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野崎まど 『
バビロン1 ―女―![](//ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=rhodonitegard-22&l=am2&o=9&a=B015GW70PO)
』(講談社タイガ)
★★★★☆
【Amazonの内容紹介】
東京地検特捜部検事・正崎善は、
製薬会社・日本スピリと国内4大学が関与した
臨床研究不正事件を追っていた。
その捜査の中で正崎は麻酔科医・因幡信が記した
一枚の書面を発見する。
そこに残されていたのは毛や皮膚混じりの異様な血痕と、
紙を埋め尽くした無数の文字、アルファベットの「F」であった。
正崎は、事件の謎を追ううちに、大型選挙の裏に暗躍する陰謀と、
それを操る謎の人物の存在に気がつき……?
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まだ1巻なので、どう転ぶかわからないけど、今の時点では面白かった!
デビュー作の『アムリタ[映]』と同じくらい好き。
この作者さんの著作はたぶんほとんど読んでるのだけど、
ファンの人たちが好んでいると思われる展開の飛躍に
釈然としないことが多く、デビュー作以外は
いまいち好きになれなかった。
発想は面白いし、ハッタリのきかせ方なんて本当に上手だと思うし、
読んでいるときは面白いんだけども、
飛躍した段階ですうっと冷めてしまうのだった。
しかし、今まで面白いと思えないことの多かった
キャラクター同士のかけあいも、今回は楽しめた。
「人類を超越した不気味な女」の描き方はさすが。
ワンパターンなのかもしれないが、ファンが期待しているものの
ひとつはこれだろうから、いいよね。
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