台風9号で1日順延されて、今日(8/10)夏の高校野球が始まります。昨年は新型コロナで
中止でしたから、2年振りの大会に49校の熱戦が始まりました。
新型コロナ禍で五輪史上初めて1年延期された東京大会は、緊急事態宣言発出の
中開催され、一昨日(8日)17日間にわたる競技は、すべて無事に終わりました。
五輪関係者でも何でもないただの巣ごもり老人ながら、この五輪が無事に終了で
きたことに安堵するとともに関係者の皆さんのご苦労に思いを寄せています。
一時台風が来ましたが大した影響がなく、大きな地震など自然災害がなかったこ
とは何より幸いでしたが、新型コロナ緊急事態宣言の中、選手村等での集団感染の
発生がなかったこと、42会場で行われた33競技339種目に及ぶ競技が無事に実施で
きたことは大変喜ばしいことと思います。
閉会式にて (毎日新聞ネット画像より)
一部の会場を除くすべての会場は、無観客という異例の状態での競技でしたが、
アスリートたちのひたむきな戦いは、これまでの肉体的、精神的苦悩を乗り越えた
極限ともいえる技・演技に支えられ、いくつもの素晴らしい光景に感動しました。
選手の皆さんは、感染対策指針「プレーブック」により、行動の制約、精神的な
圧迫感、日常の戸惑い、マスク着用など、これまであまり経験したことのないような
環境にも順応し、一部の選手は感染等により辞退を余儀なくされましたが皆さん、
実力は十二分に発揮されていました。
もしこの大会が中止となっていたら、これら選手のそれまでの努力は発揮できず
に終わることになり、中にはこれが最後の五輪と決めていた選手もいたかもしれま
せん。より高く、より早く、より強く を目指して、これまでの鍛錬と努力を重ね
この大会に照準を当ててきた選手たちは、普段とは違った制約の中でも十分にその
力量を発揮していました。
その姿に多くの人々は感動するとともに、スポーツのもつすばらしい精神性に引
き込まれたことでしょう。 人種の違いや友好的でない国同士の戦いにあっても、
スポーツの持つ平和への絆によって結ばれたオリンピックならではの舞台として
その意義を目の当たりに感じたのです。
閉会式の一コマ
(ネット画像より)
閉会式を終えた選手たちによって、昨日には空港国際線ロビーが久しぶりに賑わっ
ていたようです。海外メディアもこぞって大会の成功を称賛しているようですが、
これは、コロナ禍の中、205国・地域から1万1千人の選手を含む関係者数万人を受
け入れた五輪の巨大プロジェクトが無事遂行されたことに対して好評価しているの
でしょう。
選手村を支える人々、競技会場関係の交通・運輸、各会場整理・案内、消毒・清
掃、医療関係などなど計り知れない関係者、ボランティアの人たちを含めた多くの
裏方の人々の支えによって、この巨大プロジェクトが無事に完遂、成功されたので
すね。
最終競技 男子マラソン
(ネット画像より)
開催以前から、この五輪の開催可否について議論がありました。
私は、後付けですが、昨年の12月か今年1月頃の世界的な感染拡大時にアメリカや
IOC内でも、「開催は無理ではないか」のコメントが出ていた頃に世界の協調意見
として「開催中止」をIOCに申し入れる機会があったのではないかと思うのです。
もし、ここで「中止」が決断できていれば。もちろん今回アスリートたちが展開
してくれた感動はなかったわけですが、一国を不安にさらし、世界にウイルスをまき
散らす危険性をはらんだ大会の実施を国の指導者は決裁してはならないと思うから
です。
開催国日本が主体となってこのような活動をしたとしてもそれがうまく目的を果
たしえなかったかもしれませんが、少なくともそのような行動をとるべきであった
のではないでしょうか。あと付けの考えといっても、情報網を持つ国レベルの判断
はその時点で出来たはずだろうと思うのです。
事前にはこれほど大きな危険をはらんでいた大会が、今回無事に終了できたことに
本当に感謝したい気持ちになっているのです。 今回無事に成功裏に終了したのは、
「開催」を鋭意決断した結果に他ならない・・と称えることはできないのです。個人
的なことあるいは取り返しがつくような主体であればそうであるかもしれませんが、
一国の判断としては無謀というほかありません。
大会は無事に終了しホッとしますが、この後、費用の清算段階に入ればいろいろと
大きな問題に直面することになるかもしれません。そして、それは税金で賄われる
ことになるのですね。
【東京五輪・閉会式・海外の反応】東京オリンピックの閉会式を世界が称賛!【外国人の反応】
OKYO 2020 Men's marathon Kipchoge , Osako / Other runners some accident. 男子マラソン北24条付近の一部始終