今日は先日のブログでも取り上げた「サバイバル・メシタキ」体験をした。
娘となかよしのSちゃんがママと一緒に遊びに来てくれるというので
一緒に「サバメシ体験しない?」とお誘いすると、誘いに乗ってくれたので一緒にやってみることに。
まずは国際サバメシ研究会のサイトからサバメシ用コンロの型紙やらサバメシの極意など、必要なものをプリントアウト。
型紙通りにビールのアルミ缶にカッターで穴を開け、米と水をセッティング。
燃料となる牛乳の紙パックを短冊状に切るなど皆で手分けして二基分を作った。
準備も整ったのでいよいよサバメシ用コンロ(通称サバカン)に点火。
牛乳パックの燃料棒三本を下の穴から入れてライターで火をつけると思いのほか勢いよく燃えた。
これから25分間かけてご飯を炊く。
最初は炊き上がる前に燃料がなくなってしまうことを恐れてゆっくり燃やしていたのだが、
ちょっと油断すると火が消えてしまうという事態が発生し
おまけに途中で息子が缶を倒してしまって、結構な水が流れ出てしまい万事休す・・
が、しかし「サバメシ極意」の注意書きにもあるようにとりあえず蓋は取らずに最後まで我慢、
燃料をくべ炊き続けた。
そして全て燃料を燃やし終えた後、半ばあきらめつつ蓋を取ると・・
なんとちゃんとお米が炊けているではないか!
しかも私好みの固めのご飯!
少々固めだが、ちゃんと芯まで炊けている。
一番最初の写真が炊けたご飯のアップ。
(胚芽が目立つのはうちのお米は五分づき米のため)
炊きたてご飯がこれまた美味しくて感動~さすが直火炊き!?
子どもたちも箸でほじくり出して奪い合うように食べている・・
そして一度目の教訓を踏まえて二基目のサバメシにチャレンジ。
今回は最初から火が途切れることがないよう、次々と燃料を燃やしていった。
二度目は少しやわらかめに仕上がったが、ちょっと蒸らしが足りなかったような・・?
ご飯のおかずはもちろん?非常食の缶詰いろいろ・・
普段はあまり口にすることはない缶詰。
いざという時に、子どもたちも食べれるように缶詰の味になれて?おかねばと。
しかしこれでは野菜不足になるので、後ほどスープとサラダで野菜を補給したが・・
賞味期限が切れていたパンの缶詰も開けてみた。
まあまあいけてる味だ。
更にもう一つ非常食としてこの日作ってみたものは「兵糧丸」(ひょうろうがん)といわれるもの。
兵糧丸はもっとも有名な忍者食の一つでもあり、一つ食べれば一日動き回れるといわれるほど栄養価の高い携帯保存食だそう。
材料にはすりごま、そば粉、上新粉、粉鰹節、砂糖、はちみつ、酒が入っていて、
それらを混ぜて丸めて蒸す。
蒸し上がったものを干してからきなこにまぶして完成。
どす黒い怪しげなものが出来上がった・・
食べてみると・・蜂蜜などの甘みがほのかに漂うのだが、鰹節の風味が効きまくっていて、
おかずとして食べるには甘いし、おやつとして食べるには鰹節が邪魔、というちょっと不気味な味わい。
鰹節を抜いたらまあまあ食べれる味だと思うのだが、そうすると栄養価が下がるのだろうか・・?
今日はサバメシ、缶詰、兵糧丸とさまざまな非常食を通じて、防災意識を高める良い機会となった。