いやー、今回の本郷奏多@花山天皇も最高だったな!
花山「俺が帝になっても蔵人やって」
実資「断固として辞退」
とロバート秋山に振られたあとの、
「おじうえ~~!」と甘えて抱きついたと見せかけての
烏帽子強奪。
果たして映像化されるのか? と話題になっていた
「高御座でのゴニョゴニョ」がセリフで済まされた代わりに、
なにやら雅で美しい緊縛プレイが始まった・・・・・・。
一応、政治に意欲は見せているのだけども、
「よーし、みんなを驚かせちゃうぞ☆」
「俺のこと好きになっちゃうぞ☆」
で動いてる困ったさんぶりも見せていた。
今回も安定したクオリティ。
なぜ紫式部が五節の舞姫に? という疑問にも、
それまでの経緯を当時の情勢とからめてきちんと描いて
答えてくれていた。
そして、そこで三郎の正体と、彼と道兼の関係を知るという
ストーリーにもちゃんとつなげている。
説明的でない説明がきちんとなされているうえ、
こういうエピソードが無駄なく機能している作り、
本当に信頼できる。
そして、三郎の身分を知り、道兼と再会したまひろが、
儀式の途中でショックで倒れたりとかせず、
きちんと事を終えてから正確な情報を得る、という展開もいいんだな。
【その他いろいろ】
・円融帝の詮子に対する態度は本当にひどいんだけど、
詮子も詮子で、あまりにも恋愛脳すぎるというか、
まったく父親と自分をつなげて考えてなかったんだな・・・・・・。
・父親にしたら物足りず、
妹に「嫡男にのくせに何も知らない!」と言われた道隆だけど、
父が帝に毒を盛ったことを知って即座に父への恭順を示すの、
やっぱり嫡男~!!という感じ。
・恋愛脳の娘のことは、哀れとも思ってなさそうな兼家。
・未来の夫となる宣孝に対しては、
わりとぺらぺら事情や思いをしゃべっちゃうまひろ。
・空気を読めず配慮が足りないまひろに対しては、
チクッと釘を刺しつつ、やっぱり深刻にならないように
ムードをコントロールしている倫子。
今回、やってることは、
「自分が女好きの花山天皇に目を付けられたら困るから
舞姫役をまひろに押しつけちゃおうよ!」
ってことなんだけども、圧倒的なお嬢様に頼られて嬉しい、という
まひろの気持ちもわかるよ・・・・・・。
倫子&猫ちゃんの組み合わせ、可愛かった。
・散楽の男、えらくまひろに肩入れするじゃん。