蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

白鳥路  (bon)

2013-07-14 | 日々雑感、散策、旅行

 金曜日は金沢に行ってきました。  恒例のパーティーに出席するためです。
今年は第27回ということで、月日の経つ速さをまた改めて感じたのでした。

 毎年合う面々は、お互いに齢を重ねているからその違いに気が付きにくいですが、久方ぶりに会に出席された昔のその面影は、
やはり年輪を感じさせ、懐かしさの中にその隔たりもまた現実と認識されるのでした。

 

 翌日(土曜日)の金沢は、小雨が降っていました。
ちょっと早めにホテルを出て、お目当ての “玉泉園” を目指しました。
兼六園のすぐ近くなのに、以前には気にも留めていなかったところですが、先日このブログにノウゼンカズラを取り上げた時に、
ネットを検索していましたら、この玉泉園に “秀吉が朝鮮から持ち帰ったといわれている” ノウゼンカズラがあると記されていたからです。

 ホテルを出て、それなりに記憶をたどりながら、ちょっと近道もしながら大手掘り通りを通り、
白鳥路を久し振りに歩いてみることにしました。
金沢城に隣接して、官庁街のようなところに、小さなせせらぎを配して、今は“ホタル”も見られるという閑静な文化の香を漂わせた
小路なんです。
今日は、小雨に少しけぶっているようで、朝もまだ9時前ですから人もほとんど見当たりません。

  大手掘り通り                          白鳥路入口

  

 

         金沢の生んだ 文豪3人 (左から、室生犀星、泉鏡花、徳田秋声・・白鳥路の中ほどに)

                 

 

 そんな、“白鳥路”を抜けて、兼六下の交差点に出て、“玉泉園”へ。 雨足は少し激しくなっていました。蒸し暑い。
案内板がありすぐにわかりました。 9時開園と書いてあったので、2~3分過ぎにそばまで来て、“これが入口?”

木戸は空いていない。少しゆすってみたがしまっているようだ。 兼六園より古い由緒ある庭園だそうで、中の庭園や茶室は
それは、値打ちがあるのかもしれませんが、外から見る限り、わざわざ雨の中を来た期待は全く裏切られた格好で、
“開園時刻”も過ぎているのに待ってまで入る程のことではない・・と決めて、そのまま後にしました。
  玉泉園入口                       いわくのノウゼンカズラ?

           

 

 雨は小止みになったりしたので、蒸し暑いけれども少し歩いてみることにしました。
兼六園のそばを通過する時、観光客が何名か入るのを見て、久しぶりに入ってみるか? とも思いましたが、
結局は入らずにそのまま、広阪まで下ってしまいました。途中、絵葉書によくある石川門を久し振りに見ることになりました。

      石川門
        
 

 広坂交差点の横には、私がいた頃には、石川県庁、石川県警の大きなビルが2つ並んであったところが、
きれいな公園に姿を変えていました。 これらは駅西の方に移転するとは聞いていましたが、こんなにきれいに・・。
そして、お城の石垣がくっきりと見通せるのでした。

      石川県庁跡から見る金沢城(石垣)
        

 

 百万石通りを香林坊方面に歩いて、左に金沢市役所を見ながら香林坊交差点まで・・
結局、朝からお城の周りをぐるりと廻ってしまったような形になり、懐かしさに引っ張られながらでしたが、
蒸し暑さに少々疲れ、昨夜のアルコールはすっかりどこかへ消えていました。

     (カメラを持参したのですが、電池が無くなっていて携帯パシャとなりました。)

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (1)
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