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お酒の蔵元最少の「うどん県」の逆襲!「うどん」に合う酒、お酒に合う「うどん」。

2014-06-13 11:38:56 | 附属酒類経済研究所
先週(かな?)、お酒の蔵元数日本最少!というネタで記事にした、うどん県「香川県」ですが、記事を見たのか(な訳ない)、こんなニュースが出ていました。


香川県:うどんに合う酒、好評…今春、3社が売り出し

毎日新聞 2014年06月11日 13時47分

 粋といわれる江戸の「そばと酒」文化に対抗して、讃岐うどんの古里、香川県内の酒造会社3社が今春売り出した「うどんに合う酒」が評判だ。讃岐うどんによく用いられるイリコだしの「味の強さ」に芳醇(ほうじゅん)さで対抗したり、酸味を調整して味の調和を図ったりするなど工夫を凝らし、専門家も「よく合うはず」と太鼓判を押す。


「酒造会社3社」というと、7社のうち半分近く?総力結集!というところでしょうか。
ちなみにこちらの3社です↓

 同県の讃岐うどん関連の組合や宿泊・飲食業界が結成し、浜田恵造知事が顧問を務める「うどんに合う酒を考える会」(事務局・高松市)が提案。西野金陵(香川県琴平町)▽綾菊(あやきく)酒造(同県綾川町)▽森國酒造(同県小豆島町)の3社が、県内産の酒米を材料に純米酒をつくった。


おっと、ご懇意先の「森國酒造」さんの名前も。いわゆる旨口のふくらみのあるお酒なので、確かにうどんに合いそう。
記事も結構詳しい、というか、凝っている。

 西野金陵の酒はイリコだしに合うよう酸味を調整。キレがあり、すっきりと飲みやすく仕上げた。綾菊酒造もイリコだしを意識。味の強さに負けないよう、香り高く味に厚みが出る山廃仕込みにした。森國酒造はもともと、うまみのしっかり乗った酒が特徴。うどんを食べた後でも、麹(こうじ)の香りが口の中に残るような酒を完成させた。4月下旬から国の特別名勝「栗林(りつりん)公園」(高松市)内の「栗林庵」などで販売している。


「うどんに合う酒」に対し、「酒に合ううどん」というのもあるらしい。

 一方の「酒に合ううどん」は県産の小麦「さぬきの夢」に県産米「おいでまい」と香川茶の粉末を混ぜ、ツルンとしたのどごしと後味のさわやかさを実現した。
 「栗林庵」によると、「うどんに合う酒」の販売開始とともに「酒に合ううどん」にも注目が集まり、4月下旬~6月上旬の1カ月半で140袋超が売れた。






ちなみに、お酒とうどんの相性、「専門家も「よく合うはず」と太鼓判を押す」というのは↓

 独立行政法人酒類総合研究所の藤田晃子主任研究員の話 清酒に含まれるグルタミン酸などのうまみ成分は、イリコだしのイノシン酸やしょうゆのアミノ酸などのうまみ成分や塩分と合わせることで相乗効果がある。酸味のある酒はうどんを味わうと出てくる甘味と調和するだろうし、それぞれの酒の特徴はうどんと相性が良さそうだ。「酒に合ううどん」のツルツルした食感も、口当たりなめらかな酒とよく合うだろう。


よさげな気がしてきました。

東京で讃岐うどんというと、チェーンの「丸亀製麺」や「はなまるうどん」くらいしか知らないのですが、お酒も出しているのでしょうか。今度トライしてみましょう。



それにしても記事の冒頭、「粋といわれる江戸の「そばと酒」文化に対抗して」というのが少し気になる。

「粋」に対抗して「粋」ではつまらないし「野暮」では対抗できなしい、「エスプリ」とかにするのかなぁ。。。。。


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