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ワインの海中貯蔵、こちらの民間の取り組みは「預かり代2,600円」のビジネス目線。

2021-12-18 18:48:01 | 附属酒類経済研究所
                          

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各地、というほどでもありませんが、海中でのワインの貯蔵(熟成)の取り組み、耳にすることも少なくありません。


個人的には、税金とか使っての話題作り(だけ)のものにはちょい批判的なのですが、半年前の三浦市の取り組みは「ですよね」と納得してこちらでも触れました。



で、同じ三浦市のこちらもまた興味深いです。






「小網代湾海底ワイン熟成プロジェクト」事業本格始動!過去最多1,700本を沈下します!
半年間,海底の天然ワインセラーで熟成 三浦半島の新たな魅力発信・観光資源創出へ



同じ三浦市でも、こちらの主体は京急グループの三崎観光株式会社と、民間による取り組み


何が興味深いかというと、「海で熟成させたワイン」を売るのではなく、「海で熟成させる」こと自体を売っている、ということ。

要は、海に沈められるワインは、有償の一般募集により集めているそうで、その数約1,700本。

ちなみに法人、団体、個人問わず参加可能(法人・団体は1ケースから、個人は1本から)で、お値段は引き受け、蜜蠟作業、沈下作業、引き揚げ作業まで込みで1本あたり税込2,600円だということです。
(ちなみに「蜜蝋作業」というのは、ワインの口をハチミツから採った蠟でシールする作業で、蜜蝋も地元小網代のニホンミツバチから採っているそうです)




この価格がコストに見合っているかどうかはよく分かりませんが、自分のワインの物語を買うという意味で払う人は高いとは思わないでしょう。

「税金使って話題作りで終わり」という取り組みとは一味違います。

取り組んでいるのが民間会社なので、こうしたアイディアになるのかな。

フォローしていきたいですね。


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