物理的には特に忙しいわけではなかったのだけども、
追い立てられているような気分の続いた2019年。
本もたいして読めなかったし、
映画なんて見た本数が激減していたのだけども、
大河ドラマ「いだてん」は毎週楽しみだったし、
あちこち行けた。
ちょっと、今の状況に飽きてきたな……という気分なので、
来年は新しい仕事を開拓したいな。
そして開設以来、ずっと自分のためだけに
書いてきたこのブログも、
そろそろ少しは人の役に立つものにしたい。
と言っても、店の公式サイトへのリンクを貼るとか、
その程度のことだけど。
ご訪問くださった方々、ありがとうございました。
ここ1年、訪問者数がかなり増えていたのですが、
やっぱり「いだてん」感想を見に来てくれた方が
多かったのかしら。
「麒麟がくる」も視聴予定です。
みなさま、よいお年を!
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【一般小説】
実は今年、
「いくら出したら続きが読めますか?
1冊あたり3万円くらいなら出します!」
というレベルの、いまだかつてなく好きな小説に
出会ってしまった。
諸事情でここには書けないので、
ブログに記録したものからピックアップ。
① 千早茜『西洋菓子店プティ・フール』
② 森谷明子 『千年の黙 異本源氏物語』
③ ほしおさなえ『活版印刷三日月堂』シリーズ
④ 村上しいこ『うたうとは小さないのちひろいあげ』
⑤ 佐藤友哉 『転生! 太宰治 転生して、すみません』
『転生! 太宰治』はかなり人を選びそうだけど、
①~④は多くの人が「良い」と思える
小説なのではないかな。
万人受けしないし、絶賛はできないけれど、
定家が好きだから、以下も推す。
・瀬川貴次 『百鬼一歌』シリーズ
・篠綾子『藤原定家謎合秘帖』シリーズ
どちらも「ここは気に入らない。でも好き!」という
愛憎半ばする複雑な気持ちを抱く本……。
【その他】
①八百板洋子『ソフィアの白いばら』
②宮本常一『イザベラ・バードの日本奥地紀行』
③若菜晃子 『地元菓子』
④清川妙『乙女の古典』
⑤サンキュータツオ『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』
⑦坂井孝一『承久の乱-真の「武者の世」を告げる大乱』
こちらは豊作。
①は随筆、②⑥⑦は新書。
歴史系の新書がなぜだか売れてるので
どんどん新しいところにスポットライトをあてて
展開していってほしい。
【映画】
映画は今年、9本しか見ていない。
Amazonプライムも全然役立ててないな。
「めちゃくちゃおもしろかった! よかった!」
という映画はなし。
しいて挙げるなら、非現実的で雑な設定に
突っ込みが追い付かず、
けれどもキャラ立ちと勢いがすごかった