……
と思ったのだが、それが110分の段階でまだ残り30分近くある。
案の定、それからストーリーはもう一転するのであった。
薬物依存症という主人公の設定と、
はめられて窮地に陥っていく展開に引き込まれた。
殺人を未然に防ぐための予言を知ってしまったために
殺人を犯すというパラドックスも面白い。
しかし、真犯人の殺人動機は納得がいかない。
アガサがいないとシステムが成立しないからっていうんだけど、
そんな、代替パーツのないシステムがよく国家のシステムとして
認められるよな。
後継者が見つからなければ一代でシステムは終わりじゃないか。
そこが気になってもやもやするので、好み度は★4つに満たず。

いかにも嫌な感じのホワイトカラーのエリートといった感じで登場した
ウィットワーが、バトルをこなし、色気もあってなかなか素敵だった。
そしてトム・クルーズって、なんだかんだ言っても
やっぱりかっこいいよな。


コメント
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