金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

映画:『カルト』

2015-02-28 19:04:41 | 映画の感想
映画:『カルト [DVD]』(白石晃士監督)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

凶悪な怨霊VS.最強の霊能力者! そのバトルの結末は! ?
人気タレントのあびる優、岩佐真悠子、入来茉里の三人は、
ある母娘の除霊番組のレポーターを務めることになる。
だがそこには想像を超える恐ろしい霊が巣食っていた。
除霊に訪れた霊能者たちは次々と倒れるが、
娘の美保に憑いた霊は取り除くことができない。
遂に最強の霊能者NEOがこの除霊に臨む!
一体この家を恨む真の呪詛者は誰なのか?
霊との戦いでNEOは勝利することができるのか?

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たしか、誰かがおすすめしていた映画。
わたしは子どものころからおばけとか幽霊の類を怖がらなかったし、
ホラー映画を見てもあまり怖くない。
ドキドキはするが、演出に緊張していたり、
いきなりの登場に驚いたりするだけ。
画像を粗くしたり、女性に悲鳴を上げさせたりして
恐怖を演出するんだなあ、「××するな」と言われるのに
なぜ決まってそのいいつけを破るのか……と
この映画も冷静に見てしまった。
ネオのキャラクターが、漫画やライトノベルによくいる
「粗暴でいいかげんに見えるが、すごいやり手のヒーロー」
そのもので可笑しい。
ラスト、ネオが決め顔で
「本当の戦いはこれからだな」
とジャンプの打ち切り漫画みたいなセリフを吐いたところで
笑ってしまった。

実在の女性タレント3人が役名=芸名そのままで出ているのだが、
3人もいる必要ないよね?? 1人いれば十分じゃないか?


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映画:『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』

2015-02-28 10:50:04 | 映画の感想
映画:『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 [DVD]』(ロブ・マーシャル監督)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

キャプテン・ジャック・スパロウの冒険を描く
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ4作目!
永遠の生命を与える“生命の泉”を巡る航海に
巻き込まれたジャックの運命を描く
アクション・アドベンチャー!!
ジョニー・デップ、ペネロペ・クルスほか出演。

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見る気をかなりそがれていたのだが、
4巻セットで借りてしまったので見た。
こき下ろすほど悪くもないのだが、
入り込めないのは相変わらず。
宣教師はなんのために出てきたのだろう……。
ロマンス要員??
国教がカトリックであるスペインを
イギリス人がこき下ろしたり、
スペインの部隊が異教のものだといって
たどりついた神殿を破壊したりと
史実をふまえた演出がされていたのはおもしろかった。


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映画:『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』

2015-02-28 10:47:53 | 映画の感想
映画:『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(ゴア・ヴァービンスキー監督)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

海賊たちの自由な時代は、世界制覇をもくろむ
東インド貿易会社のベケット卿によって
終わりを告げようとしていた。
残された道はただひとつ、
選ばれし9人の “伝説の海賊”を召集し、
命運を賭けた決戦を挑むのみ。
ジャック、エリザベス、ウィルの運命が再び交差するとき、
前人未到の“ワールド・エンド”で、
海賊たちの自由を賭けた最後の決戦の火蓋が切られる―。

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敵・味方の関係がめまぐるしく変化して、
2作目よりはおもしろかったと思うのだが、
いまいち作品世界に入り込めないのは相変わらず。
ちゃんと集中して見ていないせいなのかもしれないが、
今作もやはり、さまざまな「理由」に納得がいかないので
置いてきぼりをくらっている。
そして、「伝説のナントカ」みたいな話を
みなが信じて行動しているのに、ひどく違和感がある。
1作めからファンタジー要素はあったのだが、
3作めのこれは特に違和感が大きかった。
設定の後付け感が強かったからかもしれない。
最初から3部作として作っていたらちがったのかもね。

エリザベスは一作めではそんなに嫌いじゃなかったのだが、
話がすすむにつれて好感度が下がっていく。



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映画:『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』

2015-02-27 17:57:19 | 映画の感想
映画:『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』(ゴア・ヴァービンスキー監督)
★★★☆☆2.5

【Amazonの内容紹介】

前作で、不死の海賊バルボッサからブラックパール号を
奪い返した孤高の海賊=ジャック・スパロウ。
自由な大海原に船出したはずの彼の前に、
逃れられない宿命が立ちはだかる。
それは、今から13年前のこと-
ジャックはブラックパール号の船長となるため、
自らの魂を引き換えに、船乗りたちが最も恐れる
〔深海の悪霊〕ディヴィ・ジョーンズと
〔血の契約〕を交わした。
そして今、その"契約期間"は終わり、
ジャックの魂を取り立てるため、
巨大な闇の力が海底をうごめいていたのだ。
"悪魔の裏もかくことができる男"といわれた
ジャック・スパロウだが、今度こそ彼の命運は
尽きようとしていた…。

*************************************

前作よりもさらにコメディ色が強くなっていた。
そして、前作以上に、「海賊たちがなぜそれを求めるのか」という理由が
よくわからなかった。
途中で退屈になって寝てしまった。

ジャックの何がすごいのかよくわからないのだが、
卑怯でひょうきんなキャラクターはよい。
エリザベスはお姫さまの面影も消えて
すっかり雄々しくなってしまったな。
ウィルに言えないことをした彼女だが、
今後、これがストーリーに影響してくるんだろうか。

個人的にはあまり楽しめなかった巻だけど、
次巻に期待。


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映画:『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』

2015-02-27 17:43:59 | 映画の感想
映画:『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち [DVD]』(ゴア・ヴァービンスキー監督)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

カリブ海の港町、ポート・ロイヤル。
総監の娘エリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)は、
子供の頃に父とカリブ海を航行中に、
海賊船に襲われた英国の船と遭遇した。
エリザベスはその船で意識を失った美しい少年
ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)を見つけ、
首にかけられていた海賊のシンボルである
美しい金のメダルをはずし、自分の物にしてしまう。
ある日、町はブラックパール号に乗った
キャプテン・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)率いる
冷酷な海賊たちに襲われる。
エリザベスの身につけていた黄金のメダルが
目当てだった海賊たちは、エリザベスをさらい船出する。
エリザベスに密かに思いを寄せていたウィルは、
彼女を救い出すために、一匹狼の海賊であり、
バルボッサの秘密を知る数少ない人間である
ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)と手を組み、
バルボッサを追った。
実はバルボッサと手下たちは呪いにかけられた生きる屍であり、
月の下でその忌まわしい真実の姿をさらす。
死よりも苦しい地獄から逃れ、呪いを解くのに必要なのは、
エリザベスの黄金のメダルと、その最後の持ち主であり、
あがないの力を秘めた血筋を引く者、ウィル・ターナーだったのだ。

*************************************

人気作なのは知っていたけれども見たことがなかったので
シリーズ4作、まとめて借りてきた。
シリアスで壮大な物語を想像していたのだが、
思ったよりライトなつくり。
コメディタッチの部分が多いし、
アクションも曲芸みたいな感じ。
隠された秘宝や呪い、因縁のような
海賊ものに求められる要素はしっかり押さえているし、
ウィルとエリザベスの身分違いのロマンスも華を添えていて、
それなりに楽しめたのだけど、個人的には
「わあ、おもしろかった!!」
という感じではなかったかな。
海賊たちがなぜそれを求めるのか、という理由は描かれていたのだけど、
その因縁を頭の中で整理できないうちに話が進んでしまって
いまいち入り込まなかったのもその原因なのかも。

提督は意外にいい人だった。


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映画:『縫い裁つ人』

2015-02-18 21:29:53 | 映画の感想
映画:『縫い裁つ人』(三島有紀子 監督)
★★★★☆3.5

【シネマトゥデイの内容紹介】

市江(中谷美紀)は祖母が始めた洋裁店を継ぎ、
町の仕立て屋の2代目店主として日々年季の入ったミシンの前に座っている。
彼女が職人技を駆使して丁寧に仕立てる洋服は、
依頼人たちを喜ばせていた。
職人気質の市江はブランド化の依頼にも目もくれず、
その服に袖を通すたった一人のためだけの
オーダーメイド服を縫うだけで幸せだったが……。

*************************************

映画館にて。
先代の仕立てた洋服を仕立て直し、先代のデザインを踏襲した洋服を作り、
かたくなに昔ながらのスタイルを守り続ける市江と、
彼女にブランド化の話を持ちかける藤井の交流が話の中心。
描かれるインテリアや布、ボタンといった小道具を楽しみながらも、
「やっぱり『クウネル』系か、やれやれ……」と
前半は斜に構えて見ていたのだけど、何度か泣かされてしまった。
「くそ、あざといぞ……!」
と思いながら涙ぐんでしまうんである。
大量消費社会の現代において、市江や橋本のような仕立て屋は
昔ながらのスタイルを守り続けていくことはできなくて、
時勢に適応していかなければならないのだという
現実的な側面が描かれる一方で、
全体的には浮世離れしたおとぎ話のような雰囲気を感じた。
こういう暮らしだったら素敵だよね、でも……と続けたくなるような。
わたしの中のひねくれた部分が素直に★4をつけさせないのだけど、
仕事というものの良い面も感じさせる素敵な映画です。
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映画:『ベイマックス』

2015-02-06 18:49:14 | 映画の感想
映画『ベイマックス』(ドン・ホール/クリス・ウィリアムズ監督)
★★★★★

【シネマトゥデイのあらすじ】

西洋と東洋の文化がマッチし、最先端技術分野の先駆者たちが
数多く住んでいるサンフランソウキョウ。
そこに暮らしている14歳の天才児ヒロは、
たった一人の肉親であった兄のタダシを亡くしてしまう。
深い悲しみに沈む彼だったが、その前にタダシが開発した
風船のように膨らむ柔らかくて白い体のロボット、ベイマックスが現れる。
苦しんでいる人々を回復させるためのケアロボット・ベイマックスの
優しさに触れて生気がよみがえってきたヒロは、
タダシの死に不審なものを感じて真相を追い求めようと動き出す。

*****************************************

映画館にて。
繁忙期が終わってようやく見に行けた。
評判に違わぬ面白さ!
ディズニー映画の中でいちばん好きかも。
テンポよく進み、まったく飽きさせない。
ちゃんと子どもが楽しめる物語になっているし、
大人はそれに加えて世界観やオマージュも楽しめるという
おいしいつくり。
ロボットと人間の友情物語でもあり、家族愛の物語でもある。
主人公の男の子とベイマックスがストーリーの中心なのだけれど、
理系のオタクたちがヒーローとなる点で
脇役の物語も成立しているところがまたよし。
敵役のキャラ立てやストーリーはやや陳腐だけど、
それがテンポの良さに一役買っていたのかもしれない。
エンディングが凝っているところもよかった。
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