蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

むくげ   (bon)

2013-07-21 | 花鳥風月

 ここ数日、むくげ(木槿)が元気良く咲いてきました。
一日花ですから、“こんなに蕾が・・” と思うほどです。
 今年、冬に鉢の植え替えをし、肥料もキチット施しておいた成果?かも知れませんが、
昨年より大きめの花がたくさん咲いてきました。

毎日新しい花ですから終わるまでかなりの数になりますね。  樹高は1mもありませんが、
花の直径は、だいたい10cmくらいですから、
地植えの木と遜色なく育っていると思います。

ベランダのむくげ
          
 

 ウイキペディアによれば、“栽培されているものはよく剪定されてしまうため、高さは3-4mくらいのものが多く、
灌木であると誤解されるが、放置すると10m以上の樹高になり、桜の木よりすこし小さいくらいの大きさになる。
花期は7-10月。花の大きさは10-18cmほど。花芽はその年の春から秋にかけて伸長した枝に次々と形成される。” 
とあり、原産は、インドや中国で、中近東にも自生している。日本へは奈良時代に中国から渡来したとあります。 

 花の色は、白、紫、赤などがあり写真のは“白”で、中心のところが赤くなっていて、“底紅種”と呼ばれる種で、
千利休の孫である千宗旦(せんそうたん)が好んだことから、「宗丹木槿(ソウタンムクゲ)」とも呼ばれるそうです。
 むくげは、夏の“お茶花”としても欠かせない花の一つだそうですが、一日花のため
“華道”では、あまり用いられないとのことです。

 かの一茶に「それがしも 其(そ)の日暮らしぞ花木槿」などがあるとのこと。
俳句の季語は、“秋”だとか・・夏に咲くのに。

 中国語では「木槿/木槿」(ムーチン)、朝鮮語では「무궁화」(無窮花; ムグンファ)というそうで、
かって韓国ドラマの可愛い娘の名前に“ムグンファ”というのがありました。 
むくげは、韓国の国花で、国章にも意匠化されており、
ホテルの格付けなどの星の代わりにも使用されているそうです。

斉藤茂吉の句に、「雨はれて心すがしくなりにけり窓より見ゆる白木槿(しろむくげ)のはな」 がある。

今日の日曜日も、かなり暑くなりそうです。

 

久しぶりにフォレスタで・・

    

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする