今日、5月24日は真夏を思わせる暑い日差しの中、園芸友の会では北区にある“旧古川庭園”のバラ園と洋館の見学会でした。
ここは、これまでに何度か訪れましたが、バラの季節は初めてで朝から多くの人出で賑わっていました。
約90種180株の大輪の素晴らしいバラが整然とした洋風庭園に咲き誇っていました。
数名の専門職人が、これらのバラのお守りをしているのか、まだきれいに咲いている・・と思うような花を
“バサっと”切り落としていたのには、思わず“もったいない・・”といいそうな感じでした。
美しい花を維持するためには、まだもうちょっとというくらいで“バサッと”犠牲を出す必要があるのですね。
建物横には、めずらしい“ブラシの木”が咲いていました。
事前に予約されていて、建物の内部見学ができました。
古川財閥「古川寅之助」が、英国人建築家ジョサイア・コンドルに命じて建てたこの洋館は、庭園と共に
大正ロマンを色濃く残した和洋を取り入れた貴重な建物として平成18年に国の名勝に指定されています。
内部を約1時間かけて、案内を受け見学するうち往時の超上流階級の生活や文化が偲ばれてくるのでした。
施主、古川の寝室から眺めるバラ庭園・・
建築家コンドルは、鹿鳴館や旧岩崎邸なども手掛けて有名ですが、教え子にあの東京駅舎を設計した
辰野金吾らがいたことも、ここでの解説で知りました。
散策した日本庭園
駒込駅に戻る途中、割烹“岩倉”で、全員少し遅めの“しらす”わっぱめしのお昼をして、蓼科浪漫倶楽部の話題も出たり、
解散するまで園芸談義に花が咲きました。