蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

「東京人出5割減必要」 (bon)

2021-08-14 | 日々雑感、散策、旅行

     九州、中国地方を中心に、線状降水帯の停滞による大雨が降り続いて、各地で
     川の氾濫、土砂災害などが発生し、気の休まる暇がありません。多くの方々が
     避難を余儀なくされています。

 

 爆発的な感染拡大で、東京の新型コロナ新規感染者は一昨日4988人、昨日5773人、
1都6県の感染者はすべて過去最多。全国では2万人を超え過去最多が続き、すでに
医療機関の対応が難しい状況にあるという。

 一昨日(8/12)、ウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が記者会見で『東京
人出5割減必要』との強い対策提案が発表されました。『買い物に4回行くところを
2回に減らす』など具体的な言葉も添えられていました。 

           記者会見(尾身分科会会長)
       (ネット画像より)

 この会見は政府首脳の発表ではなく、対策分科会から政府への提言という形をと
っていますが、全国民に対する提案発表であることに、いよいよ不信感を抱いたの
でした。 国の上層部では、新型コロナ対策に対して一丸体制となっていないので
はないか? と感じたのです。 つまり、分科会提案が政府首脳を動かすまでに時
間を要するとか、はたまた進言しても動かないか? いずれにしても政府はコロナ
対策に本腰が入っていないのではないか? そんな風な思いがよぎったのでした。
(もどかしいので、分科会の会長が直接国民に提言した?)

 もっとも、政府筋からあるいはトップから今回のような提言が発表されてもあま
りインパクトがなく、むしろ分科会尾身会長の言葉の方がより効果的であったので
はと思っています。

        13日の東京感染者
        (NHK特設サイトより)

 緊急事態宣言がすでに4回目の発出ですが、それだけに終始して具体的なメッセ
ージは殆どなく、国民には「オオカミ少年・・」みたいな感じになってしまってい
るのではないか? 
 勝手で失礼な想像をすれば、政府内での対策本部は「オロオロ」するばかりで、
当事者意識が希薄になっているのではないか? 

 各県知事や地方行政機関からも具体的な対策は何も聞こえてきませんでしたし、
知事たちは緊急事態を政府に要請することに力が入っているばかりで、各県の実態
に即した具体的な対策は何も出されていない。多くの関係者が関わっていると思い
ますが、皆さん何をされているのでしょうか?

 コロナ患者に病院が占領されている状況で、すでに自宅療養を余儀なくされてい
る人は東京で2万人を超えているそうで、コロナでない緊急患者が病院に受け入ら
れなくなっている事態は何としても避けなければならず、コロナ患者の急増を減ら
す、医療機関の充実、応急対策等々大胆な対策を打ちだすべきではないか? そん
な風に思います。

         (ネット画像より)

 メッセージだけで、行動が伴わないのも困りものですが、メッセージすらも発出
されないということはどういうことでしょうか? 同じ文言の繰り返し、心が伴わ
ない言葉を何度言われても、国民には通じないでしょう。

 衆議院議員の任期は今年10月21日まで、総裁任期は9月末までと周辺があわただ
しい折から政党支持率が29%と低く、おまけに五輪やら災害やら目の前の出来事に
気を取られ、まさか肝心の緊急事態への取り組みがおろそかになっているのではな
いでしょうね。議員の皆さんは、そんなことより我が身が大事で、選挙はいつか? 
地盤は大丈夫か? 次の我が身の対策に心が移っているのではないでしょうね。

 コロナでの重症患者、コロナでない入院が必要な患者を受け入れることができる
ようにすることが喫緊の課題ですが、すでに生計が危ぶまれている人々や事業者の
救済などなど、人命救済や生活基盤救済についてきめ細かな対応がとられるよう願
ってやみません。

 

 

尾身会長「東京人出5割削減」 政府へ提言 デパ地下人流も・・・

 

 

 

コメント
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