金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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映画:『のんちゃんのり弁』

2016-02-14 21:00:09 | 映画の感想
映画:『のんちゃんのり弁』(緒方明監督)
★★★★☆3.5

【Amazonの内容紹介】

永井小巻は、下町育ちの31歳。
真っ直ぐで強がりで、思い切りのよさは天下一品。
ある日、ダメ亭主に愛想を尽かし、娘ののんちゃんを連れて、
実家の京島に出戻った。
心機一転、仕事の面接をうけまくるが、キャリアも資格もない小巻に社会は厳しく、
日々の生活は苦しくなるばかり。
そんな小巻の唯一の才能はお弁当作りだった。
娘のために作ったのり弁が評判を呼び、そして遂には、
安くて美味しいお弁当屋を開くことを決意する!!
目標に向かって奮闘する小巻だが、現実はそう上手くいかず・・・。
果たして小巻はお弁当屋をオープンし、人生の再スタートをきれるのか?

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タイトルになっている「のり弁」は、モチーフとしてはちょっと存在感が弱め。
「のんちゃん」も作中でのウエイトはそんなに高くない。
ヒロインは、「母として」というよりも「一人の女性として」描かれていた気がする。

ヒロインと夫のそれぞれのダメっぷりに非常にイライラさせられたし、
全体的にヒロインのキャラがぶれているのが気になって仕方なかったのだけど、
野暮ったい幼馴染との恋模様は楽しめたし、
目標を見つけて突き進むようになったヒロインの姿も良く、
グルメものではなく、女性の成長物語として見ればおもしろかった。
壮絶な夫婦喧嘩の場面なんか、声出して笑っちゃったし。
(小西真奈美が美人であることに間違いはないのだけど、
 個人的にはあまり好みじゃないタイプの顔立ちなので、
 前半はそれで余計にイライラしたのかも)

最後、旦那とよりを戻すんじゃないかとハラハラしていたので、
そうならなくてホッ。
もう一方の恋の行方はビターエンドなんだけど、
自立の物語だったと考えるとこれはこれでよかったのかも。



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映画:『幸せのレシピ』

2016-02-14 20:50:27 | 映画の感想
映画:『幸せのレシピ』(スコット・ヒックス監督)
★★★☆☆

【Amazonの内容紹介】

キャサリン・ゼタ=ジョーンズ x アーロン・エッカート
日々がんばるあなたに贈る、とっておきのハートフル・ロマンス!
幸せは、ほんのちょっとの“さじ加減”

マンハッタンの高級レストランで料理長を務める
ケイト(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)は、
ある日、姉を交通事故で失い、残されためいのゾーイ(アビゲイル・ブレスリン)を
引き取ることに。
一方、仕事場には、ケイトとは正反対の性格の陽気な副料理長
ニック(アーロン・エッカート)が新たに雇われる。

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見る前から予感していたのだが、やっぱり。
毒にも薬にもならない、無難な映画だった。
Amazonレビューではえらく評価が高いけれど、
琴線に触れるものがなかった。
姪との関係だったり仕事上でのニックとの関係だったり、
きちんと山を配置しているし、最後の伏線回収で
カタルシスが得られるようになってはいるので、
時間の無駄だったとは思わないけど。


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