ブダペストからペーチへ、列車に乗って3時間もかけてやって来たのは、
ペーチはジョルナイ発祥の地で、ジョルナイの工場や美術館がある、というのと、
陶器の町ならでは、街中にはタイルがたくさんあるのではないか?!と、期待してのことだった。
駅から中心部へ向かって歩いて行くと、ジョルナイ像のあるロータリーまでやってきた。
ジョルナイ工房を発展させたジョルナイ・ヴィルモシュの像。
その後方にはジョルナイの陶製屋根瓦が使用された建物。
よく見ると、屋根に窪みがあるのだけど、
面白いデザイン・・
建物の1階腰壁部分には鮮やかグリーンのタイルが貼られ、
丸窓が同じくグリーンの円筒状の役物タイルで縁取りされている。
ずらりと並ぶ丸窓。
タイルは透明感のあるきれいなグリーン。
そう古くはなさそうな建物だったが、
さすがに陶磁器の町らしいタイル使いのビルだった。
斜め向かいにも、タイル物件が。
1階に連なるアーチは独特な形をしていて、そのアーチを支える円柱は青緑のタイル貼りに。
腰壁にも貼られ、ジョルナイぽい、ボタンのような丸い飾り。
同じロータリーにあった建物。
この建物に隣接して、タイル貼りの建物が。
1階から5階までの窓をタイルアーチが取り囲むように。
1階のお店の出入口周りにも。
表面に動きのある青緑色のタイル。
更にその向かいの建物も陶製の屋根瓦に。
三角屋根の塔が可愛い。
塔の部分の屋根瓦がカラフル。
瓦にも丸いうろこ状のものもあれば、こちらはやや横長で角があるバージョン。
塔の窓上には、焼き締めの陶板が入っていたり、
三階窓上には、こんなレリーフも。
そして郵便局へやってきた。
木々で隠れて全体像が見えないが、こちらの屋根もジョルナイ工房のもの。
屋根瓦や、陶製装飾が太陽の光に照らされて鮮やかで美しい。
こちらの屋根は六角形。
ピンク色が良いアクセントに。
郵便局の扉。
エントランス。
中は、新しく改装されている。
エントランスホールにあった真っ赤なポスト。
上がりたくなるような優雅な階段があったが、2階は立入禁止。
1階の営業場は立入可。
ガラスの天井から明るい光が入っていた。
郵便局の前の広場にあった噴水。
ブドウらしきものがついていたので、ブドウの木をイメージしたものかな?
水盤の周囲にも丸いレリーフ陶板が貼られていた。
これは何のマークだろう?
ジョルナイ工房のマークとはちょっと違うようだけど・・
日本ぽい笹の葉文様の陶板も。
風変りな形の窓。
窓周りに陶製の装飾が施されている。
抽象的なユニークな文様。
窓上は、アール・ヌーヴォーぽい植物文様のよう。
街中に、こういう陶製装飾が現れると、さすが陶器の町だなあと思ってしまう。
塔の屋根部分だけが、頭をのぞかせる。
こちらもセラミックの屋根瓦。
こちらのビルは、ファサードの中央部分がブルー、水色、白のタイル貼りに。
陶器の町らしく、こんなかわいいお花の陶製飾りのお土産も売っていた。
街歩きは更に続く・・