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今回のハンガリー&チェコの旅で、参考にしていた本のひとつ、
「ハプスブルグ帝国のアール・ヌーヴォー建築」の著者小谷匡宏氏の講演会が開催されると、ハンガリー大使館観光室の方に教えて頂き、
開催がちょうど旅行から帰ったばかりのタイムリーな時期だったこともあり、
東京まで講演を聞きに行ってきた。
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小谷氏は建築設計や介護施設の経営の傍ら、三十数年の間に世界中の大半のアール・ヌーヴォー建築を見て回られたという。
その現地調査と資料によると、世界のアール・ヌーヴォー建築の1/2は東欧に、1/4はハンガリーにあるとのこと。その分布はユダヤ人の人口の分布と一致し、アール・ヌーヴォー建築はユダヤ資本によって建てられたのでは、
という研究の成果や、現地で実際に見られた様々なアール・ヌーヴォー建築の写真をスライドショーと共に解説して頂けた。
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スライドショーでは、自分も見てきたばかりのブダペストのアール・ヌーヴォー建築を見て、リアルに思い出したり、まだ訪れていない都市の特徴的なアール・ヌーヴォー建築の数々を見て、次はどこへ行こうかなあ、と思いを巡らせたり・・
セラミックを取り入れた建築は、ブダペストに多く見られたが、
やはりそれはジョルナイ製のものがほぼ100%らしい。
ひょっとして、ヘレンドとかも建築用陶器を扱ってたりするのかなあ、と思ったが、それはないようだった。
最後はお世話になった観光室の方にご挨拶もでき、小谷氏も、ご紹介して頂き、お話することができてよかった。
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この日は日帰りで、泊まらず夜行バスで帰る予定だったので、バスに乗る前にどうしてもお風呂に入っておきたく、
前回行き損ねた赤羽岩淵にある銭湯、岩の湯へ行くことに。
晩御飯は、その近くに見つけた洋食屋さん、「キララ」へ。
デミグラスソースのオムライスを注文したら、ソースがめちゃ美味しかった。
サラダもサービスして頂けてうれしい。
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そして岩の湯へ。
加藤郁美さんの「にっぽんのかわいいタイル」にも載っている銭湯で、
前にもおすすめされてたので行ってみたかった。
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玄関を入ると、たたきに貼られていたモザイクタイル。
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そして両脇には、存在感を放つ傘立て、
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中央には宝船が描かれたタイル絵が。
入口からテンション上がる~
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ちょうど、訪れた時、誰もおらず、、
しばらく女将さんと話をしていたのだが、誰も来られないうちに写真に撮ってもよいと言って頂けたので、激写。
銭湯へ行くことは、泊まりとかじゃなければそうそうないのだけど、
自分は結構な確率で、誰もいない時間によく遭遇して、
こうして撮らせてもらえることが多い。
タイル好きとしては、とても有難く、うれしい〜
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圧巻だったのは、この桃太郎のタイル壁画。
洗い場のシャワー&カランブースに、絵巻物のようにずらっと絵が描かれている。
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絵のタッチもとても繊細。
絵の上は、マーブルタイルが一列に並ぶ。
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床へ目をやると、玉石タイルの中に貝のタイルが混じってる~
可愛い~この貝のタイル、自分も持ってるけど、こんな広範囲で、所々に入れられてるのを見ると、可愛さ際立ち愛おしくなる。
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女風呂と男風呂にまたがって描かれてる富士山らしきペンキ絵も大迫力。
サインが入っていたが、2014年に描かれたもののようだ。
銭湯は、女将さんによると、昭和14年ごろから始められたと言われてた。
とにかくお風呂が広くて、天井も高く、洗い場は4列くらいあった。
この午前中に訪れていた江戸たてもの園で保存されてるお風呂屋さんが、
とても広くて、驚いてたのだけど、現役でもこんな大きなお風呂屋さんがあっただなんて、感激。
床面積が広いから掃除が大変だろうなあ。
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一方の壁面は全面ガラスブロックになっていた。
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浴槽は、横に並んで二つ。
これが、両方ともとても熱い。
自分はどちらかというとぬるめ派なので、耐え切れず・・
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カランと玉石タイル。
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洗い場の水の排水周りのタイル貼り。
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一画にはこんなタイルも貼られてた。
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こちらのタイルも少し新し目。
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一部、補修のようなツギハギ部分も。
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女将さんがとても親切で、タオル、持ってきてるのに余分に貸してくれたり、
いろいろお世話を焼いてくださった。
タイルも見れて、バスに乗る前に汗を流せてさっぱりできてよかった〜