先日、W杯ロシア大会で、優勝したフランスでモチきりの7/18日に、若さんの神楽坂研究
(9)をアップしたばかりですが、今回、街並み散策1として、ちょっと珍しい、夢のよう
なお屋敷「朝霞荘(ちょうかそう)」のレポートが送られてきました。
この暑さの中、若さんもお元気そうで、ご同慶の極みです。
では、早速、記事アップしましたので、どうぞお楽しみください。
******(若さんの 神楽坂研究(10)街並み散策1 朝霞荘 )******
「朝霞荘(ちょーかそう)」は my迎賓館。遊びに来て下さい!
朝霞荘正面
今日(7/23)は「大暑」。 熊谷で41.1度と日本記録更新! 熱帯アフリカ原産のゼラ
ニウムも猛暑続きで我が家の窓辺で花焼けしています。
丹下健三門下の黒川紀章が設計した「朝霞荘」は、市谷砂土原3丁目-22にある大手損保の
迎賓館(Corporate Guest House)で、日本建設業界BCS賞受賞作品です。 竣工したS62年
(1987)はバブル時代、この年、NTT上場で投資ブーム勃発、アサヒスーパードライの泡も
大流行。 同社はゴッホの「ひまわり」を 53億円で購入し、モダン絵画相場をバブル化しま
した!
この番地には 明治時代、大名屋敷跡で石川啄木の下宿がありました。 戦時中、大本営
(市谷)空襲で、近くの最高裁判所長官公邸(旧馬場邸) ほか 2軒だけは焼け残りましたが、
市谷から牛込・神楽坂一帯は焼け野原になりました。
牛込掘り沿い 外堀通りから、旧東京日仏会館横の急坂「逢坂」を登り切り左折(右側
角地は 元田中角栄妾宅跡)してすぐです。 南側の がけ地最初のビルは東京理科大5号館、
そして創流125年のいけばな「龍生派」本部ビルの裏手に面しています。 道両側には 楠
古木がそびえ、緑に囲まれた閑静な住宅街にふさわしい佇まいを感じます。
建物の外壁はベンガラ色で統一、格子の意匠等も凝っていて、アルミ製築地塀を近くで
見ると、紀章の狙った「花数寄」のわびさびと華やかさを感じます。
敷地総面積は、1,327m2(約400坪)地下1階、地上2階、塔屋1棟の RC造の近代建築です。
中庭は、桂離宮「紅葉山」を模し 伊勢砂利で池、築山で山肌を表現。 西側隣地の緑も
借景として取り入れた和風邸宅です。 和室の一部はお座敷天ぷらができ、全室高級接待
仕様です。
Here we are. This is my home!
中庭(桂離宮紅葉山摸) 駐車場意匠「御影石の花鳥風月」 玄関前の石はアルミ製 理科大緑地から見た佇まい
朝霞荘は夕方には駐車場侵入防止チェーンがはずされ、暗くなるまで接待用黒塗り車も
閑散。
あるとき、外人の同僚、知人、友人と神楽坂でヨコメシ(英語で飲食)することがあり、
仕事先から車で来て、ここ朝霞荘の駐車場に一旦停車し、『 これ俺の家!さあ下りて』
といってドアを開けるしぐさをするまでがおふざけ。 Just Joking! といって大笑いを
しながらわが長屋(タウンハウス)に行くのがパターンです。(笑)
周り高級マンション、邸宅、向かいは大学、劉生派(Google)旧田中角栄妾邸から朝霞荘方面 逢坂から飯田橋桜タワー
2018年7月23日 記 若。