蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

気象情報ビジネス  (bon)

2013-05-25 | 日々雑感、散策、旅行
先日のテレビで、今や気象情報はいろんなところで活用されている・・との報道があり、
画面では、サッカーの試合会場を取り上げて、試合前から、試合中、終了まで裏方では細かな気象情報を調査して
その対策を講じている様子が報じられていました。
強い風が吹くと、競技場周辺の屋台やテントなどの安全確保、雷雨などの対策、豪雨時の交通確保などなど・・。

 最近では、オクラホマの超大竜巻の被害・・昨年には日本でも大きな竜巻があり多くの犠牲が発生しています。
竜巻などは、子供の頃、話しとして知っていましたがこれほど身近な災害となるとは思ってもみませんでした。


 で、気象情報について改めて調べてみたくなりました。
以下に、ネット勉強による即席解説を記してみます。


 これまで、海運や港湾関係者など特定事業者向けの局地的な天気予報しか民間には認められず、
財団法人「日本気象協会」(一般財団法人化された現在は内閣府が所管)がほぼ独占的に担ってきましたが、
近年、国民生活やビジネスのさまざまな場面で、より多様な気象情報が求められるようになり、
1993年に「気象業務法」が改正され、民間の事業者が気象庁の許可を得て、広く一般向けに天気予報を発表できる
ようになったのでした。
これに伴って、公益法人「気象業務支援センター」が設立され、あわせて新たな国家資格「気象予報士」が設けられ、
民間気象事業者の予報業務は気象予報士の資格者が担当することが義務づけられたのです。

 この結果、1986年にはわずか15社にすぎなかった気象事業者数は、2008年3月31日現在では100以上にまで増え、
同じく128億円だった市場規模も2倍以上の300億円前後にまで達したとあります。

 気象情報の流れ
      (ネットNikkeiから)


 予報業務の許可事業者
      (これも、ネットNikkeiから)


「天気予報の自由化」が実施されて以降、気象情報を加工して提供するさまざまな民間サービスが登場してきています

 気象情報サービス事業者のビジネスモデルは、初期には「B to B」型の企業を対象にしたものが主流で、
例えば運輸業では、船舶の安全運航のための海上気象情報が必須であり、建設業の現場では、雨による工事の延期や工程の変更、
これらに伴う作業要員の配置計画など、天気の変化に合わせた工程管理が重要となります。
また、小売りの現場でも、天候により売れる商品が大きく変わるため、中長期的な気候の変動やその日の天候に応じた、
最適な品揃えや商品の陳列などを調整する販売戦略(ウェザーマーチャンダイジング)が求められています。
 気象情報サービス事業者は、こうした顧客のさまざまなニーズに特化したサービスを開発しています。
“自由化されるもっと以前、今から20年以上も前の話に、『午後2時の気温が26度を超えると、
その日の夕方からビヤガーデンは大繁盛』というマーケティング指標があり、アルバイトやつまみの仕入れを増加したとか・・。” 

 その後、インターネットや携帯電話の普及した現在では、不特定多数の個人を対象に気象情報サービスを提供する、
いわゆる「B to C」型のお天気ビジネスも活発となり、積極的に新サービスの開発に取り組まれ、
業界の先導役となっているのは1986年に設立された“ウェザーニューズ”社だそうです。
 例えば、同社では、携帯電話向けに花粉症対策メールサービスを開始しています。
全国500カ所に設置した独自の花粉計測網を駆使して、「マスクの着用」「クスリの服用」など、飛散量と利用者の自覚症状により、
顧客のそれぞれに対策をメールで助言するというものです。


 元来、「天気」は私たちの暮らしに影響を与えるというだけでなく、企業のさまざまな事業活動の成果を左右する
「リスク要因」でもありました。 企業では、天候の変化や気温の寒暖がビジネスに与えるリスクを考慮して、
気象情報サービスを活用してきましたが、最近では、消費の低迷や国際競争の激化など経営環境が厳しさを増す中で、
「気象の影響による被害を最小限に抑える」「気象の効果を最大限に生かす」といった天候リスク対策の重要性が
高まっているという。
気象情報サービス事業者には、精度の高い予報が求められるとともに利用者のこうした潜在的なニーズを掘り起こし、
付加価値の高い気象サービスを開発・提供していく努力が一層求められているという。


 日本気象協会が提供しているサービスに、“天気予報”(花粉情報、桜、紅葉、スキー情報を含む)は勿論、
“防災情報”(地震、雷雨、台風など)の他、“レジャー情報”として 空港、野球場、サッカー場、ゴルフ場、
キャンプ場、競輪競馬、釣り場などのピンポイント情報が提供されており、さらに“指数情報”として、
洗濯、服装(長袖、Tシャツ・・)、お出かけ(近場とか、雨近し・・)、星空、傘、紫外線などさまざまな指数を
提供していて、面白いのは“洗車指数”などもあり、これは、雨が近いから洗車を見合わせた方が良いとか・・
そんな指数情報が提供されていました。
ちょっとやりすぎ・・みたいな感じでもありますね。

 洗車指数(日本気象協会HPから)
     
        
         指数100が最も洗車に適している




 それにしても、最近のテレビなどの“気象情報”番組では、解説が工夫されていて、かなり専門的な内容も分かり易く解説されたり、
タレント並みの予報士や美人予報士なども多く番組の存在感を深めていますね。




まだちょっと梅雨には早いですが・・
     


One fine day



Love is a many splendored thing

コメント (2)
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