ここ数日、むくげ(木槿)が元気良く咲いてきました。
一日花ですから、“こんなに蕾が・・” と思うほどです。
今年、冬に鉢の植え替えをし、肥料もキチット施しておいた成果?かも知れませんが、
昨年より大きめの花がたくさん咲いてきました。
毎日新しい花ですから終わるまでかなりの数になりますね。 樹高は1mもありませんが、
花の直径は、だいたい10cmくらいですから、地植えの木と遜色なく育っていると思います。
ベランダのむくげ
ウイキペディアによれば、“栽培されているものはよく剪定されてしまうため、高さは3-4mくらいのものが多く、
灌木であると誤解されるが、放置すると10m以上の樹高になり、桜の木よりすこし小さいくらいの大きさになる。
花期は7-10月。花の大きさは10-18cmほど。花芽はその年の春から秋にかけて伸長した枝に次々と形成される。”
とあり、原産は、インドや中国で、中近東にも自生している。日本へは奈良時代に中国から渡来したとあります。
花の色は、白、紫、赤などがあり写真のは“白”で、中心のところが赤くなっていて、“底紅種”と呼ばれる種で、
千利休の孫である千宗旦(せんそうたん)が好んだことから、「宗丹木槿(ソウタンムクゲ)」とも呼ばれるそうです。
むくげは、夏の“お茶花”としても欠かせない花の一つだそうですが、一日花のため
“華道”では、あまり用いられないとのことです。
かの一茶に「それがしも 其(そ)の日暮らしぞ花木槿」などがあるとのこと。
俳句の季語は、“秋”だとか・・夏に咲くのに。
中国語では「木槿/木槿」(ムーチン)、朝鮮語では「무궁화」(無窮花; ムグンファ)というそうで、
かって韓国ドラマの可愛い娘の名前に“ムグンファ”というのがありました。
むくげは、韓国の国花で、国章にも意匠化されており、ホテルの格付けなどの星の代わりにも使用されているそうです。
斉藤茂吉の句に、「雨はれて心すがしくなりにけり窓より見ゆる白木槿(しろむくげ)のはな」 がある。
今日の日曜日も、かなり暑くなりそうです。
久しぶりにフォレスタで・・