金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

おでかけの記20:タリーズコーヒー ユニゾイン名古屋栄店

2019-07-30 08:32:17 | おでかけの記
実は行ったことがなかったタリーズコーヒー。
もちろんあちこちで見かけはしているのだけど、
生活圏にコメダとスタバがあって、
それで事足りているので店に入ることがなかった。

わけあって栄に一泊していたので、
朝食がてらやってきた。

アイスコーヒー 380円
オールドファッション キャラメルピーカンナッツ260円

アイスコーヒーはトールサイズだったのだけど、
飲み切れなかった。
次回からはショートサイズにしよう。

平日の10時くらいだったせいか、
込み合っておらず、勉強や仕事をしている人もいて
よい雰囲気。
わたしも企画を練っていた。
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大河ドラマ『いだてん』#28

2019-07-28 20:37:51 | 大河ドラマ「いだてん」
松ちゃん「おい、関西弁! 関西の顔になってるぞ!」

めちゃ笑った。
斎藤工、すかした顔で標準語しゃべるより
一人称「わい」でふてくされてるほうがいいやん。

ちょっと、どういうこと?
まーちゃんに恋愛のフラグが立ってるぞ!
速記者の麻生久美子、
まーちゃんのこと好きだよね?
まーちゃんには名前すら認識されておらず、
見合い相手だということさえ気づかれていないが……。

「5月15日」という日付が出てきた時点で
こうなるだろうと思っていたけれど……。
オリンピックの応援歌をバックに
五・一五事件を描くとか、
皮肉で残酷で演出がうますぎる。
事件後、プールにひとりで
物思いに沈むまーちゃんが切ない。


【その他いろいろ】

・松ちゃん、しぐさがいちいち乙女で可愛い。

・「ピークを過ぎてる」
 「後輩の練習台になるために戻ってこい」
 「オリンピックは戦争だ(両親を亡くした相手にプレッシャー)」
 選手に向かって言いたい放題。
 メンタルケアという概念がひとかけらもないまーちゃん。
 そりゃ勝ちゃんもキレるわ。
 でも松ちゃんが言うように、こんだけ無礼で傍若無人なのに
 嫌いになれないのよね~。

・男子選手は全裸で泳いでいたとのこと。
 さすがに股間隠し芸では何ともならなかったのか、
 「上半身だけ映します」。
 そして、女子選手の場面、脚しか映さずに期待を煽って
 「女子は着てました」。
 だまされた(笑)。
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122:高橋克彦 『炎立つ 参 空への炎』

2019-07-27 17:53:48 | 19 本の感想
高橋克彦『炎立つ 参 空への炎』(講談社文庫)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

大敗を喫した源頼義・義家は謀議を尽くして巻き返しをはかる。
安倍一族の内紛、出羽清原氏の参戦で
安倍貞任・藤原経清の苦闘がつづく。
陸奥の運命を担う2人の男は大きな炎となって空を染めようとしていた。
源氏と安倍氏の存亡をかけた凄絶な戦いが、
戦さ場に生きる人々の愛と哀しみをたたえながら始まる。

*********************************************

蔵書整理のため、再読。
なぜか家には「参」以降の3冊しかないのであった。

何度読んでも、わくわく。
内通が起こるまでの部分は、ちょっと簡単すぎるというか
愚かでうんざりしてしまうのだけども、
ストーリーの展開上、仕方ないか。
義理の兄弟として、友人として、同士として、
経清に対する敬意を決して忘れない貞任に
胸を打たれてしまう。
そして、滅びの美ともいうべき結末の切なさ。
大河ドラマでは、頼義が、経清の元家来に
経清の首をのこぎり挽きさせてて、
よりいっそう残酷だったんだよね。
見ていてめちゃくちゃ泣いたわ……。

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121:葉室麟 『実朝の首』

2019-07-23 08:47:01 | 19 本の感想
葉室麟『実朝の首』(角川文庫)
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

将軍・源実朝が鶴岡八幡宮で殺され、
討った公暁は三浦義村に斬られた。
公暁の従者で、実朝の首級を託された弥源太が一人逃れるが、
「首」奪還をめぐる駆け引きが始まっていた。
鎌倉幕府最大の謎を描く、新鋭の力作!

*********************************************

鎌倉幕府関係の小説は昔、結構たくさん読んだのだけど、
「実朝が公暁に殺された」という点だけに
スポットをあてたものがほとんどで、
実朝の首の行方を問題にしているものには出会わなかった気がする。

首を探す政子・義時・義村たち鎌倉幕府側、
首を奪われた弥源太に奪った一味、
源頼茂、上皇の意を受けた交野八郎たち。
三つ巴の争いだけれども、
鎌倉と朝廷側は一枚岩ではなくそれぞれの思惑があり、
それぞれの関係も単純にはいかない。
どう着地するのか予想がつかず、最後まで楽しく読めた。

弥源太と交野八郎はオリキャラだと思って読んでたんだけど、
前者は吾妻鏡に、後者は説話に登場しているようで、
史実の織り込み方も見事。
単巻完結のわりに登場人物が非常に多いので、
ある程度、前提となる知識が固まっていないと
ついていけないんだけど、
「あ、この人出てきた」「この人も来た」
といううれしさがある。

ただ、最後の「すべては〇〇の思い通りだった」っていうのが、
なんか腑に落ちないんだよな~。
これは先日読んだ『承久の乱』もそう。
従来のイメージ通りではなかったとも思うんだけど、
そこまで先を見通していたとも思えない。
それくらい、吾妻鏡の彼に関する記述が
不自然だってことなんだろうけども。

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120:坂井孝一 『承久の乱-真の「武者の世」を告げる大乱』

2019-07-22 08:54:54 | 19 本の感想
坂井孝一『承久の乱-真の「武者の世」を告げる大乱』(中公新書)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

一二一九年、鎌倉幕府三代将軍・源実朝が暗殺された。
朝廷との協調に努めた実朝の死により公武関係は動揺。
二年後、承久の乱が勃発する。
朝廷に君臨する後鳥羽上皇が、
執権北条義時を討つべく兵を挙げたのだ。
だが、義時の嫡男泰時率いる幕府の大軍は京都へ攻め上り、
朝廷方の軍勢を圧倒。
後鳥羽ら三上皇は流罪となり、六波羅探題が設置された。
公武の力関係を劇的に変え、
中世社会のあり方を決定づけた大事件を読み解く。

*********************************************

『応仁の乱』の便乗本かと思いきや、
依頼自体はずっと前に受けていたとのこと。

「スポーツ万能で和歌の才能もある=優れた『治天の君』、じゃないだろう」
とか、
「鳥羽院が呪詛ではなく、実朝のための祈禱をさせてたとか信じがたい」
とか、気になるところや飛躍してるように感じるところもあったのだけど、
好きな時代なので、楽しかった。

頼朝死後、鎌倉で起こる粛清の嵐。
武家政権というのは史上初のシステムだったんだから
そりゃ最初はうまくいかないよね……と思う。
平家は基本的に「一門」だったけど、
鎌倉は坂東を中心とする田舎者の寄せ集めだったんだし、
「俺が俺が」「あいつばっかりズルい」→「滅ぼそう」
となるのも無理ないよ。
大江広元や三善康信は、
システムの構築・運営者として招聘されたので
他とは立ち位置が違ったのもあるだろうけど、
よく消されなかったな……。
大江広元の息子が、後鳥羽上皇側についた理由は
わからなかったので調べてみたい。

そして、この時代、本当に血統がものを言ったんだなと
つくづく思った。
阿野全成の息子までが将軍になろうとしてたとは。
敵を滅ぼした後、「とにかく男子は殺すべし!」となるのも、
こういう面倒を避けるためだったんだな。

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お出かけの記19:近衛邸 @西尾

2019-07-21 22:38:27 | おでかけの記
岩瀬文庫のあとは西尾市立図書館で調べものをして、
そこから10~15分歩き、西尾歴史公園へ。

「鶴城」が公園や高校の名前についてるのを途中でいくつか見かけた。
「鶴城」というのは、西尾城の別名なんだそうだ。

公園に到着。
この石垣は復元したものかな?

もともと城郭には興味が薄いし、
復元したものならなおさら興味がない。
ということで、西尾城はスルーして
公園内にある近衛邸へ。
京都にあった近衛家に関係する邸を
移築したものだそうだ。



お庭。


掛け軸。
最近、変体仮名を勉強していたので
かろうじて、左の字が「古」なのはわかった。
「尚古」だって。




期間限定?
金ぴかの茶碗で出してもらった。

翌日に西尾祇園祭を控えていて、
街のあちこちに幟や看板があった。
ところどころに古い家があったけれど、
閉まっている店も多い。
駅周辺は、ショッピングモールもあって賑やかな感じ。
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おでかけの記18:岩瀬文庫@西尾

2019-07-19 23:08:52 | おでかけの記
愛知県西尾市。

抹茶のイメージしかないこの街へ行ってきた。
雨は降っていないけれども曇っていて
暑くならなさそうな平日。

名古屋からはだいたい1時間。

今回の目当ては「岩瀬文庫」。
古典籍の博物館。
ずっと前に読んだ『和本入門』で存在を知って、
いつか行こうと思っていた。

名鉄西尾線で、「西尾口」下車。
駅から10分ほど歩くと、鶴代公園に到着。



花壇の向こうに見えているのが、西尾市立図書館。

岩瀬文庫は、同じ敷地内にある。

新しくてきれいな建物。
デザインがおしゃれ~!

百万塔陀羅尼がここにあったのはびっくり。
法隆寺から寄付のお礼にもらったとのこと。



江戸時代以前の和本を保存・保管することを
目的に作られた施設なので、まあ、あまり人はいないよね……。
飲食できる休憩室には
たくさんお年寄りがいたけど。


保管方法を見せるためのサンプルがあって、
それぞれの形状の和本を手に取って見ることができる。

和本のマイクロフィルムをプリントアウトしたものが
気軽に見られるようになっていた。
中には入らなかったけど、閲覧室では原本も見られるんじゃないのかな?

本当に資料を見たい人が来る場所という感じ。
(大学の演習とかでも来るらしい)
そのため、展示は少なめ。
双六とか、形づくりゲームとか、
江戸時代のものとおぼしき遊び道具や、
考古学史料の展示はあったけど。



休憩室で「令和」クリアファイルを購入。
万葉集の、元号のもとになった部分ね。






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大河ドラマ『いだてん』#27

2019-07-14 20:03:19 | 大河ドラマ「いだてん」
選手から
「応援団長」
「計測員」
と認識されていたまーちゃん。
確かに今までずっと、
「すっごく偉そうだけど、あんた、いったいどんな立ち位置?」
って感じだったもんな。

【まーちゃん本日の暴言】

「嘉納のじいさんより顔は悪いが頭は悪くない!」
「実家が貧乏なんだろ?」
「ババア」×4~5回
「貴様に用はない」
「まだ行かねえのかよ!」

岸先生曰く「口が悪い」だけど、
無礼なだけだと思うが。
全方位に対して無礼だからすごい。


えええー! 実次兄ちゃん!?
突然の死にびっくり。
幾江さんのセリフが泣かせる。
「死ぬまでお前のために頭を下げて回った」
本当だよ……。
なんでそこまで?ってくらい弟に尽くしてたよね。
兄の死を契機に、四三は熊本に帰ることに。
今日が四三編の完全な終わりか~。

【その他いろいろ】

・師匠の着物を質に入れる孝蔵、
 相変わらずのクズだな……。
 口でいくらいいこと言っても、
 行動が伴わないやつはダメ。

・嘉納先生「時代が嘉納に追いついたんだよ」

・「椙山女学校」に反応する名古屋市民。
 椙山って当時からスポーツに力入れてたんだ……。

・「どれが字ですか?」
 うん、ひどい悪筆だ。
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114-119:最近読んだ本(記録のみ)

2019-07-13 22:06:49 | 19 本の感想
西田知己『江戸のくずし字学習図鑑
★★★★☆




西田知己『江戸のくずし字学習図鑑〈巻の2〉基本漢字編
★★★☆☆3.5



高橋政巳『感じる漢字


加納喜光『いつも迷ってしまう漢字大疑問―一万人調査「どっちが正しい?」 (講談社SOPHIA BOOKS)


円満字二郎『昭和を騒がせた漢字たち―当用漢字の事件簿 (歴史文化ライブラリー 241)


円満字二郎『知るほどに深くなる漢字のツボ
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大河ドラマ『いだてん』#26

2019-07-07 21:08:26 | 大河ドラマ「いだてん」
「参加することに意義……ないわ~!!」

まーちゃんの傍若無人ぶり。
会議中に卓球すんな!(笑)
バーのママをババア呼ばわりすんな!

阿部サダヲの愛嬌の力で、今のところ
「愛され系傍若無人キャラ」に収まってるし笑えるけど、
実際に近くにいたら心底腹立つだろうな……。


今日の主役は人見絹枝。
数々の記録を打ち立てつつも、
「化け物」「バッタ」
と野次が飛ぶ。
中学とか高校でも、こういう場面あったなあ。
めちゃ上手い子が体育で活躍すると
「こええww」みたいに揶揄する風潮。
それをもっとひどくした感じだったんだろう。
からかいではなく、
本気でけしからんと思ってた人もたくさんいただろうし。

たった一人で女子スポーツの未来を背負わされるとか、
想像を絶するプレッシャー。
期待されていた種目で敗退し、
「このままでは日本に帰れない」
と無茶して出た800mで銀メダル。
良かったね……!!

感動させておいて
ナレーター「3年後、24歳の若さでこの世を去ります」

史実だから仕方ないけど勘弁して……

【その他いろいろ】

・「違う! そう! 違う!!」
 さすがのキャラメイク。
 キャラ立てに決めゼリフは必要ね。

・絹枝が化け物と呼ばれることに傷ついているのに
 そんなことおかまいなしのまーちゃん。
 「化け物が」「化け物の姉ちゃんが」。
 デリカシーという概念が存在しなさそう。

・トクヨさんもいい先生になったね。
 それにしても、なぞのシベリア推し。
 シベリア鉄道で行くから、という以上の理由は
 おそらくないんだろうな……。

・男性選手たちが絹枝を「姉御」と呼びながら、
 洗濯やら裁縫やら押し付けるの、
 そういう時代だったんだろうけど、腹立つわー。
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