昨日アップしようとしたら、たまに出現する初期画面に戻る状態で白紙に戻ってしまい、頭にきて寝ました。
早明戦はいつも伯仲しますが、昨日のラグビー早明戦も、試合内容はそれほどではありませんでしたが、スコアと展開は劇的な結果となりました。
まず結果から言うと、もともと帝京が優勝を決めていたところへ持ってきて、一昨日、筑波が帝京を破って1敗で並び同時優勝を決め(今シーズンから勝敗数で順位を決めるように明文化されたそうです)、同じく1敗の明治にも優勝のチャンスが生まれ、4年ぶりに早稲田を破り、14年ぶりの対抗戦優勝という果実を得たことです。重戦車の異名を取り、往時の明治復活への序章となりますか。
展開の方は、前半押されながらも、19対13とリードして折り返しながら、後半開始以降、立て続けに3トライを許し、19対32とリードを許し、終盤に入りました。
残り10分を切り、明治が早稲田陣に押し込んで、実況・解説・観衆とも、何とか一矢を報いるかどうかに注目が集まる展開で、誰も明治の勝利は予想もしていませんでした。ところが、早稲田ゴールライン前での度重なる早稲田のペナルティで、認定トライとなると、状況が変わります。1トライ1ゴールで逆転となるからです。これはワンチャンスで、何があるか分かりません。
それに応えるように、明治がペナルティで相手陣に攻め込んでのラインアウトを得て、俄然盛り上がります。しかし、せっかく得たボールをターンオーバーで奪われるということが2回続いたでしょうか。早稲田は、時間をかけて逃れればいいところです。明治ファンや判官びいきの私も、思わずため息です。
ところが、です。この日、ほとんどターンオーバーなどなかった明治がボールを奪い返すと、早稲田がペナルティを犯してアドバンテージを得る間に、早稲田ゴールに迫ります。最後は、ノックオンと紙一重の、タックルされながら放り投げたボールをフォローのセンターが拾い上げてインゴールに持ち込み、トライしました。センターゴール横ですから、ゴールキックも決まり、同時にノーサイドの劇的な展開となりました。
後半、立て続けに3トライを許すなど、試合内容としてはどうかと思う点も多々ありましたが、明治の復活、優勝はめでたい限りです。もちろん、強豪になりつつある帝京や、筑波の初優勝も結構ですが、魂のタックルのルーツ校慶応や、重戦車明治、展開の早稲田など伝統校が存在感を発揮してこそ、新興校も光ると思います。明治おめでとう!