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現地の20倍の舶来ワイン!! もっとヒドい?のは「BBCプロムス」イン・ジャパン!!

2019-04-05 17:50:24 | 附属酒類経済研究所
                          

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普段はその日に見かけた枕的なネタに始まり、強引にお酒の話に持っていったりしているのですが、今日はお酒の話から入ってみましょう。





懐かしい!と言っては失礼ですが、一世を風靡した大前研一さんがプレジデント・オンラインで書かれていたコラムです。

現地3000円ワインが日本で6万円の不可解
輸入元と飲食店が価格をつり上げた



まあ、タイトル通りの中身なのですが、こんな感じ。

大前さんのお好きなワインのイタリアはトスカーナ地方「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」
現地では2600円くらい、輸送費を乗せても3000円がいいところなのに、日本国内では楽天市場で調べたら1万8000円
これは関税などは関係なく、輸入代理店が価格をつり上げている、というのが怒りの第一弾


そして怒りの第二弾が、このワインを日本の飲食店で頼むと、東京の某ステーキハウスでも、六本木のイタリア料理店でも6万円で、飲食店での価格つり上げもヒドい!ということ。


まあ、確かに20倍ではお怒りももっともですが、日本に来ると高級品になっていまう、のは昔からあることですね。



と、思いつつ、「これは、、、」と感じたのが、先日サントリーホールでのコンサートでもらった、このチラシ。




2019年秋、英国発、世界最大級のクラシック音楽祭がついに日本で初開催!
BBC Proms JAPAN



BBC Proms(プロムス)。NHKでも30年以上前から最終日の様子を放送しているので知ってますよ。
「庶民にも手軽に音楽を!」的なコンサートで(プロムスの名も「プロムナードコンサート」から来ている)、場所もかしこまったシンフォニーホールではなく、武道館みたいなロイヤルアルバートなどでやってます。

大学生の頃テレビで見て、老いも若きも、お金持ちもそうでない人も(むしろそうでない人の方が多い)口ずさみつつクラシックを楽しんでいるのを観て、文化的な厚みに「こりゃ勝てん」と感じた記憶があります。

そんなBBC Proms が日本にやってくるんですね。


いつかはロンドンで、と思っていましたが、参考にチラシを見たらビックリ!です。

例えばFirst Night(第一夜)でS席が15,000円、最も安いB席で9,000円です。
とても庶民的な価格とは言えません。

え!と思って、本家のサイトを見てみたら、確かに高い席はありますが、それでも数十ポンド、安い席などは数ポンド(まあ、1,000円するかしないか)です。

ワインの8倍とか20倍とかではありませんが、これはあんまりです。

よく見ると、大和証券の協賛により1,000円の立見席も用意されるようですが、それにしても全体としては高~い舶来興業、となっています。

こんな高いお金を払った(払える)人々が、ラストナイトに、恒例の「ルール・ブリタニア」や「希望と栄光の国(威風堂々)」、「蛍の光」などを肩を組んで歌うのかと思うと、、、、、鹿鳴館もビックリですね。

あ~あ



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