今朝の毎日新聞に、こんな記事が出ていました。
東日本大震災:日本酒の人気沸騰 復興支援、被災3県出荷量2~6割増
タイトルどおりの記事なのですが、東日本大震災で大きな被害を受けた福島、宮城、岩手の3県で、「応援消費」の影響なのか、5月の清酒の出荷量が前年より2~6割も増加した、ということです。
具体的な数字も拾っておきましょう。
4月(前年同月比):
福島106・6%
宮城132・7%
岩手121・3%
5月
福島122・2%
宮城164・7%
岩手138・6%
ですから、右肩下がり基調の日本酒業界としては、大変な数字です。
マクロ的には「よかったね!」ですが、業界の人間としては、色々な懸念もあります。
・被災が仕込み時期に重なったこともあり、甚大な被害により出荷(醸造)できない蔵も多数あること
・需要に応え増産できるような設備を持っているところは規模の大きな蔵で、それ以外の蔵では結果、需要の先食いになっていること
・今年の仕込みの問題(特に放射能によるコメへの影響の懸念等)
・相対的な東北以外の蔵の売り上げ減(例えば灘の酒が関西で東北の酒にはじかれているようです)
このように色々なことを思いますが、それでもやはり、東北の蔵元さんにとっては良いニュースですし、日本全体にとっても前向きなニュースです。
久々に、記事にしてみようと思った、次第です。
東日本大震災:日本酒の人気沸騰 復興支援、被災3県出荷量2~6割増
タイトルどおりの記事なのですが、東日本大震災で大きな被害を受けた福島、宮城、岩手の3県で、「応援消費」の影響なのか、5月の清酒の出荷量が前年より2~6割も増加した、ということです。
具体的な数字も拾っておきましょう。
4月(前年同月比):
福島106・6%
宮城132・7%
岩手121・3%
5月
福島122・2%
宮城164・7%
岩手138・6%
ですから、右肩下がり基調の日本酒業界としては、大変な数字です。
マクロ的には「よかったね!」ですが、業界の人間としては、色々な懸念もあります。
・被災が仕込み時期に重なったこともあり、甚大な被害により出荷(醸造)できない蔵も多数あること
・需要に応え増産できるような設備を持っているところは規模の大きな蔵で、それ以外の蔵では結果、需要の先食いになっていること
・今年の仕込みの問題(特に放射能によるコメへの影響の懸念等)
・相対的な東北以外の蔵の売り上げ減(例えば灘の酒が関西で東北の酒にはじかれているようです)
このように色々なことを思いますが、それでもやはり、東北の蔵元さんにとっては良いニュースですし、日本全体にとっても前向きなニュースです。
久々に、記事にしてみようと思った、次第です。