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昨日は銀座ライオンビアホールでの「エア花見」から、「〇○のふりをする」という「エア〇○」、そして「仕草」つながりで落語にもに触れましたが、それを全部兼ね備えた?ものを思い出しました。
落語の「花見酒」です。
有名な噺なのでご存知の方も多いかと思いますが、概ねこんな感じの話。
花見のシーズン、酒を売って儲けようという酒好きの二人。
酒樽を2両(かな)で仕入れて、担いで花見の場所に向かうが、酒の香りに負け、「カネを払って飲むんだから問題ない」と相方に1貫支払い、1杯飲んだ。
美味しそうに酒を呑むのを見た相方は、「俺も」と言って、もらった1貫を相方に支払って1杯やって、その相方が再度「俺ももう1杯」とその1貫を支払って、、、、
と繰り返し交互に払い合って商売物の樽酒を全部飲み尽くしたあげく、残ったのは交互にやり取りされた1貫だけ。
「2両で仕入れたのに1貫しか無いとはおかしいじゃないか」
「1貫出してお前が飲んで、俺が飲んで、またお前が飲んで、俺が飲んで・・・、で売り切れた」
「そりゃ、無駄が無くって良かった」
というオチ。
これ、お金は行ったり来たりするけど実体が無い、という意味や、素人の商売(エア商売)などの教訓?もふまえ、「花見酒の経済」という本が出たりしていました。
なーんか、お花見とお酒って、真面目な経済行動とは相性が悪い?のでしょうか。
そう考えると、昨日も日銀はETF(上場投信)を700億円位買ったようですが、これも首相と総裁の花見酒、という感じもしますね。
(ちなみに、ETFの買い入れ枠は年間6兆円と言われていますが、これって我が国の年間の税収の1割ですよね。これで詰まないとは、藤井六段でも読み切れないのでは)
ウチはリアルな酒屋ですよ! 真面目に売っていきますよ!
(と、昨日と同じ感じで終わる)
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