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かの有名な経済学者のケインズに「美人投票」というたとえ話があります。
ざっくりいうと、株式投資の行動として、自分が一番美人だと思う株に投資するのではなく、みんなが美人だと思うと思われる株に投資する、というものです。
日経夕刊のこのコラムを読んでいて、この「美人投票」を思い出しました。
このコラム、サントリーの伝説のウィスキー・ブレンダーの輿水精一さんが書かれたもの。
輿水さんと言えばイチローばりに味覚をそろえるために昼食は毎日天ぷらうどん、という逸話もあるなど、ウィスキーの神様みたいな人で、このコラムにも色々と含蓄があり、勉強になりました。
その中で、わからないことと、聞きたかったこと(知りたかったこと)がそれぞれ1点ありました。
「わからないこと」
何回かのコラムの中で、和のテイストを出した「膳」のヒットに気をよくして次に出した「座」がイマイチ売れず、その理由は選んだ原酒に瑕があって、それは先輩ブレンダーはわかっていた、とありました。
また、国際的な審査員を務めた経験では、最初の頃は良いと思ったウィスキーが(他の)多数の審査員に評価されなかったけど、経験を積むつれ、他の審査員と同じような評価が出せるようになり、それが受賞やヒットにつながった、いうニュアンスで書かれています。
つまり、これらから想像するに、ウィスキーの世界は
「(プロ中のプロなら評価できる)良い悪いがあって」
「(才能と努力を前提に)ブレンダーは経験しながらそこにたどり着き」
「その良い悪いがヒットするしないにもつながる」
ということのようです。
ただ、さっきのケインズの美人投票じゃあないですけど、あくまでブレンダー視点というか、マーケットを見ていないような気もしますが、どうなのでしょう。
そして、聞きたかったこと
(見逃した回に出ていたのかもしれませんが)
コラムではブレンダーさんの繊細な上にも繊細なバランスを求めてのブレンディングについて語られていますが、その繊細なウィスキーにレモンをギュッと絞って入れちゃうハイボールの大ヒットというのは、ブレンダーさんの存在意義ともかかわるものにも思えます。
上で挙げたこと(最高のブレンダーはみな同じ評価をして、それが売れる)ともバッティングする気もするし。
その意味で、輿水さんが「ハイボール(の大ヒット)」についてのどう思われているか聞きたいですね。
日経新聞さんにリクエストしてみようかなぁ。
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