金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

映画:『記憶探偵と鍵のかかった少女』

2014-10-03 19:55:06 | 映画の感想
映画『記憶探偵と鍵のかかった少女』(ホルヘ・ドラド監督)
★★★★☆

【シネマトゥディのあらすじ】

人の記憶に入れる特別な能力を駆使して、
いくつもの難事件を解決に導いてきた記憶探偵ジョン(マーク・ストロング)。
問題を抱えた16歳の少女アナ(タイッサ・ファーミガ)の記憶を探る依頼が舞い込み、
彼女の記憶に潜入したジョンはショッキングな出来事の数々を目撃する。
その記憶に隠された謎に迫るため事件の関係者たちを訪ねるが、
どの証言もアナの記憶とは異なるものばかりで……。

************************************

小さい映画館でひっそりやっていたサスペンス。
タウン誌で紹介されていたのを見て興味を持ち、見に行く。
予想外にスプラッタ描写が多くて、
映画館だということも忘れてわっと手で顔を覆ってしまった。
次々に掘り起こされていく「真実」、明らかになっていく過去。
予想外の人物が犯人だった!……と思いきや、
「そういうことだったのか!」と唸らされる構成。
1時間半強、飽きることなく楽しませてもらいました。
あまり話題になってないけど、これはおもしろい!

記憶というのが変質し、改竄されるものだというのはよく言われることなので、
「記憶探偵」というタイトルを見たときからある程度展開に予想はついたし、
「犯人」の動機がよくわからずもやもやする……という欠点もあるのだけど、
地味ながらよくできた良作です。
スプラッタにそれほど抵抗がないサスペンス好きの人にはおすすめ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする