m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

京都・うららカフェ(ヴォーリズ設計YWCAサマリア館)他

2023-05-23 | 建築巡り・街歩き【京都】

京都迎賓館を見学した後、仙洞御所見学時間まで、十分時間があったので、
近場でまずは、ランチ。
町屋を改装したカフェ奏へ。


野菜たっぷりのリーズナブルなランチだった。


更に、近くで行きたかったうららカフェへお茶しに向かう。
パズル風タイルに遭遇。




益富地学会館(石ふしぎ博物館)の壁面にあったさまざまな石の展示兼オブジェが面白かった。
この日は時間なかったが、またゆっくり訪れてみたい場所。


YWCAの並びに、最近ネットで見かけたモザイクタイル物件が登場。


カラフルなモザイク。
太陽や木々のようなものも見えるけど、抽象っぽいデザイン?!


そして、YWCAに到着。カフェはどこに?
と尋ねたら、YWCAの入口から入って、中からカフェへ繋がる通路が。
カフェうららは、昭和11年京都YWCAの敷地内に建てられたヴォーリズ設計のサマリア館で、現在、1階はカフェ、2階は日本語教室や、生活相談会の場、レンタルスペースとして活用されている。
建物の前には保育園ができた為、玄関から外は保育園の敷地となり、
入口は閉鎖されていて、玄関ポーチ周りへは、立ち入ることができない。


中から、玄関扉を。
右手は受付で、


受付がある部屋は、旧事務室だそう。


各部屋についてる、こんな呼び鈴は


この事務室に、繋がっていてたそう。


1階奥には、カフェうららがあり、
元ダイニングルームだった部屋が喫茶室に。



元キッチンとの境には、造り付けの配膳棚兼食器棚がある。


その奥の元キッチンも喫茶スペースになっていて、4人で貸切。
キッチンにもダイニングと共通の造り付けの食器棚や、もう一つ、壁面いっぱいの飾り棚もあった。


窓、扉も建築当初からのもので、館内では、最も建築当時のものが残ってる部屋とのこと。



ここの部屋がとても落ち着く部屋で、皆すっかりくつろいで、この部屋が気に入ってしまった。
レモンのシフォンケーキが3人分しかなかったけど、4人用に切り分けてくださった。
今度は、ぜひこの部屋でランチしたいなということに。


ダイニングとの境の配膳台付き食器棚は、


キッチン側の引き出しの取っ手は陶器で、


ダイニングの方は回ると、クリスタルが使われるなど、変化がつけられていて、
引き出しは、両方から引き出せるようになっていた。
面白く、便利な設計だな。



アーチの垂れ壁が付けられた1階廊下。


そして、階段を上がる。





2階は宿泊施設にもなっていたそうで、いくつか同じようなレイアウトの部屋が並ぶ。
部屋の入口にもアーチ。


2階の廊下にも繰り返しアーチが使われている。


水回りの扉の取っ手はクリスタル。


お手洗いの洗面台は白のタイル貼り、床は無釉タイルが市松模様に貼られてた。




個室の床はこんなモザイクタイル貼り。


廊下には、細長い扉のついた物置のようなものが。



こちらは、アイロン台だったと教えて頂いた。
六甲山荘でも女中さんのお部屋で、こんな収納型のアイロンを見たなあ。


廊下の突き当りには、


造り付けの物入れがあり、ヴォーリズらしく造り付けの収納は豊富。


一方は、棚になっていたが、もう一つは、中に掃除用の洗面器があった。
水栓金具なども、当時からのもの。



こちらの物掛けも。

2階は壁が剥がれるなど、老朽化もしていて、少し前には、建物維持の為のクラウドファンディングもされていたとのこと。
クラウドファンディングは終了したが、今も寄付は募られてるそう。

また次回は、ランチに行って、元キッチンの部屋貸切でゆっくりしようということに。










コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 久々の勝尾寺 | トップ | 智頭宿・タルマーリー他 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

建築巡り・街歩き【京都】」カテゴリの最新記事