牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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100年余を経て完成した英国学士院の「中世ラテン語辞典」。 最後の単語はなんとzythum!

2015-02-16 10:00:00 | 酒の本棚(書評?)
                           
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〆はビール、ですか。


日曜日の新聞は読み物的な記事も多いのですが、毎日新聞はこんな特集。


昨年12月に100年の年月をかけ完成・発刊されたブリティッシュ・アカデミー(英国学士院)の「英国の文典に基づく中世ラテン語辞典」の編集物語です。
(より壮大な「舟を編む」のミニ物語版、です)

ボランティアの協力の下、戦時下でも不況下でも少しずつ、そして文字通り何代にも引き継がれ、それがやっと完成・発刊したというもの。

最後の編集長


出来上がった部分から刊行され、全部で写真にあるような17冊ということですが、途中、薄くなったりしているのはブリティッシュ・アカデミーから編集チームに「何でちんたらやってんだ」というプレッシャーに対し、「(薄くても)発刊することでアピール」したという表れだということですが、それでも続ける、というのに文化的な底力というのを感じます。



この辞典、最初は「a」から始まるのですが、100年余を経て完成した最終巻の最後の単語は「zythum」だということです。

「zythum?って見たことあるかも」と思ったら、これでした。

わかるかな?

wikiではこんな感じ。
(Egyptian) zythos (Greek: ζῦθος, Hebrew: sisni‎ (mnemonic)), Latinised as zythum), is a type of beverage used as both a recreational alcoholic beverage and as a medicine. The word zythos is the Greek version of an Egyptian word for beer.

そう、古代エジプトのビール、です。

この言葉で〆とは、何かいい感じ。

最後の編集長さん、zythumで乾杯!と思ったのでしょうか。。。。



ちなみにこの辞典、ブリティッシュ・アカデミーで売っています。

当研究所でも早速発注しました、、、、、かも。

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