唐津出身の辰野金吾が愛弟子、田中実に設計をゆだね、明治45年に完成した旧唐津銀行本店。
こちらは約2年の復元工事を経て今年3月にリニューアルオープンしたばかり。
常設展示の他多目的ホールや地階にはレストランが併設している。
外観は辰野式でおなじみの赤レンガ(煉瓦調タイル)と白三御影石によるコントラストが美しい。
復元された旧営業室の木製カウンターと飾り格子。
旧営業室ロビー
ロビーの大理石の暖炉。
旧営業室のカウンター内から。
コリント式柱が並ぶ。
内部は多目的スペースとなっていて、この日は陶芸作品が並んでた。
営業室の金庫
煉瓦調タイルが貼られた営業室内の暖炉。
当時、タイルは最新の建築材料だったそうで外観の赤レンガ調タイル共に田中実の独自のデザイン。
欅の木目がいかされた2階貴賓室への階段。
赤絨毯が華やか。
貴賓室。
復元された絨毯と暖炉。
天井飾りも華やか。
2階展示室。
アーチ窓からの光が明るい2階吹き抜け。
部屋の四隅の換気口。
同じく辰野金吾設計の元銀行の京都文化博物館を連想させるような素敵な空間だった。(規模はちょっと小さめだけど)